「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2nd(TVアニメ動画)」

総合得点
76.0
感想・評価
499
棚に入れた
2301
ランキング
733
★★★★☆ 3.6 (499)
物語
3.3
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.6

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ネタバレ

ひろぞう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

メディアというモノに関わっていた、そしてメディアのスケールが大きくなる過程を目の当たりをしていると

自身でメディアというモノに関わっていた経験と
ちょうど私の年代がインターネット前史
草の根BBSの時代を体験している世代なので
ストーリーの根幹になるだろう
「世界の意識が一つのデバイスに繋がれたときに、それは大きな「絆」として成立するだろう」というモノに、個人的に懐疑的を通り越して、それはまさに絶対に違うだろうと、デジタルメディア以外での発達史を考えてもネガティブ評価になる
もし本当にそうしたデバイスが国家の枠を越えた、意識意思疎通の道具となるのなら
今日も暗闘している「ネトウヨ」と「パヨク」同士のお互いに蔑視対象の罵り合なんて、とっくに解消しているはずだ
まあ個々の暗闘は草の根BBSの時代の方が遙かに激しかったんだが
それがある意味でのワールドデバイスになったインターネットの時代になって
全体ののパイの急拡大でそもそも、意思疎通+共有という点では遙かに後退して、何かの事象を軸としてより対立、暗闘は激しくなった。
振り返ってみれば人々に公布する手段の発達
文字の発明や印刷技術の発明、ラジオやテレビの普及によって、人々の相互理解、「絆」って言い方向に深まっていったか?
確実に違うだろう、特にインターネットの時代になって、自分が目を覆いたい情報は無視して、または偏向メディア扱いして、異常すぎる偏った人間ばかりになっている昨今
極右もバカなら極左もバカ、同じあと数ミリで崖から転がり落ちるだけ
人々の集団意識、絆の成立では全くもって逆方向、より小規模の集団の横にほとんど連携網を持たないモノに変化しているので
それは政治運動、大衆運動、芸能部親にもいえるよね、その細分化って
そしてその細分化した集団同士で、日々毎日誰の得にもならないのに、暗闘繰り返す。
本来重要な中間層が日々減少している、インターネットというモノがまさに、「洗脳メディア」化している昨今では、このストーリーラインは成立し得ない
新たなデバイスの登場でポピュリズムの台頭の結果、新世代のヒトラーや、ポルポトが生まれるなら成立するけど
人間の良心がデバイスによって増幅される効果の方が高いのなら、世はとっくにもっといい方法に向かっていたはず。
それが特に昨今のヘイト「憎悪」を増幅させる方向ばかりに行っているようでは、このストーリーは成立し得ない
まして極東の政治軍事バランス崩すから、米国防総省と外務省が乗り出すとなると、メディアの発達急拡大を目の当たりにして来た世代としては
腹で茶を沸かせるぐらい荒唐無稽さに感じる
結論柄言えば話を広げすぎたから、結果的にストーリーラインが崩壊した
最初の現実の肉体は意識不明状態、意識転送ゲームからイジェクトできないので、何とかしてそれを打開するとするストーリーラインから、話を大きく広げすぎだだからあちこちに破綻ばかりになる
最初のストーリーライン+アルファから徐々に広げる、または無理のないレベルでの拡張を図れば良かったのだが、現状ではメディア発達史、現代メディア論を無視しているので所詮アニメだとしても絵空事を通り越している。

投稿 : 2020/08/01
閲覧 : 263
サンキュー:

5

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