どらむろ さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:----
ちょいバトル+性転換+お馬鹿ハーレムエロコメに、超豪華声優アニメ
主人公(男)が美少女に変身して他の美少女達とバトル…するのはオマケで、男でも女状態両方でモテまくる、お馬鹿エロコメディー。
ジャンルとしては性転換ラブコメか。
極めてあざといエロ萌えが期待出来る一方、バトルやストーリーはあって無いが如し。
深く考えずに萌えアニメと割り切れるならば、かなり楽しめるかも。
本作最大の目玉は有り得ないレベルの超大物声優を惜しげもなく投入している事。
露骨に声優ネタ繰り出してくるので、声優ファンならば声優アニメという楽しみ方も可。
{netabare}『物語』
物語評価は酷評だが、本作は別にシナリオが重要なタイプではなく、脚本の適当さがアニメとしての評価低下には繋がらないと思う。
主人公・瀬能ナツルが、事情も分からないうちに謎のぬいぐるみ状生物「臓物アニマル」のハラキリトラに「ケンプファーとして戦え」と言われ、なし崩し的に美少女に変身して他のケンプファー(当然美少女)達とのバトルに巻き込まれたり、ハーレムエロコメになっていく。
ケンプファーとは?何故戦うのか?
一応の説明はあった気がするが、詳しい設定やストーリー等あって無きが如きで、とにかくナツルが性転換しながらハーレムエロに巻き込まれるお馬鹿エロコメディーに尽きる。
性転換のタイミングが不随意で、男に戻ったらヤバイ!という場面で戻りそうになる等のハラハラ感も面白い。
ケンプファー少女達にはそれぞれパートナーの臓物アニマルが居て、彼女たちが繰り出す露骨な声優ネタも見所。
そこそこのバトルやったり、終盤は黒幕が陰謀巡らして若干シリアス…かと思いきや、最終的に全然そんな事は無かった。
真面目にストーリー追うと、完全に投げっぱなしの謎ラストだが…
本作は声優ネタとハーレムエロコメを淡々とお楽しみ頂くアニメ、無問題。
『作画』
個人的には、必ずしも好きな作画では無いが、かなり綺麗で可愛い上に、お色気があざとい。
あざとい割には何故か一線を越えたいやらしさを感じ無いのは、良くも悪くも淡泊な面もあるのだろうか。
バトルシーンは、まあまあ。
『声優』
本作最大の目玉。
臓物アニマル達に名だたる大御所が名を連ねている。
ハラキリトラ役に、ドラえもんのしずかちゃん、サザエさんのワカメちゃんで知られる大御所の野村道子さんが!
まさか、何故こんな深夜エロコメにこのような大御所がッ!?
更に夫の内海賢二さんとの夫婦共演という、狂気の沙汰。
他にも他作品なら主役級の豪華声優陣を惜しげも無く臓物アニマルというネタキャラに投入、惜しげも無く露骨な声優ネタの嵐!
当時、唖然としましたw
これは声優ファンなら、これだけで本作視聴する価値は十分あるかと。
『音楽』
うーん、まあまあ作風に合っている主題歌。
EDは個人的にやや好きになれないが、まあお馬鹿エロコメだし、アリかw
『キャラ』
主人公ナツルはこの手のハーレムラブコメでイジられる系、可も無く不可も無し。
幼馴染・生徒会長・メガネっ娘がそれぞれ可愛い。
会長はあざとい。本作で一番輝いていたエロ萌えキャラ。
個人的には沙倉楓が一番可愛かった。
百合なところや、腹黒いところも含めて、かわいいw
臓物アニマル達もユニークだったが、見所は声優ネタだった。
特別魅力を感じるキャラは居ないので、可も無く不可も無し。{/netabare}