「バビロン(TVアニメ動画)」

総合得点
66.8
感想・評価
266
棚に入れた
814
ランキング
1829
★★★★☆ 3.3 (266)
物語
3.1
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.3
ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ひたすら「自殺は善か悪か」だけを議論する。

詳細は公式でも。

東京地検特捜部検事の正崎善は、製薬会社の
不正事件を追っている際、不審な書面を発見する。
髪の毛や皮膚がまじった異様な血痕と、
紙一面を埋め尽くす『F』の文字。
だが捜査線上に浮かんだ大学の准教授は、
全身麻酔の機械で自殺をしていた。

そして、東京都西部に『新域』という独立自治体が
誕生するのに伴い、その域長選挙が行われているが
その有力候補の議員の秘書と、正体不明な女が、
准教授の元を訪れている防犯カメラの映像が出て。

政治家を追ううちに、正崎のバディである後輩の
文緒が、不審な死を遂げて…

というお話です。

アマプラ独占で3話まで先行配信されてます。
かなり真面目な犯罪ドラマアニメという印象です。
ちなみに原作者の野崎まどは、「正解するカド」
「HELLO WORLD」の脚本を担当しています。

先が気になる引き方も上手で、謎解き要素もあり、
なかなか面白そうな展開。特に各話のラストに
衝撃的なものを持ってくるあたり。
同じツインエンジン作品では「刻刻」に似たような
トーンの作品かなという印象です。

これはかなり期待できそう。
もちろん継続視聴します。

=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
「正解するカド」は、ひとことで言えば
“竜頭蛇尾”といった感じの作品でした。
序盤の奥行き感が安っぽい精神世界の話に変化し、
最後はまとめきれなくて乱暴に終わらせた印象。

これは、そうならないように願っているのですが、
黒幕が「サキュバスみたいな女」で、話すだけで
性的に虜にして相手に自殺願望を抱かせるという
話だと、やっぱりスケールダウン感がね…

映像作品としての造りは圧巻で、次への引きも
非常に巧みなだけに、矮小化したストーリーに
なるのだけは勘弁してほしいと期待を込めて。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
今回は曲世愛を追っていた刑事が、トラックに
はねられて死んだ前回のラストをさらっと流し、
しかも域議選挙3日前の公開討論に向け、齋開化を
逮捕できないということで、捜査班を解散すると。
で、解散していち検察官に戻ったよということで、
正崎は齋を拉致すると告白。捜査班は作戦に参加
しますよーという。

で、公開討論。各政党の代表が、自殺法に反対
する意見を述べ、それに齋が反論するという
やり取りに尺を使いました。
そして自明党・野丸は、ネット動画で父親の自殺
を止めてほしいと訴えた仮面の少年を域議選に
擁立。バックアップすると公表。しかし、その少年
は実は齋の息子でした。
{/netabare}
というお話。

やー、こういうお偉いたちが議論する感じ、まさに
「正解するカド」感が出てきましたねw
これ、1クール12話ですよね。
この話でまるまる1話使う余裕があるのでしょうか。

こうなると、小さくまとまるか、逆に精神世界的な
煙に巻く終わらせ方になるのではという不安が…
まだ面白いです。まだ面白いので、頑張っていただき
たいですね。
{/netabare}
====第7話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
公開討論会後に齋開化を拉致しようとして、逆に
曲世愛によって瀬黒が拉致され、斧で殺される
ところをライブストリーミングで正崎が見せられる
というお話。
曲世は、悪人と善人は一点だけしか違いはない、
などという倫理観を揺さぶるトークを展開します。
{/netabare}
なんて言うかなあ…

それをやってしまうと、いかにも浅い…

百歩譲って曲世が囁きによって人を惑わせるという
超常現象で、それが集団自殺を引き起こしたという
呪術的みたいなものであれば、まあなんとか納得も
できるのですが、そこまでやると少し…

これ、最終的に曲世の呪術が正崎に通じないのが、
「残念だったな。俺は勃たない」というレベルの
オチだったら逆に笑いますけどねw
{/netabare}
====第8話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
自殺肯定派、否定派それぞれ同率という結果で、
域議選は終了。瀬黒だけが殺害されたとして、
あとの捜査員はすべて自殺として処理されました
とさ。
で、無茶な作戦で犠牲を出したとして、正崎は
謹慎。そんなところへ、FBIの人間が訪ねてきます。
事件について知っていることを話してくれと。

で、話はアメリカのカリスマゲーマーに。
オンラインゲームで知り合った女性と食事をする
ことになったけど、実際に来たのはモデル級の
美女。オタクなゲーマーは気後れしていたが、
ビンタ一閃。もっと自信を持ってと言われ、なんと
結婚することに。そして子供を1人もうけます。
{/netabare}
え?
いったい何の話???

新章か何か知りませんが、なんでまた急にアメリカ
の話になってるんですか?

意味がわからなすぎて、2周しましたが、どうも
これ新章はアレックスの話になるようです。
このアレックス、実はアメリカ大統領だったのです。

1ヶ月も先延ばしして始まったのがこれですか…
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
アメリカのハートフォード市が、自殺法の導入を
決めたということで、アレックス大統領が電話で
市長に真意を問います。
が、口にするのは曲世のような「正義と悪は…」
といったこと。

と、そこへFBIが正崎を連れてきて、事情を知る
人物だからとFBI捜査官にしてもらいます。

で、ハートフォード市の病院で、おばあさんを
亡くした女性が、見取ってくれた市長が電話で
誰かと話しているところを見たと。
その相手が、なんと曲世でしたよと。
{/netabare}
さて、「正解するカド」の轍を踏みそうな予感が
プンプンしてきましたね。
このアメリカ編は、いったいどうするのか。
風呂敷を広げるだけ広げて、あと3話でどう決着
を付けるつもりなのでしょうか。

正直、冬アニメも始まったし、もうとっとと
終わってくれという気分ですけどね。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
アメリカ大統領のアレックスが、自殺法について
なんらかの見解を自分の中に見出し、この件は
自殺法サミットで話し合ってもらうことに。
一方、正崎はFBIの正規職員に任命され、
アレックスから直々に拳銃は正しいことに使え
と言われます。

それだけです。
{/netabare}
おいおい、あと2話ですよ?
また竜頭蛇尾になっちゃうのでしょうか。
それとも、まさかの曲世愛との戦いはこれからだ
エンドじゃないでしょうね?

この終盤に来て、ほとんど話が進まないは思いも
しませんでしたよ。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
G7サミットが開幕。
自殺法の是非、賛同するか否かの議論から始まり、
各国首脳の意見は二分されます。
最後に発言したアメリカ大統領のアレックスは、
自殺法の是非は置いておいて、善とは何か。悪とは
何かを話し合おうと提案しました。

糸口が見えかけて来た時、斎開化からメッセージが。
自殺法に賛同する市民が10万人規模で集結している
と。そして、1人の女性が飛び降り自殺をするため、
庁舎屋上にいるが、迷っているのでアレックスに
話をしてほしいと。
{/netabare}
というお話です。

ホント、おっさん達の議論の描写が好きですね。
しかも善悪の定義づけをしようって各国首脳が、
みんなして坊さんの説教みたいな話を延々と、ほぼ
1話全部使ってやるんだから。

「正解するカド」は終盤、まるで手塚治虫「火の鳥」
の輪廻転生みたいな描写で視聴者を困惑させましたが
今回は善悪を定義するという哲学なんだか説法
なんだか。それがG7で話し合われる議題かよという
ある意味トンデモ展開になってきました。

いやあ、やっぱりこの作者は竜頭蛇尾な作品を書く
人なんですね。分かりやすく言えば「出オチ」。
ピークは7話の曲世愛が部下の女性を殺害したところ
まで。特にアメリカ編になってからは、逆にスケール
感が大きくダウンしました。

どうせロクな結末にならないでしょうけど、ここまで
観たので結末は観ますが、まったく評価できません。
最初から観なきゃよかった。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}{netabare}
アレックス大統領は自殺を迷う屋上の少女と、通訳を
介して話します。
曲世かと疑っていた正崎は、注意を促しますが、
アレックスは善悪についての結論を待ってほしいと
少女に告げ、自殺を思いとどまらせることに成功
します。

しかし、その少女は曲世ではありませんでした。
会場になぜか潜伏していた曲世が無線を乗っ取り、
SPやら警備の刑事やらを次々と自殺に追い込み、
そしてアレックスまで。まるで超能力です。

そして屋上から飛び降りようとするアレックスを
説得? に向かう正崎。しかし、なぜかアレックスを
射殺します。なんで?
いつ「飛び降りさせないために急所を外して撃った」
という描写が来るかと思ってましたが、どうやら
本当に死んでしまったみたいです。
でも、その動機がさっぱり理解できない。
思いっきり好意的に考えるなら、ここで大統領が自殺
したら曲世の勝ちだとでも考え、自分が罪に問われ
ようとも他殺という形にしたかった、とか?

で、ガバガバ警備(大統領付きのSPたちなのに?)を
すり抜けて屋上に登場した曲世は、また同じことを
正崎に問います。「善って何ですか? 悪って
何ですか?」と。
正崎は善とは続けること。悪とは終わることと答え
ます。銃を向けた正崎に手ピストルでバーンと口三味
線の曲世。暗転し、銃声が……。

そしてE Dを挟み、日本の田舎町。
麦わら帽子を飛ばした女性に、小さな男の子(正崎の
息子)が拾ってあげます。なんで正崎の息子???
そして、その女こそ曲世愛でしたよと。


{/netabare}
思わず声が出ました。「なんじゃそりゃ」。

序盤こそ、親しく接した男性を虜にして、自ら命を
断ちたくなるほど狂おしい魔性の女・曲世愛という
感じで、それに新域の域長選を絡め、自殺は善だと
主張する斎開化と、その犯罪性を追求する敏腕検事・
正崎とのサスペンスという奥深さがあったのに、
いざ域長に斎がなったら、自殺法の是非を問う的な
おっさんたちのクロストーク。

そして、曲世は声を聞かせただけで人を自殺へと
導くことができるサイコなサキュバスといった人外に
なってしまいます。
そして舞台はアメリカへ。
特に何か進展するわけでもなく(まあ、曲世と接した
首長の国や地域が次々と自殺法の制定を決めますが)
アメリカ大統領のアレックスが、ひたすら善とは、
悪とはの禅問答をするという内容。

それがサミットにまで伝播し、みんなで善悪の禅問答
です。そして、なんら真相も結果も見せない結末。
ロクでもない結末だろうと前回予想しましたが、
予想を遥かに超えた酷い結末。逆に清々しい。

そして最大の謎にして欠点となったのが…
「なぜ正崎には曲世の能力が通じないのか?」
という点です。
序盤に冗談で正崎が性的不能者だからなんて書き
ましたが、子供がいるしなあ……。
それを語らないのが大問題。結局、ご都合ってことに
なってしまいますよね。

原作が悪いのか、アニメ化するにあたっての制作が
悪いのか……。
いずれにしても、この作者の作品は、たとえ下馬評が
高くても二度と観ません。序盤の壮大さに騙される
ことが二度続きましたので。
まあ「続くのが善」なんでしょうね、この方にはw
{/netabare}

投稿 : 2020/01/28
閲覧 : 296
サンキュー:

10

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