「劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第二章(アニメ映画)」

総合得点
83.5
感想・評価
406
棚に入れた
2215
ランキング
317
★★★★★ 4.2 (406)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.2

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ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

生きる事はルートではない。

原作未プレイ。基本的に酷評です。

「UBW(2014)」「Zero」「Stay/Night(2006)」
上記三つ(特にUBWが一番お気に入り)は
比較的別物として捉えられたのですが、
本シリーズで「Fate」という物語自体に
違和感を感じました。

このシリーズは、被る所はダイジェストで流す事もある
印象で、アニメ「Stay/Night」は後半オリジナルらしく
UBWとの違和感はそれ程無かったのですが…。

桜は他の「ルート」では中盤辺りからフェードアウトしていました。
だが、本作を観ると、士郎がどう選択する上でも
問題にならない存在とは思えない。

以下、自分の価値観。

人間は生きていく上で失態や後悔は当然在る。
唯、「後悔で終わらず未来を見据える」
それができる人間は強いと思う。だから理想とする。

だが、Fateはゲーム。「ルート」を辿る。選択肢によって分岐する。
選択されなかった「モノ」は世界から弾かれ始める。
そこが解せない。人生は一度きり。
確かに選択した先にしか「自分だけの」未来は無いとは思う。
でも、家で、学校や職場で、村や街や国や世界で
人は生きる。生きた人は皆、意思や目的を持つ。
価値観や信念を持つ。
世界は主人公の物ではない。
もしそうであれば、神の様な存在になってしまう。

多分、桜の生き続ける一番の理由は士郎だったと思う。
だから、桜やアーチャーの様々な「ルート」によっての
「動き方」に不快感に近い想いを抱いてしまった。

生きる事はゲームではないと思う。

因みに自分、アクション好きですがufotableの描く
アクション作画は昔から全く響かない。
速く作画を、エフェクトを動かして、
速くカメラワークを振れば良いものでは無い。

後、自分男ですが
男の劣等感や欲望を最後はレ〇プに持っていくのは安直すぎる。
下種の極の表現としては視聴者に印象付けると思うし
古今東西、物語の媒体に(純文学にも)溢れているのは
解っているのですが…。

実は大変評価の高い本作が面白ければ、
UBWのスタンダードBOXを買おうかと思っていたのですが、
結果、予約はしない事になりました。

長々と酷評してしまいました。
原作や派生作品を知らない身で偉そうな事を
述べてしまいましたが、アニメという媒体で
自分が感じたFateの率直な感想です。

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 351
サンキュー:

9

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