もけもけぽー さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

心地よい電波

この作品のタイトルを最初に見たとき、「あーこりゃ自分向きじゃなさそーだな」とスルーしてました。
「電波女」という単語の響きから、意味不明で不快なキャラクターイメージを頭に描いていたので。

ただビジュアル的に好みだったので、録画してパンパンのHDD整理がてらちょっと味見程度に視聴はじめたら、色々意味不明ながら不快な感じは全くありませんでした。

むしろ心地よいくらい。
原因を考えると、女の子たちが可愛かったという身も蓋も無い理由なのです・・・。

最初は「可哀想な子」を見るような痛々しい感覚だったのが、段々と保護欲のようなものがくすぐられていくような心境に変化していきました。保護欲ってことはまあ有り体に言えば萌えなのでしょう。

それらを構成しているのは、ビジュアルの美しさであったり仕草であったりと、完全に見た目重視の評価ではありますが、それだけ美しかったですね。それといわゆる「自称不思議ちゃん」的なあざとさは感じませんでした。

主人公の心境とかストーリー性については特にこれといって印象に残るようなものは無かったのですが、ただ眺めて萌えてるだけで心地良い気分になる作品でした。

色々と謎というか過去に何があったのか解明されていない事や、人間関係の進展具合がキチンとした形で描かれず中途半端なところでブツっと終了してしまってますが、特に不満はありせん。「まーいいんじゃないですか」って感じで。

それでも続きがあったら見てみたいですね。