Ka-ZZ（★） さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

「ホント見て良かった･･･」 心からそう思える作品でした

この作品はタイトルからも察する事ができますが「のんのんびより」の続編に相当する作品です。
この作品をしっかりと味わい尽くすためのも1期からの視聴をお薦めします。

きっと大勢の方がこの作品の放送を心待ちにされていたと思います。
私もその大勢の中の一人で･･･振り返ってみると知らず知らずのうちに視聴のハードルを相当上げてしまう程楽しみでした。

満を持しての第1話の視聴･･･目に飛び込んで来たのは、青い空と白い雲･･･新と深が入り乱れる緑･･･そして繊細で緻密に描かれた作画の数々･･･
「あぁ、やっぱりこの作品･･･大好きだったんだな」
と改めて思い直さずにはいられませんでした。

でも、1話でれんちょんのランドセル･･･σ(^_^;)?
あれ、時系列はどうなっているのかな('_'?)
と一瞬分からなくなりましたが、タイトルをもう一度見て納得しました。
今期の作品の位置付けは「りぴーと」なんですよね^^
従って、物語の時系列は1期と同じですが視点が異なるので、重複感はありません。
むしろ、「１期で放送をされた裏で、こんな楽しいことしてたの？」と思えた位です^^

時間は過ぎるモノで、その流れに身を任せるしか私達には術はなくて･･･行き着く先で突き付けられるのは、きっといつまでも皆んなが一緒に居られない現実･･･
でもこの作品にその仕打ちは、あまりにも酷しすぎです･･･
同じ時間軸を違った角度から見る･･･その時限りのかけがえの無い一瞬の表現の仕方としては面白いと思いますし、本作品にピッタリの手法だと思いました。

こうして物語が始まる訳ですが･･･
1話のオープニングで完全にノックアウトされてしまいました(//∇//)

大好きな「こまちゃん」で話しかける「ほたるん」･･･自然な笑顔が等身大の彼女をうまく表現しています･･･そして、その「ほたるん」を優しく受け止める「こまちゃん」はやっぱりお姉さんです^^
そして天真爛漫さと純真さを併せ持つ「なっつん」の笑顔は眩しくて･･･
「はっ･･･あれなんなのん？」という感じで上を指差す「れんちょん」の3角形のお口がキュート過ぎ･･･^^
オープニングの出だしだけで、もう胸がキュンキュンです(//∇//)

でも、私にとってオープニングの爆弾はそれだけではありませんでした･･･
向日葵の黄色が鮮やかな径･･･紅葉の森の中･･･雪積もる山の中･･･新たな生命が芽吹く春の丘･･･
四季折々の景色に彩られた場所を4人は横一列に並んで行進するんです^^
きっと決まった道はなく、誰がどこをどう歩いても問題ない場所なんだと思います。
だから横一列で行進なんてする必要も無いのに･･･自然とそうなるのは積み重ねた時間の分だけ繋がっているから･･･
「あぁ、この4人･･･やっぱり良いなぁ」としみじみ思ったら･･･何故か目頭が熱くなってしまいました(//∇//)

いつもの仲良し4人組とのどかな田舎の風景･･･この作品からは「変わらないことの良さ」を教えて貰っているような気がします。

物語は、1期同様1話完結型で進んでいくのですが･･･1期より作画は綺麗で、内容もより笑えたように思います。
特に「こまちゃん」が最高でした^^ 彼女の身で起こる様々な出来事とその時の彼女の反応に何度笑わせて貰った事か･･･^^
反応･･･という視点で見ると「駄菓子屋」も相当レベルが高かったと思います。
れんちょんが駄菓子屋さんに懐く理由が分かる気がします。
それと、人を弄る事に天性の才能を持つ「なっつん」も･･･最近CVの佐倉さんが気になる存在であるからか、彼女の弄り方は私にとってストライクでした^^
結局･･･皆んな良いキャラなんですよね〜^^;

オープニングテーマ は、nano.RIPEさんの「こだまことだま」
エンディングテーマは、宮内れんげ、一条蛍、越谷夏海、越谷小鞠の「おかえり」
どちらも素晴らし過ぎです。オープニングは言うに及ばず･･･エンディングは胸にジーンとくる曲です。。

1クール12話の作品でした。間違いなく今期BEST10の上位に入る作品だったと思います。
それだけじゃなく「お気に入りの棚」行きを悩む作品になりそうです。
続編があるなら絶対に視聴します^^