「22/7(TVアニメ動画)」

総合得点
64.5
感想・評価
167
棚に入れた
510
ランキング
3688
★★★★☆ 3.2 (167)
物語
3.0
作画
3.5
声優
2.7
音楽
3.3
キャラ
3.3

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1シーズン完結

13話の感想を足してあります。

この作品は私が凄く楽しみにしていた作品でした。
2019年7月22日のイベントでアニメ化が発表されてその夜にはPVもYouTubeに出ていました。
この作品をアニメ化するに当たって私の特に心配して居た点が2つありました。


『一つは舞台設定』

彼女達の1stシングルのPVを見ると衣装が制服で舞台が学校なんですよね。
ラブライブ!のイメージで制服だと思い込んでしまい…明らかに学生だけどその設定ってどうするの?って点でした。

だってメンバー全員が事務所に所属してそのメンバーが1つの学校って設定だとリアリティに欠けてしまいますし

わかりやすく3タイトルを例に出すと。

「ラブライブ!」の場合はスクールアイドルなので部活の延長線上だからメンバーが同じ学校で当然ですよね。

「アイドルマスター」は765プロに年齢や学校など違うメンバーが集まって居ます。

「アイカツ」などはアイドル育成学校でメンバーが同じ学校に通って学んでいますよね。

ナナニジはどうするのだろうか?
こうした設定がどうなるか気になって居ましたが…壁の司令でしたww
壁とは何かと謎を残しながらのスタート。
こちらは違和感なく見られました。

もぅ、一つの疑問が一番心配してました。
『キャラのイメージ制の問題です。』

YouTubeや2018年夏から2019年年末、アニメ放送する前までしていたナナブンノニジュウニ計算中…これらのイメージのままアニメが出来るのか?と言う問題です。

アニメから初めて見たよ!って方はもしかしたら違和感ないかもしれませんが、その辺りを見ると違和感のズレがあるメンバーがいました。

少し違和感を含めたメンバーのイメージの紹介をします。
後から私の中で違和感の消えた理由を説明したいと思います。


【滝川みう】
メンバーのセンターで彼女に関しては違和感がありませんでした。
少し自分に自信が無かったけれど、やりたくない事もしようと出来る強い女の子です。
逃げちゃう事も勿論あるけれども最後は立ち向かえる強い女の子。
機械トラブルでも自らピアノ演奏をしてピンチから脱却するきっかけを作ったりしていましたね。
心の底にある力が一番強い子


【藤間さくら】
彼女は計算中やYouTubeでは元気のある面白いキャラのイメージでしたがアニメではなんだか少し大人しいイメージがありましたねw
まっ、でもよく考えたら、さくらちゃんはこう言う部分もありますね。
アニメでは過去話しが中々良かったです。
彼女が日本に来たキッカケが描かれていましたしメンバーをフォローする優しさもみられました。
これはこれでアリだと思いますが違和感を少し感じた一人でした。


【河野都】
彼女も違和感なく上手く再現されていましたね。
雰囲気やイメージにズレは無く違和感なくみられました。
テンション高く元気な所も皆んなを纏めようとする所も家族思いのシーンもすごく素敵でした^ ^

【佐藤麗華】
彼女も違和感なかったです。
麗華ちゃんも真面目で責任感ある感じでメンバーの事も心配していたりとイメージ通りでしたね。
メンバーの中では一番好きな子なんで違和感を感じることなく安心しました。
水着撮影のエピソードではこんなやり方でファンの気をひくのはと乗り気になれず真面目で融通の効かない所が出てましたが、それでもしっかり受け止めて自分との葛藤に打ち勝つ強さを見せてくれました。


【戸田ジュン】
彼女も元気なイメージがよく表現されていましたがたまにテンションが彼女らしくないシーンが多々あった気もしますw
前から子供、子供とは言われてましたがそれを意識し過ぎた感じが彼女の雰囲気に出てました。
なんだか子供過ぎる雰囲気になっていましたが彼女のお当番回はツイッターでも感動したと評判が良かったですね^ ^


【丸山あかね】
彼女も違和感なく見えました^ ^
彼女に関しては過去が一番驚いたメンバーでした。
あんなに好奇心溢れる子だったなんてw
最初見た時のクールで冷めてる印象の意味がアニメでようやくわかった気がしました。
その点を考えると一番答えをくれたキャラです。

【立川絢香】
違和感を感じキャラ第2位ですw
雰囲気がイメージよりギャル感が強いですw
彼女のツイッターや計算中、YouTubeを見る感じもぅ少し落ち着いた喋り方や雰囲気の中言う事はしっかり言う子ってイメージでしたがアニメでは普通にギャルって感じでした。
彼女はメンバーの中でもセクシー担当ですがアニメでは少し雰囲気にセクシー差を出しすぎてる感じがしましたがファンの方はどう感じたのでしょうか?


【斎藤ニコル】
違和感を感じたキャラ第1位ですw
同じく、計算中やYouTubeを見る感じ彼女は気遣いが凄く出来る女の子で優しさを持っている感じがすごく出ていました。
彼女はアイドルに強い思いや気持ちがあるのは前々から感じでいましたがメンバーに当たったりする様な子ではなかったのでアニメではビックリしました。
滝川みうに当たったのは過去の話でなんとなく理由は解りますが…2019年12月にニコルの中の声優さんは卒業して新しい方が声を当ててるのですが、そちらは違和感なく不思議と馴染めました。


アニメを見て私が思った違和感はこんな感じです。
で、アニメを見てて気づいたのが…違和感すら彼女達なんだと言う事です。

『違和感のなくなった理由』

人間には無数の自分があります。
それは微妙な違いかもしれない…
例えば、友達といる時の自分、家族といる時の自分、恋人といる時の自分、嫌いな人といる自分などなど。

それは違って当然だし違って当たり前なんです。
私が違和感に感じた計算中やYouTubeやツイッターはお仕事の顔…
アニメではそのお仕事の裏、つまりプライペートの彼女達も描かれてる訳なんですよね〜

この作品の面白いギミックは彼女達をよりリアルに描いているのです。
皆さん、好きなスポーツ選手やアイドル、声優さんに俳優さんや芸人さんはいますか?
その人達にもプライペートの顔がありテレビや動画でしか見ていない私達がプライペートを除くと普段のイメージとは違う違和感がらあるかもしれません。
勿論全ての人がではありませんが^ ^

そうしたのを引っくるめて描いたのがナナブンノニジュウニと言うアニメ作品なのかもしれませんね。
そう考えたら違和感を受け止められた気がしましました。

「アニメ評価」

さて、この作品の絵ですね
結構ネットで騒がれてましたが絵が危ういスタートでしたね…
試写会も好評組と批判組で真っ二つ。
正直、私は前から知ってたから見続けていましたが多分…アニメから知ってたら見てもそんな記憶に残る事はない作品だと思いました。
ただ、絵は話が進むごとに安定して来た様には感じました^ ^

ライブですが、1stシングルから順番に出てるあたりとかは凄く良かったですし^ ^
よく動けていたと思います。

後は、メンバーの家族なども出てくる辺りが新しく発見できたのが私は楽しかった^ ^

全体的に暗く感じた人が居たかもしれませんのでそこには意味があります。
私もその意味を教えて頂きましたが彼女達の共通点は「人間的に疵(きず)がある子たちを集めた成長をテーマにしたグループ」なんだそうです。
それがこの子達の物語に出ていたのかもしれません。

もしも、彼女達の曲をまだ聞いたことがないと言う人が居たら是非聞いてみてください。
私には心に響いたのか?曲を聴いてからずっとお仕事に行きながら聞いたりお出掛け中に聞いたりとずっと聴いている曲です。

アニメを断念してたって人も一度聞いて気に入ったらまたアニメを見てみてください。
見え方が変わるかも?しれませんよ^ ^

「最終話」
謎を残しまくりの最終話…
壁の正体を探るのはわかります。
壁に選ばれたのはランダムだそうですが壁を壊して見えた部屋にはメンバーの写真がたくさん!ストーカじゃん!って突っ込んだのは秘密ですww

部屋の奥には階段が!
で、階段を登るとファンの待つ会場が!!
ライブをしてめでたしめでたし(´艸`)*

って、違う!壁の秘密が解ってないww
解ったのは壁の正体は人間?選ばれたのは必然?

壁が最後にしたかったのは彼女達にこれからを選択させる事でした。
アイドルを続けるか、辞めるのか、それを皆んなで選択して見える景色…解散から復活までシナリオ通りだった訳です。

しかし謎は何故、壁を装ったのか…壁とは何なのか答えが出なくいまいち納得行かない終わり方だった気がします。

で、また壁が司令出すのww
新メンバーの姿が見えましたね^ ^
彼女達は円盤の最終巻特典の最終話の次の話しから合流してメンバーが揃います。
壁もそこで正体がわかるのか…続きを期待して待ちたいと思います。

「最後に」
ナナブンノニジュウニは全員で11人居ます。
何故8人なの?と思った人に説明するとナナニジのキャラデザは最初は8人だけで後から追加で3人デザインされたから、アニメもそれに合わせたんだと思います。

更に計算中もまた新しく始まったので3人含めた2期があるのでは?と予想してます^ ^
あくまでも私の予想と願望ですよ!


2020年9月18日更新

最終回の次の13話はBlu-rayの最終巻に収録されています。
ナナニジと言えばアニメから計算中が2020年4月からシーズン2が始まっています。
私のレビューを読んでくださった方の中にもアニメから計算中を見始めた方も数人いらしていました。

更に今はナナオンと言うナナニジの音ゲーアプリも配信され音楽ゲームが好きな方々も知る人が増えているみたいですね。

さて、13話では新しく「柊つぼみ」「神木みかみ」「東條悠希」の3人が新メンバーに加わり物語は12話ラストに出た喫茶店のお会計から始まります。
壁も復活して新たに22/7も再スタート。
11人揃うと安定感が増しますね。

そこへ新メンバーが3人がやって来るのですが…その3人を素直に受け入れられない「河野都」
彼女は8人でいる時間が好きで新メンバーを入れると環境が変わる様な気がして素直に歓迎出来ずに居ます。

この気持ちはわかる。
8人で居て、メンバーが抜けたり入ると必ず環境は変わります。
それが良くなるか悪くなるかは解りませんが確実に環境は変わってしまう。
8人だけの環境に戻ることも維持する事も出来るハズがないんです。

更に壁に振り回された後に新メンバー介入と聞くと裏があるように思し何より不安はこみ上げる…

そして、パーティが物語の軸となります。
皆んなが打ち解ける中一歩後ろに下がる河野都…彼女はメンバーの人数に合わせた8種のお好み焼きの具財を新メンバーにご馳走をしますが、柊つぼみが更にタピオカを足す提案をします。
それを拒絶してしまう都…

8種の具財のお好み焼きに具財を足したら本当にナナニジが変わってしまう気がしたのでしょう…それを聞いた他のメンバーは少し心配した様な雰囲気がありました。

新しく変わる事は…不安で怖くて…中々1歩を踏み出せないのです。
そうした決断を即答で出来る人は沢山います。
それでも、新しくなる事は受け入れてもらえないかもしれない…失敗するかもしれない…そうした気持ちは少しは絶対にある物です。
今回の話しは都視点でそうした不安を表していますが、他のメンバーにもそうした気持ちはあったと思います。

そんな中、都は不意に東條悠希と2人で話すシーンがあります。
その時、都はそんな気持ちから少し意地悪な言葉で言ってしまう。
それを聞いた悠希は自分達の決意と真剣さを伝えます。

都の不安もわかります。
でも、それは都だけではないのです。
他のメンバーも不安に感じてる事もあるだろうし新メンバーの3人だって不安なんです。

だって、そうじゃないですか?
大人気グループのナナブンノニジュウニにいきなり新メンバーに入れられるのですよ?
メンバーに受け入れられるか心配だし、自分達が入ってナナニジの足を引っ張ってしまうかもしれない…ファンに受け入れてもらえないかもしれない…

そんな気持ちにもなるんです。
だから、積極的に打ち解けようとパーティに参加してメンバーと仲良くしようと思って自分達が遅れて参加したからこそ自分達を知ってもらう為にメンバーを知る為に不安を抱えながらも積極的に発言したりして居たのかもしれません。

そんな中、滝川みうが8種のお好み焼きに合う具財を買ってきます。
それを見た都はついに決意します。
8人で楽しかた時間きら11人で楽しい時間にする為に。
そして再び8種の具財に新たな具財を足してネオお好み焼きを完成させます。

新しくなる事は不安だけど、それでも踏み出す勇気…変わった事で大きく成長出来る事もあるんです。
人間誰しも居心地のいい場には居たいし変わるのが嫌だと感じる事はあるし、そう思うのも当たり前なんです。
それでも、変わらない物なんてこの世界にはなくいつかは終わりが来ます。

だからこそ人は新しく踏み出さないとならない時来ます。
変わらないと行けない時が来ます。
だから成長するのだと私は思います。

そして11人の初ライブの日
衣装は4シングルの「何もしてあげられない」の衣装でした。
これはCDにも付属のミュージックMVの衣装でありMVもこの4シングルで11人が揃います。
YouTubeでも確認出来るので興味がある方は是非。
OPの「ムズイ」が5シングルなので順番が逆ですが、演出は素敵ですね^ ^

13話はこの様に考えさせられる場面もあり11人揃った安定感もあり楽しい話しでもある面白かったです。

そして、2期?の為の演出が散りばめられていました。
2期するのかな?
1期はあまり評価良くは無かったけど11人揃ったし2期するとしたらリベンジしてもらいたいですねw

投稿 : 2020/09/19
閲覧 : 618
サンキュー:

16

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