「アルテ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.1
感想・評価
270
棚に入れた
912
ランキング
1174
★★★★☆ 3.5 (270)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「男勝り」「女だてらに」が死語になりつつある現代は、少しは世界が前進しているのだと信じたい。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
16世紀初頭のフィレンツェを舞台に、アルテという女性が画家を目指して奮闘する話。

テーマ性、ストーリー共にとてもシンプルです。

良くも悪くもアクのない話なので、万人受けする作品かなと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず感心したのは、(16世紀初頭のフィレンツェという)「現実世界」を舞台にしたこと。

異世界というのは自由で創造性が試される一方、異世界だからと、逃げることもできる。

ところが、「現実世界」であるならば、確実な「歴史考証」が求められ、ミスがあった場合は何の言い訳も出来ないという難しさがある。

私自身、西洋の歴史や文化については無知なので、本作の「歴史考証」が正しいかは分からないが、まずはそういう難しい挑戦をしたこと自体が、偉いな~と思う。

さて、ストーリーの方ですが、マイナスを抱えた主人公が、それをバネに頑張っていく。その努力を、次第に周りも認め始める。

という、超王道展開で、そこから外れることができなかったなという印象。

普通の蕎麦、確かに旨いけど、やっぱ七味なり山葵がほしい。水清ければ魚棲まず。

あんまりに綺麗すぎるストーリーに、途中からは心を惹かれなくなったな~と。そこが残念。

良かったのは、11話目。「逆風より追い風が怖い」とか、「生まれは変えられない」など、力強いメッセージ性があって良かった。

不愉快さとは無縁の作品。誰でもそこそこは楽しめると思う。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
坂本真綾さんのOPが、耳に心地良い♪ 異世界転生ではなく、16世紀のフィレンツェが舞台。私には判別できないんだけど、歴史考証とかしっかりしてるかが大事だろう。泣きません、は可愛かった(笑) ただ、髪を切ったり課題を乗り越えたり過去の自分と被ったり。そういう展開は、わりとありきたりではある。わーい、望み通りじゃ~ん(笑)

2話目 ☆3
悪意のある男女差別と、悪意のない男女差別。優しくされるんじゃなく、厳しくしてほしい。

3話目 ☆4
レオさん、すっげぇ笑顔(笑) 半年経ったんだ。解剖に喜ぶ女子(笑) 恋愛要素、思ったより早いな。お前結構、年だからな(笑) 職人と芸術家の違いだよな。キメ顔(笑) 現実的な作画や世界観の中で、たまに挟まれるアニメ的な絵やギャグが、かなり効果的だな。

4話目 ☆3
う~ん、あんまり恋愛を推されると、イマイチかな~と思う。努力を尊敬。溺れるような恋は地獄への入り口。なんかこう、深いような、浅いような。

5話目 ☆3
初めての仕事。なんだかんだ言いながら、互いを心配している。

6話目 ☆3
熱中症? 時代的なことだろうけど、手すりがなくて恐いな。頑張る→認められる。のパターンしかないのがな。

7話目 ☆3
令婿に考えた上で、それでも断る。クソみたいな家はどこにでもある。

8話目 ☆3
ユーリ、なかなかの人物だな。そこで、アルテを騙してヴェネツィアに留めるよりも、真実を告げ、アルテの意思の力を取り戻させる方が得だと踏んだんだろうね。

9話目 ☆3
まあ、仲良くなる流れではあるよな。

10話目 ☆3
他人との違いを見せびらかすなんて、恥ずかしい、か。生まれは選べない。カタリーナの本気。時代的に、夫に逆らえなかっただろうしな。悪くないけど、綺麗に決まりすぎる感がな。

11話目 ☆4
逆風より追い風が怖い。アルテも生まれは変えられないのよ、か。うまい展開だな。それで仕事を断るのは不遜。

12話目 ☆3
ユーリもすげぇタマだよな。ダメ出しもするし、誉めるところは誉める。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 262
サンキュー:

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