「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)」

総合得点
79.3
感想・評価
513
棚に入れた
2041
ランキング
497
★★★★☆ 3.6 (513)
物語
3.8
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

切り口がユニークな異世界物

異世界ものとしては、ちょっと切り口がユニーク。

いわゆる異世界転生ものではあるんだろうけど、
転生先が本のない(手に入りそうにない)世界だったので、ならば自分で作ろうという・・・主人公が主役。


そして、その主人公はこの世界では子どもという・・・。


実は、私はこのマインという主人公が苦手だった。
2期を観てだいぶ慣れてきた&まぁ、キャラクタの個性もわかり始めたという事で大丈夫になってきたというありさまでした。

ちなみに、苦手な理由(後に大丈夫になったものも含む)

1)なんか体のサイズ感が・・・(これは後に「身食い」による影響と判明)

2)本が変質的に好き(中毒と言っても良い、特にブチ切れするシーンには狂気を感じた)

3)子どもなのにババ臭い(中身が転生した大人なので仕方がない)

4)ちょっと過剰なアヒル口

てな具合でして。


振り返ってみれば、つまらないことにケチをつけていた訳で・・・。


ただ、作品としては、切り口がユニークで、とても面白かったです。
いろいろと問題を解決していく様、人間関係を作っていくさまも、楽しく今日意味深かったです。
そして、マリンが不条理な状況に追い込まれるのを観てイライラし、それを乗り越えるところを観て一喜一憂していました。




1期はいろいろとあった上で、マリンが「身食い」による寿命を回避するために教会へ入るというところで終了でした。
きっと、2期でも不条理な環境、差別やいじめ的な状況に立ち向かっていくことになるのでしょう。
新しい展開が楽しみです。


ああ、あと一つ私的に残念だった点を挙げれば、
マリンの中身が転生してきた別世界の「私」である事をルッツに打ち明けたとき・・・、ルッツはいっときの怒りの後「俺の知っているマリンはほとんどおまえなんだな」と納得しましたが・・・、おぃおぃマジかと思いました。
もう少し、逡巡してほしかったなぁ、私としては。
そして現マリンも、元マリンは戻ってこないんじゃないか、という事で話が進んでいきました。
・・・元マリンかわいそうじゃないっすか?

私的には「私が元の世界に戻ったら、元マリンが返ってくるかも」とか「今は私の中で眠っているけど、私が元の世界に還れれば元に戻るかも」的な救いを匂わせてほしかったかなぁ。
ま、最後の方でそういう要素も出てくるかもしれませんがw



とにも、かくにも、スタンダードな異世界転生ものとは一味違った進行をしていく物語です。
今後の展開も興味津々です。


ユニークな異世界転生もの。
ぜひ機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2020/10/15
閲覧 : 238
サンキュー:

17

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