「劇場版 マクロスF[フロンティア] 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜(アニメ映画)」

総合得点
75.5
感想・評価
764
棚に入れた
4443
ランキング
785
★★★★★ 4.1 (764)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.5
キャラ
4.1

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ネタバレ

カンタダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

比翼連理

サブタイトル通りの恋離飛翼、もとい比翼連理で物語は完結。演出もよく出来ていて楽しませてくれた。

TV版での反省を活かしていた劇場版前編の続いて、後編も物語の焦点は主人公と二人のヒロインにしっかりと当てられ、他を多少犠牲にしてでも、それを最大限前に押し出す制作側の姿勢はファンの期待に答えるものだろう。

ミシェルやクランなどの描写が少ないことに不満が残るファンもあろうが、個人的には些事に部類するものだ。制作側もそのことは心得ているようで、余計なものは大胆に切り捨てていて、思い切りが良いのも好印象だった。

さて、物語について少々述べたい。比翼の鳥は中国の故事に由来する空想上の鳥のことだが、一羽一翼で鳥一羽だけでは飛ぶことができず、飛ぼうとすればつがいになって飛ばねばならない。

とうぜん一羽が死ねば、遺されたもう一羽は飛ぶことができない。飛ぶことのできないことは鳥にとって死を意味する。
{netabare}この作品に引きつけて言うならば、アルトが消えれば、選ばれた、つがいであるもう一羽も飛べなくなるのである。

つまり、アルトに選ばれたシェリルは飛ぶことを許されなくなるのである。これが本作品の恋離飛翼の意味するところだ。従って(幸いにも?)選ばれなかったランカはアルトが去った後も健在でいられたのである。{/netabare}

強い紐帯を持ったつがいの鳥は、運命をも共にし、大空へ飛び去ったのだろう。

ところで最後辺りにマクロスプラスのイサムがいたような気がする。いたとすれば彼は44歳か。

投稿 : 2017/03/26
閲覧 : 231
サンキュー:

3

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