あや さんの感想・評価

4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ギャグアニメと捉えれば有り？

(原作を読んだので冒頭追記・評価変更2022/1/3)
アホガールの原作者つながりで流れてきました。
原作未読→TV放映分＋αまで読みました。
エピソードの入れ替えで前後した部分がありましたがほぼ原作通り。
主人公の倫理観を無視した発言に押される/ツッコミを入れる女性キャラたち。ボケとツッコミのテンポが良くて笑っちゃいます。アニメは上手く表現していると思います。1，2話でギャグアニメとして捉えられない視聴者さんには見続けるのはしんどいかも。
ラブコメのコメディ要素に言及しているかもしれませんがレビュー済の2作品との違いを簡単に…
レンタル。。。：主人公のクズ度がハンパなく視聴を断念。本作品の向井は実直・勢い・思い込みの振り幅がMAXでツッコミを入れるしかない発言でいっそ清々しい。
ひげを。。。：ストーリーに現実世界の倫理観を生の状態で差し込んでくるのでシリアス展開。現実の倫理観が脳裏に残るため、登場人物に共感できない。本ストーリは、間違った倫理観発言・行動をツッコまれること前提に展開していくのでコメディアニメとして面白く感じました。

以下は、修正対象です。もっと絶賛する方向ですね。

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ラブコメディですが倫理観の崩壊をギャグで振り切ると捉えれば有りです。
自分では面白かった！が感想です。
初期設定を受け入れられるかどうかで好き嫌いが分かれると思います。

主人公が2股を公言して、一緒に住む。さらに2人が主人公に好意を持つという、まあ現実にはあり得なく、ハーレム系にはありがち。。。でもない都合の良い設定という感じですかね。

うまく表現できないのでWikiのあらすじを借ります。
登場人物たちのどこかずれた性格が幸いし、どろどろとした愛憎劇にならず…
が上手く言い当てています。現実社会の常識的なツッコミを、登場人物のおかしな性格、すなわちこの後何度も使う「ギャグ要素」で回避しています。
他のレビューを見ても女の子たちがサイコ、ちょろすぎなど。
女性レビュワーからは、主人公に対して男としてありえないと。

何を怖がってコメントを書いているかの種明かしです。
リアル要素がかなり入り込んだラブコメ属性作品と、主人公がクズすぎる視聴断念した作品の2つを酷評しているからのです。
これらの作品に対しては、倫理的におかしい、および主人公の性格設定・ストーリー進行がおかしいと視聴側(自分)が受け取ってしまったのが原因です。

本作品に関しては、キャラが可愛く、特に冒頭から水瀬渚が一番の推しになりました。いつもの通り作画・キャラデザでかなりのプラスバイアスがかかっています。

かなりぶっ飛んだ思考のヒロイン3名たち、ウワサでは4人目も同じようになるという。。。
一見真直ぐで真面目な性格の主人公だが、選べないから2股、2人とも大切、一緒に住もう、という論理破綻を堂々と発言し主張している。ニコ動のタグにはアホボーイと。これも言い当てていると思います。

アホガールほど「いっそすがすがしい」とまでは言えないがギャグ要素として捉えれば倫理観もぶっ飛ぶ作品でした。
演出はほぼアホガール。1話からのヒロイン2人は思考がほぼ「よしこ」。渚ちゃんの振る舞いは「さやか」。他作品を引用してすみません。ノリがあまりに似ているので。。。

ただ、後半の温泉の話辺りから、頭空っぽで観られない展開になってきてきたのがちょっと残念。

ギャグ要素がアホガールまで振り切ることと、4ヒロインたちの心情・性格・立ち位置との両立が難しいのかな？と勘ぐってしまう隙を与えてしまうのが「絶賛」まで行かない理由なのかもしれません。