ふぁれのぷしす さんの感想・評価

4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

視聴難易度は高めですが、夢や情熱と現実のギャップを描いた傑作

本作はアニメ制作会社とアニメ業界のヒューマンドラマなのもあり視聴難易度が高めです。

作中にアニメを制作する上で使われる専門用語が多々出てきます、
その意味が分からない、分からないならネットなりで調べる必要性があります、
そういう手間が面倒な人には向きません。
アニメに詳しい人ならそんなの当然知ってるわ、かと思いますが、そうでは無い人もいるので。
そして、ストーリーがいわゆるグランドホテル方式な群像劇なので
多数な登場人物が出てきそれぞれ思惑があります、さらに進むにつれ能力や考えが変わり、成長します
それを把握しないと面白みが見出せないかもしれません。



この作品を一言で表すと｢希望｣だと思います。
○○をやりたいという夢や情熱、そしてそこに立ちはだかる今の実力と現実とのギャップ、
それに直面した時、人はどう折り合いをつけるのか、それが本当に正しいのか？
自分が進むべき道はどれなのか？、色々と考えさせられる作品でした。

アニメだから当然フィクションで願望も盛られてるとは思いますが
多くの人の情熱と想いが詰まった、人の心を明るく照らす希望に満ちた作品で
こういう作品に出逢えるから、私達はまた次なるアニメを観たくなるんだなと。
私がP.A.WORKS好きなのを抜きにしても、紛うことなき傑作だと言えます。


抽象的なレビューですが、各々が視聴し感じ自分で考えて欲しいので、あえてそうしました。

先人達が経験してきたであろう数々の至言が重くて深い。