をれ、 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
[全12話視ました。]ワタシが視た音楽系作品の中で最高峰の一つです。
視聴前情報は特に集めていません。原作無知です。
以下はワタシの誤解と偏見の戯言を書き連ねただけです。
公式サイト; https://mashironooto-official.com
[全12話視ました。]ワタシが視た音楽系作品の中で最高峰の一つです。
音楽系作品は非常に難しいジャンルだと思います。その理由の一つに誰もが同意できる到達点を表現することが困難なことが挙げられると思います。それで、音楽系作品のエンディングは、演奏者たちの心の成長や、最終話で、賞をとってオメデトウ、でしばしば終わります。でも本作では、もっとうまくなりたいと主人公が感じて、ここが出発点という、このお話の締めくくりは秀逸だと思います。
[第1-4話視てみました。]「じょんがら」には全く興味が無いので次回だけ視てみるわ、って感じで視てきましたが、完走したい気持ちが視る度に強くなりました。
ワタシには、津軽三味線は、近県の願人踊りやちチャグチャグ馬コと同様に典型的な無形民俗文化財に感じられます。だが、吉田兄弟のように、現代においても商業ベースに乗せられる稀有な存在でもあると認識しています。
ワタシのよく聞く音楽ジャンルは、弦楽器の長いソロパートが必ずあるジャンル、比較的短いリフが少しづつ変化していくジャンルなど、です。なお、ボーカルパートはあまり聞いてないwです。なので三味線の独奏は、好みの音楽のジャンルの演奏に近いのですが、如何せん民俗芸能は敷居が高く、気軽に楽しめる気はしない、つまり、この演奏や音楽をどう解釈していいのかわからないです。ただ、本作を視て聞いているうちに、前のフレーズとの変化、複数のメロディの存在と音の装飾の変化など、演奏の表現能力が高く深いことが理解できたような気がします。
音楽系作品は題材音楽自体の魅力が作品価値に大きな影響を与えるので、例えばこのお話面白いけど、このキャラ好みだけど、音楽が好きじゃないので視ないということがありうる訳です。本作は、キャラの魅力は今後のお話の展開の中で不可彫(堀)りされることで増していくと考えられます。また、お話自体はよく練り込まれて、全く飽きさせず次のシーンが気になり、画面への集中力が加速する一方です。音楽は無関心や興味が無い人でも分かりやすく、説明されながら、素晴らしい演奏がウーンと思わず唸ってしまうような満足感を与える、そんな印象を持ちました。今後の展開と演奏に期待が持てます。
あとどうでもイイ気になったことですが、EDのフォントが潰れてて見にくいですw。UDフォントを使えwとは言いませんが、毛筆フォントでももう少しマシなのがあると思うですが..。