「海がきこえる(OVA)」

総合得点
68.6
感想・評価
274
棚に入れた
1273
ランキング
1989
★★★★☆ 3.6 (274)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普遍的な高校生の青春を静かに描いた作品

この作品は当時のアニメ業界において
ジブリを中心とした新進気鋭な若手
(といっても30代中心だが、業界的には若い)達が
集められて作成された作品だ。

ゆえに、これまでのジブリ作品と少々変わって
やや年齢層が高く、高校生~社会人の間を
扱った原作を題材にしている。

という、前置きはいいとして

まず注目してほしいのは音楽と作画だ。
単刀直入に言うと「オシャレ」なのだ。

シティポップ的なイラスト、
抒情的なBGMが
16歳~24歳という
最も感性が瑞々しい年代の物語を、
清々しく描いている。

ではストーリー。

正直、ヒロインはツンデレの走りである。
「なんだこいつぁ」と、
主人公は少々ムカつきつつも
なぜか
都会から来た美人で、
クラスになじめず、
どこか寂しそうな彼女を放っておけないでいる。

同じように感じていた親友は恋に落ち、
あまりにも優しすぎて、優しすぎるゆえに、
悩むことになる。

他人に踏み込むこと、
親友との関係性、
突然現れた都会からの寂しげな美少女、
物語は少しずつ紡がれていく。

親友と違い
ちゃんと感情をぶつけてくる主人公に、
ヒロインは困惑しながらも、
裏側にある優しさと思いやりに気付き、
徐々に惹かれていく事になる。

だが高校時代は結ばれるまではいかず、
別々の道を進むことになる。

数年後の同窓会で彼女を思い出した
その数日後…

最後のシーン。

中央線の吉祥寺駅のホームで
お互いを見つけた時、
ヒロインが綺麗なお辞儀を見せる事で
大人への成長と変化を描き切る。

そして淡い高校時代からの
二人の物語が再開することを
「その人ねお風呂で寝る人なのよ」
という彼女のセリフによって
予感させることで幕を閉じる。

なんて、なんて、なんて、
オシャレなのか。
これはオサレ師匠のKBTIT先生もにっこりである。

投稿 : 2020/09/08
閲覧 : 265

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