Ka-ZZ（★） さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態：観終わった
この作品を通して気付いたこと･･･
この作品は、発表された時から気になっていました。
なぜなら、監督がARIAやたまゆらを手掛けられた佐藤順一さんだったからです。
ARIAといえばORIGINATION･･･私の中で唯一5.0の満点を叩き出したこの作品を視聴したのはもう2年以上前になりますが、色々な感動シーン･･･特に中盤から終盤にかけての盛り上がりは今でもしっかり脳裏に焼き付いています･･･というか、思い出しただけで涙腺が熱くなってしまいます(//∇//)
そんな物凄い作品を手掛けられたサトジュンの作品･･･気にならないわけがありません^^
並々ならぬ期待を持って視聴に臨みました。
物語は10年前、東京に突如として現れた無明領域･･･その領域内では全ての物質が黒い結晶になってしまう現象が発生する場所で、その領域は少しずつですが拡大を続けています。
それに加え、その領域から生み出される異形のモノタチである「イマシメ」は領域の外でも活動するようになり、人間の生活を脅かす存在となっていました。
この事態に対応するため、無明領域の調査チームが結成されます。
そして、イマシメに対抗するマヴェスのパイロットとして主人公を含む8人の候補生が選ばれ･･･物語が動いていきます。
完走しました･･･物語としては、暗闇より暗い「無明」を取り扱っているからか、全体的に重めの欝展開的作品でした･･･
8人のパイロット候補生に降りかかる様々な出来事の殆どは辛いモノばかり･･･
8人はそれぞれ繋がりを求めているのですが、これだけの人が集まると、どうしてもすれ違いが生じてしまい、気持ちばかりが空回り･･･
その一方で黒の結晶化現象は留まる事を知らりません。
この黒の結晶化･･･頑張ろうとする心を根元からズタズタに切り裂くには十分過ぎる現象なんですよね･･･^^;
彼らの救われる展開って、ちゃんと用意されているんだよね･･･?
このままの展開で物語が終わってしまったら悲しすぎるよ･･･
途中からは、こんな気持ちで視聴を続けていました^^;
そして物語の結末･･･これは是非本編でご確認頂きたいと思います^^
私はこの作品を通して気付いたことが2つありました。
1つ目は、手持ちのカードに最強のカードがあるのですが、そのカードを使うことで大きな災いをもたらす可能性があるなら、そのカードは決して使ってはいけないという事です。
ごく当たり前のことだと思います。ですが、苦しい境地に追い詰められて、なりふりなんか構っていられない場合もあるかと思います。
それでも後悔するカードを使わずにいられる強い気持ちが欲しいところです^^;
もう一つはある意味究極の愛のカタチです。
好きな人の力になりたい･･･
こういう時って、傍で支えてあげたいって思いますよね^^
でも、それが叶わない時･･･許されない時･･･
それでも力になりたい、と思う気持ちは届けられないの･･･?
そんなことはありません･･･この作品では行き場を失うことなく向けられた気持ち･･･
そしてその先を見ることができます。
オープニングテーマは、May'nさんの「Re:REMEMBER」と坂本真綾さんの「レプリカ」
エンディングテーマは、la la larksさんの「ego-izm」とナノさんの「SABLE」
どれも格好良い曲ですが、個人的にはエンディングの方が印象に残っています。
特にナノさんの「SABLE」はめちゃめちゃ格好良いですが･･･歌詞が全部英語なんですよね^^;
カラオケで歌ってみたいけれど･･･きっと無理だろうなぁ^^;
2クール24話の作品です。この作品に対する賛否は色々あると思いますが、私は視聴して良かったと思えた作品でした^^
