「文学少女 メモワール III 恋する乙女の狂想曲[ラプソディ](OVA)」

総合得点
61.9
感想・評価
110
棚に入れた
477
ランキング
5035
★★★★☆ 3.6 (110)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.5
キャラ
3.7

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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

素直なまま振る舞えない少女の狂想曲

アニメ"文学少女"シリーズ三作目。メインは「琴吹ななせ」です。

"文学少女"シリーズは声優が超豪華です。
井上心葉が入野自由、遠子先輩は花澤香菜、美羽は平野綾、ちょい役の櫻井流人でも宮野真守が演じています。
各話30分程度で、本編のアニメ化というわけでもないファン向けのストーリーにも関わらず気合の入りっぷりが凄まじく、当時"文学少女"シリーズがどれだけ人気のあったコンテンツだったかというのがよくわかりますね。

本作のメインキャラ「琴吹ななせ」も大物声優が起用されていて、演じるのは水樹奈々です。
内容はななせと心葉の、昔のストーリーがメインです。
ただ、他作品とは違い、本編が始まる前の話が描かれたストーリーではないです。
原作では恋愛ベタからななせは心葉に冷たくあたっているところからスタートしますが、本作ではツンがデレになるプロセスが描かれます。

ただ、ななせは普通に目の前にいたら、極度のドMでもない限りは嫌がって相手にしなくなるような性格の悪い系のツンなので、個人的にはあまり好きなキャラではないです。
心葉くんは"極度のドM"の方だったようで、どんなに冷たくされてもへらへら話しかけるので、感情移入が難しい作品だと思います。
最後も、なんかいい話っぽくしめているのがいまいちでした。いいから心葉からカツアゲした500円返しなさいよ。

また、冷たくされて喜んでいた心葉くんが、デレた後もムチを欲せず、同じように接していたのも不自然でした。
"文学少女"シリーズの一作ですが、本作中に文学に絡めたくだりは登場せず、個人的には無くてもいいくらいの一作だと思います。
調教されたななせファンにはおすすめできるかもしれない作品です。

投稿 : 2021/12/27
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