ダレイオス さんの感想・評価

3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態：観終わった

そこまで楽しめるものではないですが普通に見れました。

１話１５分弱の１クールアニメ
冒頭のナレーションでは
中国大陸が舞台で時代は後漢の最後の年だそうなので西暦２２０年の話で
つまり三国時代の話らしい。
ただし、開始してみると現代から始まるものとなってました。
なので展開はよくわからない開始でした。
舞台は現代のようです。

そして思うことは作画が独特かなキャラクターの作画はとても綺麗で
安定していましたが
演出で画面に墨汁あとのような演出やデスクトップの背景みたいに
常に表示されているスクリーントーンみたいな線があるのが気になりましたね。
キャラの前に表示されているので見にくいです。
個人的には独自性があって良いとは思いましたが
とても見にくい画面でしたので
嫌な人には嫌でしょうね。と作画は独特でした。

やっていることは敵味方共にカードから召喚した武将で戦わせる
バトルものでしたね。
あまり動かないが爆風の演出が滑らかだったり
エフェクトがハデだったり、演出はこっているので
それなりに見れるバトルはしてました。
ただし上で書いた演出のせいでとても見にくいです。
そして気になることは世界観がよくわからない。
現代が舞台で戦争とかしている様子はないのに
ビルを破壊したり、器物破損を繰り返しているが警察が出てこないや
逃げ惑う市民がいないなどいい加減さが目立つな
そういったフォローがまったくないのはどうかと思う。
そして敵が漢王朝を現在に復活させる話も出てくるけど荒唐無稽すぎて付いていけないな
復活させる理由に現代は「世界は嘘にまみれている」、「人々は屍のように生きているから」
みたいなことを言ってたけど漢王朝末期は今とは比べ物にならないほど
国土は荒れていたみたいなので
そんな国家現代によみがえらせてもまともに機能するとは思えないし
今よりも悪化することは確実だろうから、説得力はありませんでした。

だけどストーリーは敵は漢王朝を復活させる目的があり
それを阻止するために戦っている主人公側の構図はわかりました。
ただね。その攻防はただ戦っているだけなので単調でした。
作戦とかはあるにはあるけど
戦いが終わったあとに、キャラ同士でそういう作戦だったとか
語られても、別にそういう作戦を立てた素振りがないのに
そういう作戦だった的な展開を見せられても
展開が上手く組み立てられてないとわかるので
面白くなかったです。
逆にそうでなくて普通に作戦を立てている時もあるのだけど
その時はそこまで感心出来るものではなかったです。
凄い作戦とかではなくて、うーん微妙と思える作戦で
切りぬけていました。そこまでは悪くはないが微妙でした。

その後は仲間を助けようと色々頑張ったり
追ってから逃げたりしたり無難な展開でした。
ストーリー展開は流れがあるので途中からは
そんなには悪くはありませんでした。
説明は丁寧なのでこれからしようとすることは
わかりやすいことが多くてみやすかったです。
イベントをこなしてパワーアップや
武将がやられると記憶を失うイベントも消化していたし
敵が主人公側の居場所の見つけ方もちゃんと入れてあるので
結構丁寧な描写が多くて
ストーリー展開はまともでした。
でも面白いかになると、そこまでは楽しめませんでした。
普通に見れたくらいかな
設定無視でばく進したりする内容でもないので
１２話では全然解決していないてこと以外そんなには悪くはなかった。
声優さんについては周瑜役の方が少しぎこちなさがありましたが
全体的には演技は感情がこもっていたし
気持ちは伝わってくる演技でした。

まとめると作画は独特で演出にはこってましたね。
そのおかげでバトルシーンはそれなりには見れる内容でした。
ただ画面が見にくいので、気になる人は気になるでしょうね。
バトルの作戦はそこまでは悪くはないのですが微妙でした。
理由付けがないわけではないので悪くはないとは思うのですが・・・
ストーリー展開は流れがあるので途中からは
まともで段階は踏んでいたり
無難だったかと、そこまで楽しめるものではないですが
普通に見れました。
ただ１２話で解決していないので物語の評価はチョット苦しいかなとは思った。