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「ゾイド フューザーズ(TVアニメ動画)」

総合得点
59.3
感想・評価
13
棚に入れた
118
ランキング
6176
★★★★☆ 3.3 (13)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.2
キャラ
3.4

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ゾイド フューザーズの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シリーズ中では評価芳しくないけれど、正統派の良作。惜しい点は多いが魅力が上回る

ゾイドシリーズ3作目で全26話。
前作に続き競技バトル系。前作よりもシリアスなのと、ユニゾンという合体要素が特徴。

【良い点】
良くも悪くもおふざけなノリが楽しかった前作と比べ、正統派な作風。
未熟な主人公がポンコツ扱い(実は伝説のゾイド)なライガーゼロと共に戦い成長し絆を深めていく王道。
主人公RDが良くも悪くも子供らしい未熟さあり、幼馴染ヒロインとの姉弟めいた関係や、マスクマンら年配の人格者やライバルとの交流など、成長劇として良かった。
伝説のゾイドはRDライガー自身、初代との関係を思わせるラストも非常に良い。

前作よりも縦軸のストーリー性があり、悪党の邪悪な陰謀に度々晒されながらもチームワークで立ち向かい、終盤ラストは昨日の敵は今日の友でライバルとの共闘で大勝利。
ラスボスの陰謀が加速する終盤はやや詰め込み気味ではあるが王道、今までのゾイドとの絆やキャラたちの想いが結集していく流れが熱い。
RDたちゾイド乗りのゾイドとの絆の力が悪ボスの分かり易い野望打ち砕く。
ライバル・ブレードがもう一人の主人公として機能していたり、マスクマンのドラマなど、各キャラの掘り下げも良い。

ゾイドが人々の生活に息づいている近代都市を舞台にした、ゾイドと人間の絆や関わり方の描写も良かった。
ゾイド治安局の保安官めいたチーフ・ガミーがカッコ良い、俺たちの街、俺たちのゾイドは俺たちが守る信念。
ゴジュラスギガとの絆は主人公以上に熱かった。

日常回はヒロイン・スイートとのラブコメ未満な微笑ましさが良い。
前作や次回作のお転婆系とは一味違う、奥ゆかしい良妻お姉さんなスイートが可愛かった。
エミーとのちょっとした三角ラブコメなど、シリーズで一番ラブコメしていた。

ゾイトバトルはユニゾンという合体によるパワーアップ要素が、賛否はあれど少年漫画やスーパーロボット的な熱さありこれはこれで好き。
キャラの成長やゾイドとの絆が深まる結果としてのユニゾンでピンチ打破は実に王道。
また敵含めてユニゾンを研究したり対策したりと縦軸ストーリーにも活かされていた。

作画はキャラデザがこの時代のアニメとしては少し洗練を感じて好き。スイート可愛い。
ゾイドバトルのCG作画は前作に見劣りはするものの、バトルの見せ場的には申し分ない。
ユニゾンの描写やバリアー展開など、スーパーロボット的な派手な見せ場も多い。

前作主人公演じたの櫻井孝宏氏含め豪華声優陣。

小室哲哉氏作曲の主題歌もカッコイイ。
惑星Ziなのに地球の怒り云々がツッコミ所ではあるが別に気にする程でも。
歌詞はちゃんと主人公に成長しろ的な力強さがあり良曲。「プライドが一番大きな敵になる」

【悪い点】
シリアスは良いが、悪党の陰謀がゾイドバトル以外の盤外の悪意多くて雰囲気がやや陰湿。
前作の悪党もゾイドバトルでは卑怯上等だったがあくまでゾイドバトルに限られていた。
その陰謀劇も散々引っ張った割にはラスボスがテンプレな小物だったり、終盤に詰め込み気味だったりとやや微妙。
このためかスロースターター気味で終盤盛り上がるまでが地味だった。

キャラドラマは良かった一方、マスクマンの正体とか主人公父との関係とか未回収多いのも惜しい。
2クールでは尺不足。前作も2クールだが作風の違いで十分だったが本作は不十分。

キャラの魅力は申し分ないが、ラスボス含めて敵陣営に小物が多かったり、扱いが雑。

バトル作画がシリーズ中では相対的に微妙な方。シリーズファンからの評価が辛い要因。
通常のゾイドバトルがやや大味だったり、良くも悪くも気合と根性での力押しが多かった印象。
最終戦も熱かった一方でシリーズ他作品のラスボス戦に比べるとボスが小物で戦闘も大味な感。

【総合評価】7~6点
ゾイドシリーズ他作品と比較しなければ十分に良作。
コアなゾイドファン目線でなければ酷評されるような駄作ではない。
もし、子供の頃このゾイドだけ見ていたら十分ハマれるくらい良かったと思う。
評価はとても良いにやや惜しい「良い」

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 45
サンキュー:

0

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夢の在処・力と意志の在り方

2004年10月~2005年4月放送のテレビアニメ。全26話。
ゾイドのアニメシリーズ3作目。今回初視聴です。

【あらすじ】
舞台は惑星Ziの東方大陸に位置する近代都市・ブルーシティ。時はZAC2230年。
主人公RD(アールディー)は、父親が遺したライガーゼロを愛機に、バトルチームマッハストームに籍を置き、Ziファイターとしてゾイドバトルへの出場を目指しています。また、RDには伝説のゾイドと出会うという幼い頃からの夢も。
そんな時、Ziユニゾンと呼ばれるゾイドの合体現象が確認され、バトルの常識が覆されていきます。最初はZiユニゾンに抵抗感を抱くRDでしたが…。


Ziユニゾン、ゾイドバトル、何でも屋の仕事、伝説のゾイドなどの様々な要素が入り乱れる、ブルーシティを舞台としてRDの成長を描く冒険譚です。


作画は当時としては標準的ですが、表情や仕草が生き生きしていて可愛らしいシーンもあって好き。
アイキャッチが毎回描き下ろしで見応えがあり、各話の内容に沿っているのも良い。
BGMは独特なので好みが別れるかも?
OPが私はかなり好き。特に最初のRDとライガーゼロの正面カットが格好良いです。


【キャラクター】
キャラクターの描写が安定していて良かったです。ゲストキャラクターの再登場が結構あるのも好み。
{netabare}
一番はやっぱりRDとスイート。幼馴染でお姉さんで危ない時には真っ先にお互いを心配するし、お互い支え合ってるし、見てて和む和むw
マットがまた良いですね。RDの年長者としての側面を大いに引き出してくれましたし、子どもの逞しさを感じられるのも良かったです。
子ども視聴者が見たとき、RDに憧れてもマットに感情移入しても良い作りにしていたのかな。

男性キャラも皆好きなんですけど、女性キャラの強さと格好良さが良いんですよね。特にリーリンの出るシーンは爽快で楽しい。
チャオの失恋回さえ悲壮どころか爽やかに終わるんだから快作です。{/netabare}


【身近な存在の大切さ】
{netabare}
伝説のゾイドについて、個人的には期待通りの結末でした。
ライガーゼロファルコンがRDの意志と誇りに呼応して伝説のゾイドへと姿を変えるのも、人間とゾイドの関係性の上に描いていてとても良かったと思います。

「伝説のゾイドは世界のどこかで自分に乗れる者を待っている。それに応えられるよう、いつでも強く誇り高い男で居ろ」という父の言葉がRDの指標だとわかった時、私はあれ?じゃあライガーゼロどうするんだろう…と思ったんですよね。RDが自分からゾイドを乗り換えるのがどうにも想像できなかったんですよ。
見直してみたら最序盤で映る伝説のゾイドのイメージがライガーゼロファルコンっぽい。だからこの結末は予定通りだったのかな、と思っています。

ライガーゼロはRDが父から受け継いだ相棒で、私は主人公と相棒ゾイドの出会いから始まるシリーズしか今まで見ていなかったのでとても新鮮でした。
RDとライガーゼロの絆ってスラゼロやワイルドとは違って明確に言動に出ることがあまり無いんですけど、「傍に居るのが当たり前すぎて大切さに気付きにくい存在」だったのだと思います。その点はRDにとってスイートも同じかも。

そういうライガーゼロとスイートを大切にした所がこの作品の肝じゃないかなあ…。

16話以降ではブレードとリュックにもそういう描き方がされたように思います。
ブレードがエナジーライガーにライフルだけで挑んだのも、敗北の屈辱からだけではなくバスターフューラーを破壊された悔しさもあったかも知れないし、リュックが姿を消して初めて自分にとって大事な仲間だったと気づいたのだと思う。
後付けな感じは確かにあって気にならないわけではないですが、作品全体で描きたいことは整理されていたと個人的には思っています。{/netabare}


【力と意志の共有】
{netabare}
私がゾイドアニメに感じる魅力って、ゾイドに動物と機械の側面があることなのですよね。
人工的に作られた人をサポートするAIなら他のロボットアニメにもあるし、人間的なAIとの絆を描いた作品は少なくないです。
ですがゾイドは人間とは違う精神構造を持つ「生き物」でもあり、「機械・兵器」でもあるからその力を発揮したいという強さへの欲求も持っているのではないかと思っています。

フューザーズは敵も味方もZユニゾンするのですが、「ユニゾン相手の意志と強さを認め合えるかどうか」が敵味方の描写の分かれ目です。
RDにはファイアーフェニックスと心を通わせ、力を認めてもらう回がある。ブレードも、エヴォフライヤーとディスペロウを打ち負かして初めてガイリュウキとのユニゾンが実現する。
敵はゾイドの意志を考えず兵器としてだけ見る場合が多いのも意図したものだったと思います。

ブルーシティがゾイドバトルの聖地って設定があるのも好きですね。他の街は描かれなかったのでどこまで意図していたかはわからないんですけど、ブルーシティの市民は良くも悪くも主張がはっきりしていて「戦う意志」を常に持っていたように感じました。
アルファ・リヒターは力こそ作り上げたけれども、結局市民と意志を共有できなかったということなのだろうと思います。{/netabare}


【以下気づいた点など】
{netabare}
他の人の感想とか漁ってて色々気付かされたんですが、CG班は様々な挑戦をしています。

バリアの描写がとても多彩で、ガイリュウキのエネルギーシールドとか光る粒子が散って綺麗で良いですよね。エナジーレイライガーの三角錐のシールドも好き。
最終2話のセイスモサウルスの重量感も素晴らしかった。半年間の積み重ねが結実したゾイドだと思います。

スタッフロールとか見てると途中から監督が交代しています。第1話から第15話までは蒔田浩二さん、第16話から最終回まで山口頼房さん。山口さんは前半ではCGディレクターとしてクレジットされていました。
シリーズ構成だったと思われる脚本家さんも途中から担当回が無いので、穿って見てしまうと最初の予定通りには行かなかったのかな?という感じが…。
それが顕著に出たのがサベージハンマーかも。私は変に捻らずスッキリ終わったのは悪くないと思っています。{/netabare}

(2019.8.27)

投稿 : 2019/08/27
閲覧 : 424
サンキュー:

6

ネタバレ

うたわれリアン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今までのゾイドとは違う・・

ユニゾンという新たな設定をつけて、CGも今までとは違う感じになっていたので良かったんですが・・
ブレードライガーとか弱体化していて、凄く!かなり!残念でした。

なんというか、子供向けアニメをさらにレベル下げた感じなので・・ゾイドに拘りがある人は観ないほうがいいかも。

何も気にせず、単純にゾイドが観たい!って人なら平気だと思います!

投稿 : 2011/08/04
閲覧 : 661
サンキュー:

0

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/08/03
閲覧 : 61

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2017/07/23
閲覧 : 171

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2015/06/28
閲覧 : 161

~none さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/10/09
閲覧 : 147

雲隠れサイゾウ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/05/23
閲覧 : 155

林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2011/06/03
閲覧 : 234

QMA@MADLAX さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2011/05/05
閲覧 : 170

まる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2011/03/26
閲覧 : 218

マイキー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

投稿 : 2011/02/10
閲覧 : 194

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ゾイド フューザーズのストーリー・あらすじ

東方大陸に位置する近代都市・ブルーシティ。ゾイドバトルチーム・マッハストームに所属する少年RD(アールディー)は、父親が遺したライガーゼロを愛機に、何でも屋をしながら、Ziファイターとしてゾイドバトルへの出場を目指していた。
そんなある日、エキシビジョンマッチにおいてゾイド同士の合体によりその能力を飛躍的に向上させる「Ziユニゾン(ユニゾン)」の存在が知れ渡り、Ziファイター達は自分のゾイドとユニゾンできるゾイド・Ziパートナーを捜し求めるようになる。
そしてRDのライガーゼロにも、ファイヤーフェニックスとのユニゾン能力が明らかになるのだが…。(TVアニメ動画『ゾイド フューザーズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年秋アニメ
制作会社
東京キッズ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%...
主題歌
≪OP≫2am『enemy of Life』≪ED≫2am『self control 2004』

声優・キャラクター

野島健児、中村千絵、中田譲治、坂口哲夫、勝杏里、水野愛日、間島淳司、湯屋敦子、石野竜三、梁田清之、恒松あゆみ、保村真

スタッフ

掲載:月刊コロコロコミック(小学館)、 監督:蒔田浩二、企画協力:小学館キャラクター事業センター/TOMYZOIDSチーム、スーパーバイザー:田島豊/秋本武英、キャラクターデザイン:渡部圭祐、CGIディレクター:山口頼房、CGIテクニカルディレクター:中一太志、美術監督:吉川洋史、撮影監督:今泉秀樹、色彩設定:阿部みゆき、編集:櫻井崇、音響プロデューサー:南沢道義/西名武、音響監督:明田川仁、音響効果:蔭山満、録音調整:内田直継、録音:廣岡信貴、録音スタジオ音響制作:HALFH・PSTUDIO、キャスティングマネージャー:吉田理保子、音響制作担当:伊藤巧、音楽:小室哲哉、アニメーションプロデューサー:木村健吾、アシスタントプロデューサー:宮澤秀典、CGIプロデューサー:西山宗弘、CGIクリエイティブ:小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント、プロデューサー:東不可止/中沢利洋

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