「花物語(TVアニメ動画)」

総合得点
81.5
感想・評価
1682
棚に入れた
11004
ランキング
402
★★★★☆ 3.9 (1682)
物語
3.8
作画
4.0
声優
4.0
音楽
3.7
キャラ
4.0

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ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悪魔の左手を持つ少女と”悪魔様”の物語。二人が過ごしたのは青春のひととき。

副題は”するがデビル”。

主役は左手に悪魔を宿している変態百合少女・神原駿河(かんばる するが)。

副題から想像できるように、駿河と悪魔のお話です。

時系列では<物語シリーズ>セカンドシーズンのその後となります。

物語シリーズは種類がたくさんありますが、

少なくとも化物語(1期)を観てから視聴することをおすすめします。

全5話。


● ストーリー
駿河の左手に宿るのは、悪魔の左手。

ある日どんな悩み事も解決してくれるという”悪魔様”の噂を聞いた駿河は、

それが自分のことなのではないかと思い、”悪魔様”との接触をはかる。

そして出会ったのは、バスケットボールをしていた頃の宿敵、
沼地蝋花(ぬまち ろうか)であった。


原作「花物語」は既読なのですが、
原作はよくわからなくて退屈な印象だったんですよね^^;

映像になるとストーリーがつかみやすくなるだろうから、
印象がどう変わるか楽しみにしていました。

相変わらず語りが多い。序盤はほぼ動きなし。

いかに観ている人に飽きさせず会話を聞かせ続けられるか、には
頭を抱えたことでしょう。

花物語は背景のカットも細かく変わり、
こちらが飽きないように工夫されていたけれど、

まるでドラマCDを聴いているような、ながーいセリフにはついうとうと…(笑)

物語は全体的に淡々と進んでいたけれども、
山場の盛り上がり方はよかったなあ。

駿河と沼地の最後の1on1にはじーんとくるものがありました。

キャラに反してすっきりとした、爽やかな終わり方でした。


● キャラクター
神原駿河と沼地蝋花。

この2人がメインキャラクター。そして、延々と語り合いが続きます(笑)

しかし、駿河役の沢城みゆきさんと沼地役の阿澄佳奈さんがもうお見事で。

お2人だからこそ、長いセリフも
どこか心地よく聴き続けることができました。


駿河の変態百合っぽさは控えめで、悩める女子高生だったし、

沼地も闇を抱える暗い少女だしで、

今回はキャラクターが暗い印象でした。

でもそれは悪い印象ではなく、こういう青春の形もいいなあと
思わせてくれるものでした。


阿良々木くんはほぼ登場しませんが、

ちょっとの登場だけでも彼の魅力を味わうには十分でした。

しかし髪の毛伸ばしすぎだ。似合ってなかったよ…。

駿河とのメールのやりとりはさすがでしたww

「僕も混ぜて!」
↑この6文字で彼の魅力が最大限に伝わるのだから最強だわwww


● 音楽
音楽担当が神前さんじゃなくなっている…!
というのが個人的にとてもショックです(泣)


【 主題歌「花痕 -Shirushi-」/河野マリナ 】

公式発表ではEDとされていますが、実際にはOPで流れていました。

確かにOPより、EDとして聴きたかった。

そしたらもっと好きになってたかも。

物語シリーズはいつも主役キャラの歌で始まるのを楽しみにしているのに、

「今回は違うのか…。」と初めからショックが大きかったです。泣

曲としては好きなんだけどなあ。


【 OP「the last day of my adolescence」/神原駿河(沢城みゆき) 】

こちらも正式発表ではOPとされていますが、実際にはEDで流れました。

アニメーションとしてはEDが最適でした。百合展開ww

もしも二人が…というIfストーリーは観ていて微笑ましくもあり、
悲しくもありました。

ただ、曲としてはOPで聴きたかったな。


● まとめ
これで物語シリーズ・セカンドシーズンのアニメ化がすべて終わりました。

次からはファイナルシーズンへと進みます。

年末にいよいよ「憑物語」放送ですね!

ファイナルシーズンは原作未読なので、純粋に楽しみです^^

投稿 : 2014/12/27
閲覧 : 357
サンキュー:

35

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