いかたこすさんが選びぬいた『これまで観たアニメベスト１０』【あにこれβ】

これまで観たアニメベスト１０

　サンキュー(2)

BEST10作成日：2017.09.03

ストーリー、声優、音楽、作画、その全てにおいて超一流のアニメ。サイボーグやＡＩが社会をどう変えうるか、そしてその社会での命の概念とは何かを問うＳＦとしての面白さと、現代の日本が抱える問題を描くポリティカル・アクションとしての面白さを兼ね備えた傑作。

　4.3

記憶を消して何度でも見返したいと思えるアニメ。その伏線回収は圧巻。序盤はやや冗長だが、中盤以降一気に引き込まれる。ある事件を通じて描かれる主人公岡部の成長と、彼を支える牧瀬紅莉栖のいじらしさに多くの人が心打たれるに違いない。

　4.4

アニメを見るきっかけとなった作品。思春期の少年少女の不安定な心情など、人間の心を深く描いている作品である。いわゆるロボットアニメとしての面白さに加えて、複雑な過去をもつ登場人物が関わりあう中で生まれる愛憎入り混じった人間らしい感情を描き出している点も面白い。

　4.1

アムロ・レイとシャア・アズナブルの物語の集大成。ストーリーもさることながら音楽、作画が素晴らしかった。アクシズでのサザビーとνガンダムの決闘はアニメ史に残る素晴らしい戦闘シーンである。善悪の存在しない「戦争」と、それに翻弄された登場人物の思いを描き出した秀作。

　4.1

複雑な人間関係がよく描かれており非常に面白い。ロボットアニメには珍しく高度な頭脳戦が戦闘の主体となっているのも斬新だった。主人公ルルーシュは主人公としての魅力と悪役としての魅力を兼ね備えた稀有な主人公だったといえるだろう。

　4.3

ヒロインごとに入れ替わるＯＰの完成度が非常に高く見事としか言いようがない。ヒロイン全員がとても魅力的であり、全てのヒロインに対してスポットが当たる構成なのも面白い。人気声優たちが織り成す主人公と各登場人物の掛け合いが非常に愉快。

　4.3

大英帝国王立国教騎士団、ヴァチカン＝イスカリオテ機関、ナチス「最後の大隊」など、これ以上ないくらいに中二病要素をつぎ込んだ吸血鬼アニメ。その演出一つ一つが非常にカッコいい。日本を代表するベテラン声優たちの見事な演技も必見。

　4.2

従来のコメディ調な作風ではなく、押井守色の強いシリアスな作品。自衛隊問題や憲法問題についてうまく盛り込まれており、ポリティカル・アクションとしての完成度は非常に高い。特車二課のメンバーの出番が少し少ないのが残念か。

　4.2

学園アニメの最高傑作と言っていい作品。ありがちなハーレムアニメとは異なり、主人公もその他の登場人物達も、本気で誰かに恋しているところに感動した。そして本気で恋している様をえがいているからこそ、報われないヒロイン達の切ない思いも見事に表現されている。

　4.2

オープニングのRed　Fractionがかっこいい。キャラクター全員がとても魅力的に描かれている。ガンアクションも見事だが、ロアナプラという特殊な環境で生きてきたレヴィがロックに抱く複雑な感情など人間ドラマとして見ても面白い。

　4.1

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