「茄子 アンダルシアの夏(アニメ映画)」

総合得点
72.2
感想・評価
190
棚に入れた
943
ランキング
1154
★★★★☆ 3.9 (190)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

茄子のアサディジョ漬けがおいしそう

スタジオジブリの作監をしていた高坂希太郎氏の監督作品。
原作は黒田硫黄の短編マンガ「茄子」。
黒田硫黄といえば"セクシーボイスアンドロボ"の人ですね、と言われてピンとくる方はどれくらいいるのだろうか。
劇場公開後、レンタルかなにかで観た記憶があるのですが、PrimeVideoにあったので久しぶりに再視聴しました。
おお、主人公の声優は大泉洋だったのか。

ロードレースが題材の作品です。
主人公はロードレーサーの「ペペ・ベネンヘリ」。
その年、ペペの地元であるアンダルシアで開催されることになったロードレース"ブエルタ・ア・エスパーニャ"に出場するペペだったが、同じ日に兄「アンヘル」は、ペペの想い人だった「カルメン」との挙式を行うこととなった。
また、ぺぺのスポンサーのスペインのビール会社"パオパオビール"のペペに対する心象は悪く、ペペは今回、同じチームの「ギルモア」のアシストに徹して、このレースを最後にクビが言い渡される予定だった。
いろいろな感情がないまぜになりながらアタックを繰り返すペペだったが、レースの最中、思わないアクシデントが発生する。
内容はほぼ"ブエルタ・ア・エスパーニャ"で、物語の開始時点で、その過酷なレースの火蓋は既に切られています。
太陽照りつけるアンダルシアの気温は摂氏45度、湿度32%とアナウンスがあり、150kmほどに及ぶレースの模様は、見るからに"熱い"です。
スペインの広大な大地を駆けるレーサーたちは誰もがトップを狙っており、そんな中躍り出てしまった崖っぷちレーサー・ペペに与えられたミッションが描かれるものとなっています。

"萌え"は無く、"燃え"、それも灼熱の舞台がこれでもかと用意されています。
特に限界突破したペペを追い上げるライバルたちとの終盤のデッドヒートは凄まじく、観ているこっちも咆哮しそうなほど躍動感に優れていました。
雰囲気はジブリっぽいですが、キレイ過ぎない感じです。
最初から最後まで飽きない、良作だと思います。

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 202
サンキュー:

5

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