「伝説の勇者の伝説(TVアニメ動画)」

総合得点
85.6
感想・評価
3792
棚に入れた
20409
ランキング
231
★★★★☆ 3.8 (3792)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.9

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ネタバレ

Eila✝ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主人公たちの情報

ライナ・リュート
声 - うえだゆうじ / 福山潤(幼少期 - 大浦冬華)
本作の主人公。魔眼、複写眼(アルファ・スティグマ)の保持者。黒髪黒目、長身痩躯、猫背。本当の名前はフェルナ・リュートルーだが、複写眼の呪いから解放するため父リューラが「寂しがりの悪魔(ライナ・エリス・リード)」の片割れである「すべての式を解く者」を入れた為、「ライナ」になった。
常に気だるげでやる気がなく寝ることばかり考えているが、体術、魔法共に常人離れしたレベルで特に魔法に関してはずば抜けた技術を持っている。陰成師だった13歳の頃、当時「ローランド最高の魔術師」と呼ばれていたクヲント・クオを倒し、以降「ローランド最高の魔術師」と呼ばれるようになり軍の陰に属する者達から恐れられていた。魔法に関する才能は複写眼保持者であることだけではなく、それを抜きにした魔法に対する天才的な理解力と感性による所が大きい。その能力に比べれば複写眼などおまけに過ぎないというのが師であったジェルメの評価。その他にも古文、古語や暗号の解読も得意としている。通常複写眼保持者は一度暴走すると正気に戻れないがライナは暴走しても尚正気に戻ることができ、そのため陰成師時代に度重なる命令違反、命令放棄にもかかわらず珍しい実験体として生かされていた。また、普通の複写眼保持者は暴走しても魔法騎士が数人いれば殺せるのに対し、ライナの場合は50人がかりでも全く歯が立たない。昔は今のように昼寝の事ばかりを考えてはいなかったのだが、ジェルメによって睡眠皆無の地獄の特訓を課されたために暇を見つけては寝るようになってしまった。
シオンの命令でフェリスと勇者の遺物の探索を行っていたが、旅を続ける内にそれを取り巻く闇を追っていく。基本的に誰にでも優しく接する好青年であるが、魔眼保持者を化け物扱いする人間に対しては怒りを露わにしており、特に幼い子供まで虫けらの様に虐殺しているレファル、オルラ兄弟らガスタークをひどく嫌っている。
生まれはリュートルー家の貴族だが「女神」との契約により幼い頃の記憶、名前、人格は失われており、両親の名前は認識できなくなっている。
遺物探索の旅からローランドに帰還し一年が経過した頃、シオンが遺物らしき何かに蝕まれていることに気付き、彼を救うべく真実を求めフェリスと共にローランドを出国する事を決意する。
ローランドを脱出した後、トアレを救うためにネルファに向かい、そこでヴォイスとともに現れた「未臓の女神」との邂逅で契約によって失われていた名前と記憶を取り戻した。以後はヴォイス率いる反ローランド連合の王に祭り上げられる。ガスタークとゲイルフィックラントとの戦乱の最中、リル・オルラによって複写眼と右腕を奪われ死に瀕するが、その最中に自分の中にいる「寂しがりの悪魔」の片割れである「寂しがり(ライナ)」と会合し、「すべての式を解く者」として覚醒した。
覚醒後、復活した瞳は従来の五芒星が浮かび上がる複写眼では無く、七色に明滅する涙の形が浮かび上がり、魔法だけでなく人間や物質、果ては「忘却欠片(ルール・フラグメ)」の構成まで見えるようになり、それら全ての式を解いて存在ごと解除する、グロウヴィルに匹敵する強大な魔力を行使できるようになり、またシオンと同様、「女神」の住む異界に意識を移動できるようになった。
ゲイルフィックラントとガスタークの戦争の終盤、実体化した「α(アルファ)」とグロウヴィルから仲間を守るため、「すべての式を解く者」としての力を用いてゲイルフィックラント王を含めた多数の人間を消滅させたが、後に再会した父リューラに、力を行使するとその度に、自身の大切に思っている人間の命を奪ってしまう事、そして母イルナが最初の犠牲者となった事を知らされた。なお、この時リューラによって彼の右腕を移植された。
覚醒直後から10日近く意識を失っていたが、この間にヴォイスによって噂が流され、本人が知らない間に、ゲイルフィックラントの領土の一部を奪ってスフェルイエット民国を建国、「悪魔王」を名乗って同国の王に即位すると共に100万もの人間を皆殺しにした力を武器に各国に「忘却欠片」の使用禁止条約を押し付けている、という人物になってしまった。
ヴォイスの招きでスフェルイエット民国に到着した直後、リューラにかけられていた「すべての式を解く者」の目を曇らせる呪いが発動し、レムルス・レムルド・アークエドの幻術に侵され、拉致されてしまう。
フェリス・エリス
声 - 久川綾 / 高垣彩陽
ライナの相棒。金髪碧眼で女神と見まごう美貌を持つ。
剣の一族と呼ばれるエリス家の長女で長剣を武器とする。尋常ではない強さの持ち主であり目に見えないほどのスピードで繰り出される剣は時に魔法でさえ切り裂く。その強さはエリス家の異常な戦闘訓練の賜物であるが近親相姦による遺伝的な資質も大きい。兄弟には現エリス家当主の兄ルシルと無邪気な妹イリスがおり、両親はフェリスが14歳の時ルシルに殺害された。幼い頃からの拷問に近い訓練のせいで当初は表情に乏しかったが、ライナと旅を続ける内に少しずつ感情を表すようになった。
だんごが大好物でありシオンからのかなりの金額の仕送りをすべてだんごにつぎ込んでおり、ライナは生活費を稼ぐためにバイトさせられていた。反面、幽霊が大嫌い。また度々自分の美貌を自慢しているが、突っ込んでもらえないと赤面する。唐突に身も蓋も無い話を始めてライナたちを呆れさせているが、無視されると怒る。
勇者の遺物の探索からローランドに帰還し一年が経過した後、シオンによって拘束されたライナを救出し共に国を出る事を決める。その後はライナと共に反ローランド連合と行動を共にするが、ライナたちとスフェルイエット民国に入った直後、彼がレムルス・レムルド・アークエドに連れ去られるところを目の当たりにし、ライナ救出のため、キファと共にローランドのシオンの元へ向かう。
ミルク、キファと同じ本作の三大ヒロインの一人で、3人の中では一番ライナに近しい。普段はライナを苛めて楽しんでいるが本心では無自覚ながら彼に恋愛感情を抱いており、リューラに「ライナのことが好きなのか?」と聞かれた時は赤面して絶句し(もっともこのときはリューラに感情を増幅させる魔法をかけられていた)、彼に死んだと聞かされた時や、ライナがリルによって複写眼を奪われ、死に瀕した時には涙を流した。突然おかしくなったシオンが「ライナを殺した」と告げた時もそれを信じず、必死にライナを探し回り、見つけたときには感極まって泣きながら彼に抱きついていた。さらに、ガスタークとゲイルフィックラントとの戦争にライナが参加しようとした際は、危険だから逃げるよう諭すライナに対し、「側にいる」と頑として譲らなかった。また、ライナに積極的に好意を寄せるキファとは微妙な関係になり、ヤキモチを焼くことも。そのせいかキファのことを名前で呼ぶことはほとんど無い。
そのライナに対する好意とルシルの血縁であることをリューラに見込まれ、剣に「神喰い」の力を宿されている。これはライナの中の「悪魔」だけを切り裂く力だが、それを使えばフェリスの命が失われる。フェリスはリューラにライナが助けを求めた時その力を使ってほしいと頼まれ、それを承諾している。
シオン・アスタール
声 - 平川大輔 / 小野大輔(幼少期 - 小橋知子)
ローランド帝国国王。長い銀髪、金色の瞳。前王の妾の子。
身分の低い女の息子という理由で兄弟から差別され、王立特殊学院に入学させられるがそこでライナ、キファらと出会う。戦争の際ライナがエスタブール魔法騎士団を暴走によって壊滅させた事を自分の戦果とし昇進。その後クラウ、カルネらと革命を起こし王位に就いた。
王となってからはエスタブールとの戦争後投獄されていたライナを牢から解放し、フェリスと巡り合わせ勇者の遺物探索の旅を命じた。
表面上は完璧な王を演じている。悪政を布く貴族を次々と粛清し巷では英雄王と呼ばれているが、自分の行動の結果、人が不幸になることに苦悩している。
常は呆れるほど質素な執務室で書類の山に埋もれて不眠不休で仕事をこなし続け、側近が食事・睡眠・休養を勧めても生返事だけで更に働き続ける重度の仕事中毒。そんなシオンにとってライナ、フェリスに無理難題を吹っ掛けたり、つまらない嫌がらせをして楽しむひと時が心癒される僅かな時間であり、彼らのことをとても大切に思っている。
しかし王として、複写眼を持つライナを野放しにはできないために、ミルクを隊長に据えた忌破り追撃隊を差し向け、裏ではルークにライナ反抗時の抹殺を命じている。またミルクを隊長に任じたのにも、ライナをローランドに繋ぎ止める人質としていたような面もあり、純粋にライナを親友として大切に思う心と、非情にならなければいけないことの間で板ばさみになっている。
ライナの出生、そしてライナ自身も知らないライナに秘められたものを知っており、それをライナに話さないまま「ライナを救うため」ライナを自身の手で殺そうとしたが結局殺せずに投獄をした。
「狂った勇者」との契約による聖呪によって体を徐々に蝕まれつつある。だがその器の大きさゆえか、身に宿した狂った勇者の欠片を食い潰しつつある。また、理想と現実との間に板挟みになり、人格が分裂する時期もあった。
現在は日々送られてくる「女神」の刺客と戦いを繰り広げながら、彼女たちの住む世界に到達するため他国への侵略を開始。大虐殺の末に同盟国であったネルファ皇国とルーナ帝国を含めた南大陸すべての国を滅ぼし、メノリス大陸南部を統一するが、同盟を結んでいたレムルス帝国の裏切りに合い、領土の一部とカルネを奪われた上、レムルス・レムルド・アークエドによってルシルも呪いを受けてしまう。領土奪還と中央大陸侵出の為にレムルス帝国との抗争を開始。またカルネの捜索、救出にミルク(の身体を乗っ取った「円命の女神」)らを差し向ける。その最中、ライナ(正確には彼を利用したヴォイス)が「悪魔王」を名乗り、スフェルイエット民国を建国した事、さらにフェリスとキファから、そのライナがレルムスに拉致された事を知らされる。

投稿 : 2012/01/22
閲覧 : 315
サンキュー:

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