たか さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
魂がざわついた
魂が揺さぶられた、と言ってはやや大げさか。少なくとも十分に魂がざわついたアニメだった。
「魔法少女まどか☆マギカ」は2011年に放送された アニメで、当時は一大ブームとなったそうだ。昨年末に全12話が一挙放送された。
キャラクターは萌え系、筋書きはハード。ヒロインもののようだが、刻まれる記憶は凄惨。少女たちの覚悟と宿命、少しずつ明かされる事実、想像の外を行く展開が目を背けさせない。
平成版『デビルマン』だ。僕はそう思った 。 デビルマンは永井豪の漫画で、最高傑作のひとつ。 人間に味方する悪魔デビルマンが、人間から地球を奪い返そうとする悪魔と戦う。結末で人類が滅亡し、救いのない話ではあるが、名作の呼び声は今も高い。哲学、倫理、宗教的な含蓄もあり、ストーリーと絵が圧倒的な説得力で魂に訴えかけてくる。
魔法少女まどか☆マギカは、第三話から急展開が押し寄せるが、最後は少しホッとした。しっかりと暖かい終わり方だった。