「ラブライブ! School idol project(第2期)(TVアニメ動画)」

総合得点
84.9
感想・評価
1967
棚に入れた
9495
ランキング
258
★★★★☆ 4.0 (1967)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.9
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

OZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

話題に事欠かない2・5次元的アニメ

1期はあまり楽しめなかったのだが
2期から面白くなるとオススメして頂いたので
期待値を低めに観てみる事にした2014春アニメ

■話題に事欠かない2・5次元的アニメ■
廃校を免れる為にスクールアイドルとなって
全国から選りすぐりのアイドル達が集う
スクールアイドルの大会「ラブライブ」で優勝を目指す為
日々活動する少女達を描いた第2期。

前作は大よそ作品内における世界観を
まず視聴者に浸透させていく構成であったが
今作は個々のメインキャラクター達にスポットを当て
よりμ'sメンバーに感情移入し易くなっているのが特徴だ。

相変わらずツッコミ所が引っ掛かる展開であるけれど
目標に向けて突き進む王道のシナリオはシンプルで分かり易く
ストーリーよりも第一に"キャラクターを引き立てている"。

μ'sメンバーが9人も揃っているのだから
お気に入りのキャラクターが誰か一人は見つかるだろう。
もし一人でも居たのならしめたもの。
後はそのキャクラクターをひたすら眺めていれば
それだけで最後まで楽しめるのである。

ちなみに1期の感想でも書いたが
今作もお気に入りは矢澤 にこだ。

また次々と楽曲がリリースされ
東京都にある神田明神とコラボしたり等
常に話題に事欠かないのがファンを惹きつけて止まない。

作品そのものの魅力もあるがアニメ内だけに留まらず
現実世界において外部からも話のネタを提供するのが
非常に巧みな2・5次元的アニメである。

■あとがき■
ツッコミ所は今作品でも健在でしたが
世界観が理解出来た上で観れた分
全体を通して1期より楽しめる全13話でした。

正直 前作は人物の背景が弱く
言わば各キャラクターが持つヴィジュアル面での可愛さだけで
勝負していた感が強く残る印象だったけれど
今作は全員でないにしろ
個々のμ'sメンバーにスポットを当てたエピソードを組み込み
その弱点をカバー出来ていた様に感じられましたね。

そして今作のハイライトと言えば
やはり第9話「心のメロディ」でしょうか。
流れる「Snow halation」も印象的ですが
ライブシーンそのものが作り込まれており
μ's最大のパフォーマンスでした。

2期はこの第9話の為に存在していたとすら
感じられる展開でありましたね。

とはいえ やはりキャラクターメインの作風なので
キャラクターの魅力は表れていましたが
シナリオに関しては"核"となるラブライブそのものがぞんざいに扱われ
どの様に影響を与える大会なのかを描ききれていなかった気がします。

加えて劇場版へ向けた含みを持たせる締め方は
彼女達の活躍がもうちょっと見られる嬉々とした気持ちを抱く反面
「まだまだ売れるコンテンツだから」と大人の事情が見え隠れし
強引に引き延ばされている様で少々スッキリしないものでした。

3年生の"卒業"を題材に展開していた今作なので
ラストはしっかり音ノ木坂学院の門を跨ぎ
新しい一歩へと踏み出して欲しかったかな。

劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』にて
どの様な結末を迎えるのか気になるところです。

満足度 ★★★★★☆☆☆☆☆ (5)

投稿 : 2015/09/17
閲覧 : 442
サンキュー:

40

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