「リズと青い鳥(アニメ映画)」

総合得点
85.8
感想・評価
548
棚に入れた
2287
ランキング
215
★★★★★ 4.1 (548)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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Adachi さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

流石ユーフォ!

見終わった後の余韻に一人で浸りたかったので人生初映画館に単独で乗り込みました。
近くの映画館では上映しておらず、新宿に行かなくてはならなかったので他の作品だったら諦めてブルーレイ化を待ったでしょう。
しかし何の躊躇いもなく新宿まで足を運ぶことができました。
ユーフォという作品が好き過ぎて。

物語は、リズと青い鳥という童話に重ねてみぞれと希の関係を描いたものでした。
ネタバレになるので多くは語りませんが、フルートとオーボエの掛け合いだけでなく二人の人間的精神的な側面にも重ねられていたり、終盤でその解釈が逆転したり、リズと青い鳥という主題を軸に物語を綺麗な纏めたなという印象を受けました。

スポ根要素がなくなった、というのは観てて確かに感じましたが、スポーツとは違う音楽ならではの特性として「精神面がパフォーマンスに及ぼす影響の割合が高い」ということを考えれば、みぞれが既に努力によって身につける技術の面で完成されていて、演奏のパフォーマンスに関わる変数が精神面のみだったのだから、音楽的な成長を目に見える練習ではなく心の成長によって表現したと解釈できるし、そういう意味でやはり人間性と音楽の両方の成長を描く従来の響けユーフォニアムシリーズのスタンスを受け継いでいると言えなくはないのかなと感じたり。

音楽に関しては、みぞれのオーボエ上手すぎ!
希からの解放を待たずしてほぼ完成されていたように思えたのですが、最後の演奏はさらに格別でしたね。原作でもそう形容されてたように、正に「合奏全体を支配」していた演奏でした。鳥肌。
また、オーボエとフルートの音色が童話との親和性が高くて、童話パートのbgmとしてもマッチしていたし、コンクール曲としてのテーマの再現度も素晴らしかったです。

ユーフォファンなら間違いなく観に行くべし!

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 173
サンキュー:

20

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