「セントールの悩み(TVアニメ動画)」

総合得点
66.8
感想・評価
247
棚に入れた
968
ランキング
2635
★★★★☆ 3.3 (247)
物語
3.3
作画
3.3
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一般にはウケないカモしれないし、好感も持てないカモしれないし、面白くも無いカモしれません・・・・・が、

何気ない毎日が~風のように過ぎてゆく~・・・・
現代の日本(らしい)トコロ。女子高生・君原姫乃とクラスメートたちの普通に過ごしてる毎日と、普通にに生活している「平和」な日常アニメ。(チョット百合成分有り)

ただ、この世界の「人間」は猿人(サル)から進化した人類ではなく「他の動物・生物が進化した形態」の人類。我々の世界で言うところの「獣人・亜人種」という感じ。様々な容姿形態に難はあるものの衣服着て文化的な社会生活を送っている様子が可愛くもあり、滑稽でもあり、面白くもあり、楽しくもあり、人嫌いでケモ耳萌えの(変〇な?)自分にとっては好感でした。

セントール(ケンタウロスの英語読み)の君原姫乃。大きな体躯に大きな胸(笑)。おっとり美少女で優しい性格。人馬だけあって「馬力」はあるが運動神経は「鈍い」のに流鏑馬(やぶさめ)を嗜むというのが自分にはちょっと「?」でした。主人公なのだろうけど、どちらかというとクラス委員長の翼人(翼はあるが飛べない人種)・御魂真奈美(みたままなみ:タマちゃん)の日常ドラマに印象が多かったように思えて、いっそ『悩みのエンジェル』にタイトル変わったほうがイイんじゃない?と思ったのは私だけではないはず。
{netabare}
真奈美の家は神社だが社務業は普段してない模様。父(長耳人)は売れない画家で実収入はサラリーマン業で補っているらしい。母は居らず(原作読んでないので離婚?死別?長期療養?と憶測して気になりました)、手のかかる妹4人との6人暮らし。そんな家庭の炊事・洗濯等の家事を一手にこなすシッカリ者。家庭内だけに及ばず、学校でも成績優秀・運動抜群、クラス内でも仕切り役(まとめ役)と万能ぶりを発揮。常にリーダーシップをとって毅然としているが、時たまテレると可愛かったデス{/netabare}
しっかしリトル御魂シスターズ、可愛かった。幼稚園児で長耳人の三つ子、千草・千奈美・千穂(ちーちゃズ)。長耳人・翼人ハーフで病弱な末妹・未摘(すえちゃん)。彼女たちを見てるだけで自分にはかなり「癒し」になりました。

コミカルな所もある平和な日常系アニメですが、「平和」の礎には必ず目や耳を覆いたくなるような「負の歴史」が必ずあるもので、本作は我々の世界の歴史とリンクして「人権・人間の尊厳」が踏みにじられてた奴隷・人身売買・戦争などの過去や人種差別等の問題をさりげなーーく、たまにストレートに取り入れている為、楽しく見ていた視聴者にとっては毛嫌いされる要因となった事でしょう。(「大切な事なんだけど、この場で言うなヨ!」という視聴者たちが目に見えるようです)。特に第9話はストレート過ぎてブーイングが多かったことでしょう。そんな中、私は「社会で大成した人は『本当の地獄』を見てきたんだなぁ・・・」と感心してましたが。{netabare}
なので、平和維持の為に現在は「差別」に対して厳しい監視体制が敷かれているようで学校にも専属の監視官が目を光らせているほど。おかげで「イジメ」なんてものは無く、或る意味で理想なのかもしれません。{/netabare}
あと各パートがいつも中途半端なオチで終わるのものが多かったのも気になるところでした。(ちょっと腑に落ちない?)

そんな要素があったが為に評価は延びにくかっただろうと思いますが、結構自分は楽しめました。
まるで現代版『鳥獣戯画』のようなアニメでした。

投稿 : 2017/10/01
閲覧 : 178

セントールの悩みのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
セントールの悩みのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ページの先頭へ