「100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン(TVアニメ動画)」

総合得点
65.4
感想・評価
177
棚に入れた
614
ランキング
3258
★★★★☆ 3.1 (177)
物語
3.2
作画
2.9
声優
3.3
音楽
3.1
キャラ
3.2

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ネタバレ

いるかん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:今観てる

ストーリーは面白いけど絵が拙い原作を、さらにアニメの手抜きが悪化させたかな

アニメの演出上問題ありと思うところが、シーズン1以上に散見されました。

原作は、ストーリーは面白いのに、画力は正直、残念です。
アニメでも、キャラなどの絵のレベルの低さは、原作を忠実に再現しているので仕方ないとして、それでも動画として動かせるとこは動かすべきだし、画角や演出全般で、アニメにして良くなったと思われるところがあまり感じられないんですよね。
それどころか、酷くなっている場所があります。

全部が酷いわけではないんですよ。
正直ごく一部ですがそれがどうしても気になるレベルなだけです。

複数気になった回は以下の通りです。
17話:
・オーククイーンの攻撃をジャンプで躱すヒロイン。
通常のジャンプだったのに、次のシーンでは天地逆、さらに次のシーンでは上下が元に戻っており、シーンの間を一切動画で補わないため小学生のパラパラ漫画だってここまで酷くはないかと。
・屋根の上でオーククイーンの視界から隠れるヒロインと将軍の、杖と槍の先端が屋根の上からはみ出しており、下手すれば、当人たちの頭部すら見えてそうな描き方で、緊張感が削がれる。
・洞窟に閉じ込められた巫女たちの脱出口が唐突すぎる。
原作は出口だけなのでもっと酷いものの、アニメで挿入された脱出口手前のトロッコのシーンも、他に補強が無いため原作を知らない人には、関連するシーンであることすら伝わらないかと。

21話:
・村長の家の前で、村長がさらに村人を騙しているのをただ見守っている勇者たち。
状況が悪化するまで待って最後に殴ってしまうとか、失敗したら死ぬ、ということを考えてないかのような、仲間の救助そっちのけの無駄な時間。
・周囲を取り囲む山を滑り降りてくる魔獣の大群で「静止画」のスクロールを2回連続で見せられて萎える。(他の静止画はあえて突っ込むほどではないですが、最初の静止画は短時間で結局3回見るはめになります)
・魔獣に襲われて逃げるモブの服装が、最大3人のうち必ずカーキと青の2色がおり、並び順もカーキが常に左側。
当然、シーンごとに死んでいるため、同じ人物ではない。
4回くらい続くので最後の方は見ていられなかった。

23話:
・幼女に、本来見せなくても済んだ祖父の殺害されたとわかる遺体を見せ、犯人をなじらせる、手垢で真っ黒な展開
・幼女が始末されたら感動得やすいという思惑が透けてうんざり
・襲撃開始冒頭で、ゴブリンの静止画を4つ重ねて上下動させる、昭和40年代のテクニック

話題作りの奇策を酷評してるレビューもあるようですがそこはむしろ必要であって、こういう基礎というか本筋の方がダメではどうしようもないかと。

OP曲もなかなかいい曲なんですが、本編の絵のぬるさや展開のテンポの緩さでかえって浮いてる印象でもったいないです。

3期をやる気があるなら、演出陣は総とっかえしないと危険なレベルですね。

投稿 : 2021/10/04
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