「D_CIDE TRAUMEREI(TVアニメ動画)」

総合得点
60.7
感想・評価
79
棚に入れた
223
ランキング
5628
★★★☆☆ 3.0 (79)
物語
2.7
作画
3.2
声優
3.2
音楽
3.2
キャラ
2.9

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ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白い変身装着もの

PVでは「ペルソナ」シリーズっぽいと思っていたのですが、蓋を開けてみたら、星矢やトルーパーなどの懐かしの「変身装着もの」でした。ただ特撮もののような完全に別の人型形態になるというのではなくて、人間の姿を残したままで戦うという感じですね。そんなわけで星矢などっぽいと思いました。しかしキャラデザインは今風のゲームキャラのようになっていて、非常に斬新です。3Dによる作画もスムーズな動きで、あまり気になりません。シナリオも次々と事件や伏線が登場して、最後まで面白く見られました。今期では「ナイトヘッド」以外ではこれでしょうか。

第一話{netabare} 主人公がキックボクシングをしているというのが、あまり今までになかったスポーツですね。冒頭部分の兄を殺されて、気弱だった少年の頃の場面との違いが、いろいろあるのかなと思いました。その他のキャラはまだ紹介程度の登場で、よくわかりませんが、伏線は張り巡らされていると思います。主人公の眼鏡をかけた友人が「レザリア」の単語を知っていたりして、何かありそうです。また今回死亡した敵の少年が、パソコンをしながら食べていた薬は何なのか気になりますね。たぶん何かの麻薬だろうと思いますが、夢の世界にいるメカ怪獣と融合していましたから、そのあたり何があるのかと思います。主人公を噛んだタヌキのような謎の物体の正体も、次回にはわかるでしょうか。今後に期待。 {/netabare}

第二話{netabare} 同級生の愛莉にスポットが当たった回。門限にうるさくて、家庭内暴力をふるう父への反発から、合成麻薬?のようなドロップに手を出して怪物に変化してしまう愛莉、しかし龍平の説得で仲間の姿に変化します。よくあると言ったらまずいけど、わりとすんなりとわかるストーリーでした。最後に父にびしっと言う愛莉がかっこよかった。まあしかし若者向けって感じではあるかな。うーんやっぱり「ペルソナ」っぽいなあ。同じスタッフっぽい感じだな。作画は非常にいい。 {/netabare}

第三話{netabare}玲奈の覚醒回でした。前島さんの感情の方がリアルだなあと見ていて思いましたね。そんな前島さんが攻められて改心する・・・まあこういう番組だなあと。あんまこれ人気ないのは、こういうお説教くさい感じが敬遠されているせいかも。うーんもう少し表面的でないところに踏み込まないと、視聴者にアピールできない気がしますね。作画はきれい。 {/netabare}

第四話{netabare}或斗の回。或斗の母親がだめな人で、或斗がすごくがんばっているのがかわいそうだった。父親もあんまり協力していない。こういう母親って今増えているのかなと思ったけど。新聞でも中学生ぐらいで親の代わりに家事をしている子が増えているとか載ってたことがあった。 それとは別に会社勤めで疲れている今回妖魔に変わった人は、ものすごいその境遇がわかるわかるって感じでした。どうも主人公たちよりも、妖魔に変わる心の弱い人たちの方に共感してしまう。これはそういう作品かなあ。部屋が散らかっていたりするの、今こういう暮らししている人がすごく増えているみたいだし。作画はあいかわらずとてもきれい。今期ではナイトヘッド以外では作画力ではこれかな。 {/netabare}

第五話 {netabare}ちょっと内容がアダルトすぎましたねぇ。「かげきしょうじょ」といい最近はこういうのが主流なんですかねぇ。「かげきしょうじょ」もロリコン話が出て、見る気がそがれましたけど、これもそんな感じかなあ。スタッフの男性の方たちの、「その気」で作られていると思うんですが、女性が見るには、きつすぎる内容でしたね。今後もどんどん「少年向け」になっていくのでしょうか、非常に残念です。作画はきれいですが、今回はアップの絵が多すぎて下品。 {/netabare}

第六話 {netabare} 前回あんまりだったけど、今回は普通のドラマで楽しめました。って気の毒な少女が一人亡くなっているんですけど、話としては面白かったです。緩急に富んでいました。アクションシーンも多かったですし。話も物語の謎に入っていっている感じで、今後どうなるのかと思いました。謎の教団がどういうものか、だんだんわかってくるかなと思います。 {/netabare}

第七話 {netabare}前回いいと思ったのにそれが長続きしない・・・・。今回の話では回転寿司で食べる場面が何度も出て来て、こいつら学生の身分で特に働いてもいないのに、一人で何十皿も食べている!回転寿司だからって視聴者をなめているんではないですか?こういう場面を出したら子供は喜ぶだろうみたいな感じ。相変わらず今はやりの呪術アンチで、スタッフを見たら昔のトルーパーしていた人とか入ってる。もう切ろうかなこれ。特に面白さも感じなくなってきました。 {/netabare}

第八話 {netabare} エレベーターに閉じ込められた時に話された、島の伝説から敵が超古代文明から出たものではないかという事に。強引な展開だけど、もうそういう方向に持って行くしかないだろう。トロイメライでコンプレックスの夢を実現するという敵システムが、どうそれとかかわっていくのかが難しいところ。戦闘場面は派手で、よく動かされている。ただ主人公がエレベーターで騒いだあたりは、正直見ていてしんどかった。今回は出だしも唐突で、かなり強引な展開だった。6話だけなぜあんな演出が上手だったのだろう。 {/netabare}

第九話{netabare}今回は時間が停まるというSF仕立ての話。学校になじめない佐川?という生徒の見た夢に入り込み、何度も同じ時間を繰り返して出られない。しかしとっさに腕に傷を作って、その痛みで夢から逃れることに成功する。

話としては前回よりはまとまっていたと思う。しかし目新しさはあまり感じられない話だった。 バンクで同じ場面を3回ほど見せられたのが、正直面白味を感じられなかったのがある。絵はあいかわらずきれいだが、顔の3Dの造形に癖があり、しりすぼみの顔に感じられるのがちょっとあれだ。{/netabare}

第十話{netabare} 今回は龍平に思いを寄せているのが男子だというBLぽい話、しかし龍平の仲間の女子たちはさほど驚いていないのが今風。前回に引き続き校内の話で、学生向けっぽい。第五話などからの反省だろうか。あらすじも過不足なく描かれていて、今回は見やすかった。作画はあいかわらずいい。顔の造形もちょっとましになっているような気がした。ラスト、敵に龍平が倒されてしまったが、次回どうなるか気になる。そろそろこのシリーズも終盤かと思うので。親友だった村瀬が裏切者かもしれないというのは、同じような3Dアニメだった「リヴィジョンズ」を思い出す。 {/netabare}

第十一話{netabare} いよいよ最終回手前ですね。次回で終わりかな。ラスボスが兄貴だというのは、もしかしてと思ったけど、やっぱりそうかという感じでした。しかし兄貴の死体はあったのだから、どういう事か、ラストのネタバレ気になりますね。途中5話みたいな話があったものの、まあまあな終わり方かな。ただ途中の島の伝説の話とか、枝葉の話が消化不良のまま終わりそうです。3Dアニメとして見た場合、わりといい作画の作品だったと思います。前期の作品はひどい作画のものが多かったので、テレビでこの高水準で終了するのは、目玉だったと思います。今後はこのような作品が増えてくるとしたらうれしいです。 {/netabare}

第十二話 {netabare} 兄貴は体を乗っ取られていたんですね。敵は前世代の支配者というヲチですね。戦闘場面が多くてかっこよかったですけど、最初玲菜が敵になっているとわからなかったから、敵の親玉みたいなのを攻撃している玲菜をどうしてジェシカが止めようとするのかわかりにくかったです。ラスト龍平を刺してしまった玲菜、次回最終回ですがどうなるか気になります。それにしても街の人間がみんな血液の奔流になってしまうところはえぐかったです。 {/netabare}

第十三話(最終回) {netabare} 敵を倒すまでの戦闘場面が激しくて、かっこよかったです。最後龍平と兄の順平がコンビネーション攻撃するところがとてもよかったです。玲菜も身を削ってサポートしていたので、前回の龍平を刺したことが帳消しになってよかったと思います。街の人間たちはしかし、ラストで無事だったのでしょうか。レザリア空間で起きたことだから大丈夫だったのか?また唐突に登場した蘭堂の島のノッカーアップたちが説明不足でしたが、仕方がないですよね。そしてEDの後、壊れた敵の仮面をかぶったのは村瀬でしょうか。1クールの短いシリーズでしたが、いろいろなエピソードがあり、楽しいシリーズでした。続編はたぶんないと思いますが、作画乱れがほとんどなかった事が本当にうれしい作品でした。キャラの服装デザインがとても細かくて、しかもよく動いていて見ていて最高でした。 {/netabare}

投稿 : 2021/10/02
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サンキュー:

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