「百錬の覇王と聖約の戦乙女(TVアニメ動画)」

総合得点
60.4
感想・評価
301
棚に入れた
1239
ランキング
5744
★★★☆☆ 2.7 (301)
物語
2.4
作画
2.7
声優
3.0
音楽
2.8
キャラ
2.7

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TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

CM跨ぎで山場をカットする斬新アニメ

そもそも原作が酷いで評判のところにナツコを投入する隙のない構成

主人公のチートはスマホの検索能力と電子書籍のみってのは努力や知恵を絞る様子が有ればきっと面白かったはず
それを何故か転移から1年経って権力を握って地盤を固めたところからスタートするからでただただスマホ片手にドヤ顔決めるだけのキャラになってる
しかもこれが原作通りの始まり方ってあたりがもう言い訳のしようもない
どうやって転移してきたのかはOPでダイジェスト的に展開されるって斬新にも程があるだろうと

現地妻達はお約束の巨乳とロリでズラッと並べてテンプレ感も完備
ついでに元の世界(時間)に本妻をキープして、現地妻には手を出さない芯のある男をバッチリ演出
……だからね、日本の本妻なんて転移前の描写ゼロだから1ミリも愛着湧かないんだって
しかも言い訳重ねて現地妻の誘惑はギリギリのラインまで受け入れるし、露骨な誘惑を諫めようともしないから、
ただエロいチキンレースを楽しんでいるようにしか見えない
しかも現地妻が惚れた理由すらも半数が描かれていない上に、残り半数は理由もなく求婚してくる始末
スマホ太郎のが多少なりとも描いているレベル。これが商業作家の作品だからレベルが高いとしか言いようがない

戦闘は孫子達偉人の知恵を「チート」呼ばわり、戦う相手も「チート」扱い
敵の異能をチートと呼ぶこと、スマホ知識で戦うことをチートと呼ぶことはともかく、
借りてきた先人の知恵そのものをチートと呼ぶのは理解できない

そして自陣営最大の武器である鉄について、製鉄技術はイングリッドの工房で秘匿・独占している
それ自体は良いけどそれならなぜ末端の兵士まで鉄装備が行き渡るのか?
個人の工房で数百単位の鉄の装備を鏃にいたるまで用意するなんて現実的にあり得ると思うのか?
刀でハンマーを真正面から受け止めたり、そもそも居合いをするにも刀の差し方が逆だったりなんてもう気にならないレベルで全ておかしい

もしかしたら「他にも工房があってそこで作ってるんじゃないの?」と思うかもしれないが、
工房は主人公の住む屋敷に併設する形で用意してあって、国家機密として厳重に警備されている様子が描かれている

ちなみに同じ工房でガラス加工を始めてそれを特産品としているが、整地もされず、馬車など乗り物も発展していないなかで壊れやすいガラスが売れるのか?
仮に徒歩で厳重に梱包して運搬したとして、それを平民が買える値段になるのか?
仮に貴族のみが購入するならば数を売れず、利益としてはかなり薄いのでは?
なによりガラス製造と製鉄とを一つの工房で独占して、暴動が起きないのか?というか工房の機能がパンクしないのか?
脚本どころか原作の設定段階でこれだけの疑問が浮かぶ

そして脚本
タイトルに書いたが、なんでライバルのナンバー2を倒すシーンがCM跨いだらカットされるのか分からない
それどころか最終回すら、主人公不在で不利な状況→主人公が異世界に戻って現地妻を助けるって王道展開なのに、
特殊EDからのCM跨いだCパートで戦勝の凱旋パレードを行っている超展開
しかも原作的にはCMの間に数巻分話が飛んでいるとか…
1クールで畳めないのは分かってるんだから、普通に「俺たちの戦いはこれからだ」ENDで良いだろうに
なぜ展開をぶっ飛ばしてまで勝利に繋ごうとするのか…
というかそこまで展開がぶっ飛ぶなら日常回2話分要らないし、スルトの名前とか本妻2Pカラーがでてくる(回収されない)伏線回を入れなければよかったのに

どこの話数を切り取って、どこの展開に目を向けてもツッコミどころが出てくる、本当に隙の無い展開で目が離せなかったのだけは評価点かな…

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 394
サンキュー:

4

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