tinzei さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.5
作画 : 1.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態：観終わった
『バブルガムクライシス』に似てるかも
近未来の横浜(作中ではベイサイドシティ)を舞台にした美少女ガンアクション。
主人公は民間警備会社エンジェルアームズに属するアリサ、物語はアリサたちが武器商人ハッサンを捕まえるとこから始まる。
未完成のまま放映したことで有名な作品、ただ完成版を観たから未完成のエピソードは省略。
デザインの原案は士郎正宗、作中パワードスーツをランドメイトと呼んだり、ランドメイトの形だったり、義体のうなじにプラグが付いてたり、士郎正宗作品を観たことある人なら一発で気づく要素が満載されている(笑)
次にストーリー。
正直言ってプロットは悪くない、女性だけの戦闘集団がパワードスーツに乗って戦うっていうのも奇をてらわない設定だけどつまらないモノじゃないし、主人公アリサと敵リーダーの関係っていうのも面白い、ただアリサにフォーカスしすぎて他のメンバーの話を一切やらなかったのはちょっと残念、時間が限られる劇場版だからしょうがないけど、少しでいいから他メンバーの小話をやって欲しかった。
どうでもいいけど「近未来、女性集団、パワードスーツ」って要素だけ並べると少し『バブルガムクライシス』に似てる気がする、ただ向こうは敵が暴走したロボットで、パワードスーツも等身大の大きさだったからリアル感が無かった。
上でも言った通りストーリー自体は悪くない、問題なのは作画。
完成品を観たけど、作画のディティールが雑過ぎる、これホントに劇場版？って言いたくなるような出来だった、せめて爆破シーンとか敵にやられた時のランドメイトの変形とか、もう少し凝って描いて欲しかった。
普通劇場版のアニメって面白さよりも作画の細やかさに重きを置いた作品が多いけど、この作品は同年代のＴＶアニメにすら劣る作画だった。
【あらすじ】
舞台はベイサイドシティ、アリサを含め女性ばかりの民間警備会社エンジェルアームズは、違法なランドメイトの取引現場を押さえ、武器商人のハッサンを捕まえる。だがハッサンは重要な取引情報と引き換えに身柄の安全保障を求めてきた、市長はその取引に応じエンジェルアームズにハッサンの護衛を命じる、時を同じくしてシティにハッサンを殺すためのテロ組織が入り込む、だがそのテロ組織のリーダーはかつてアリサがいたテロ組織のリーダーで恋人だったジャンリュックだった、アームズの社長タカコはアリサに作戦に参加しなくてもいいと言うがアリサは参加する。
護送当日、警察局の地下で護衛をしていたアームズだったがテロ組織が襲撃、アリサとケイがランドメイトで迎え撃つが敵のランドメイトにやられてしまう、アリサはケイを守りながら戦うが気絶しジャンリュックに攫われる、アリサ目を覚ますと目の前にジャンリュックがおり仲間に誘われるが拒絶する、アリサは見張りのロボを支配し脱出する、一方ハッサンと共にハッサンの弟のもとに逃げたアームズメンバーはアリサがジャンリュックの仲間だったことに驚く、そこにロボと逃げたアリサが合流、メンバーの一人と一触即発になるがケイが宥める。
ハッサンの居場所を突き止めたジャンリュックたちがまた襲撃しにくる、敵に追い詰められるが突然敵が退いていく、そこに試作のランドメイトに乗ったジャンリュックが現れアリサが負傷する、間一髪警察部隊が到着し難を逃れるが街の子供を庇ったハッサンも負傷する。
目を覚ましたハッサンは取引相手が軍の対テロ部隊将軍だとバラす、アームズたちは対テロ部隊の本拠地パンドラへ向かう。
まずアリサが単独潜入し地下から他のメンバーを手引きする、全員の侵入に成功しコンピュータールームを押さえる、アリサは単独行動を許されジャンリュックを探す、その頃上空にいたタカコは敵に墜とされ捕まってしまう、ケイたちはタカコを救出するが、基地の自爆が始まる。
ジャンリュックと対面したアリサは促されるままに電脳に潜る、そこで話をしながらプロテクトを掻い潜り軍の機密データにたどり着く、ジャンリュックの目的はアリサにプロテクトをぬけさせデータを頂くことだった、だが同時期に将軍が機密データ抹消を指示し失に巻き込まれジャンリュックは死ぬ、アリサはアームズと合流し警察の助けで脱出する。
