天啓 さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

愛は地球を救う

リアルタイム放送時　実は１話１５分で一旦切った作品
海の中に住む中学生たちの日常系の話と思ったんだよ
ポニョみたいな話かなと・・・
ちょっと大人じゃ無理なんじゃないかとね

評価が凄く高かったので正月休みを利用して一気見

やられました、一話で勝手な判断で切った自分を殴ってやりたいくらい
心に沁みる素晴らしい作品でした。

海と陸の確執と和解
信仰と生活
好きになることの大事さ
家族愛だったりと、テーマも満載
様々な愛の形を見せられました。

物語は海村の中学生４人（ヒカリ、マナカ、チサキ、カナメ）
と陸の中学生（ツムグ）との出会いから動き始めます。

基本その5人が中心で話が進みますが
その他のサブキャラ？の話も合わせて進んでいきます
一つの作品の中に複数のストーリーがあり、相互に絡んでゆく感じですね

ひとつは5人の恋愛模様
それとヒカリの姉と義理の娘ミウナ（後半の主人公）との関係
海の人々と陸の人々の関係
そして海神信仰
最後は愛の力で神様までも説得しちゃうってお話
まさしく愛は地球を救うです！

前半5人の恋愛模様はお互い探り合いでちょっとカオス
でも後半に入るとそれぞれの立ち位置がはっきりして来て
それぞれの愛が収まるところに収まってハッピーエンド
でもね、ミウナだけは、ちょっと可哀そうだったな
まあ、彼女の事好きなモブ君の愛を受け止めたという理解でいいのかな？
ここだけちょっと不満。ミウナも幸せにしてやってくれ！

前半の見どころは、ヒカリの姉が陸の男（バツイチ）に恋をし
嫁に行こうとするが、バツイチの一人娘（ミウナ）に反対されて
でもミウナの本心は・・・{netabare}大好きだった母親を失った時の悲しみを再び味わうのが嫌という理由だった（つまり、アカリも大好きだった）
そして、主人公達のバックアップもあり、ミウナがアカリを新しい母と認め
お母さんと呼ぶところでした。{/netabare}

とっても感動的な良いシーンでした。

一番印象に残った台詞
好きになることが無くなれば、辛くないのに・・・
誰かを好きになることは大切なこと・・・・

ほんと心に染みた素晴らしい作品でした。