「失格紋の最強賢者(TVアニメ動画)」

総合得点
61.7
感想・評価
233
棚に入れた
785
ランキング
5157
★★★☆☆ 2.9 (233)
物語
2.6
作画
2.8
声優
3.1
音楽
3.0
キャラ
2.8

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

無味無臭。

【概要】

アニメーション制作:J.C.STAFF
2022年1月8日 - 3月26日に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、「小説家になろう」に連載しているweb小説を改訂し、
SBクリエイティブから刊行されている、進行諸島によるライトノベル。
原作イラストは、風花風花が担当し、
webサイト『マンガUP!』『ガンガンONLINE』にて、
漫画家の、肝匠&馮昊(Friendly Land)の作画によるコミカライズ版が連載中。
監督は、秋田谷典昭。

【あらすじ】

この世界には、全ての人間が持つ魔法の才能に系統があり、
4種類の紋章が手の甲に刻まれていた。

古代の魔術師ガイアスは、生産職に最適だが成長の限界が一番低い第一紋でありながら、
千年以上の魔法の研究と鍛錬で圧倒的に世界最強の人間になり、賢者と呼ばれていた。

神をも殺す世界最強の「神滅の巨龍」すら27秒42で容易く屠ったガイアスであったが、
ガイアスの目指す次元に比べて自分が弱すぎであり、成長の限界を感じていた。
宇宙には自分の数百倍数千倍の強さの魔物がウヨウヨといて上を見れば、
追いつくためにどれだけ長い時間をかけて鍛えても第一紋では頭打ちであり、
更には紋章が生まれつきであり後からの変更は不可能。そこで使ったのが転生魔術。
数千年後の世界に、ヒルデスハイマー準男爵家の三男のマティアスとして転生。
前世の記憶と知識を取り戻すのに6歳までかかったが、
戦闘向きの第四紋と、転生は順調だった。

だがしかし、その世界は近距離戦では最強の第四紋が役立たずの失格紋として冷遇など、
前の世界から常識が変わっていて、魔術理論が低レベルになっていた。


【感想】

主人公の設定とか見ると、やりたかったのは異世界ドラゴンボールだと思います。
ピッコロ大魔王がベジータやフリーザらの存在に気づいて、やばい!やばいよ!!
井の中の蛙大海を知らずにならずに更に強さを求めようとする…みたいな話。
主人公の事情をアニメでは第1話のアバンでちょこっとやっただけで、
魔族を殲滅する話ばかりで、何故強くなりたいのかといった、
目的や意識の説明が、おざなりにされてる気がしますけどね。

一応自分は漫画版を読んでいるのですが、このアニメは展開の要約が丁寧とは言い難く、
原作の販促用と割り切った選り抜きの作りなんでしょうね。
世界観の説明となる実家時代で普通は1話目をじっくりやるのですが、いきなり学園入学から開始。
兄二人との関係や父のカストルに剣の稽古をつけてもらっていたとかそういうの全部カット。
一応はアニメでは出てこなかったマティアスの父のカストルを名前だけは出していますが。

井澤詩織さん演じるドラゴン娘のイリスの登場を早めて萌えをアピールしたいのか、
序盤が超スピード展開。

マティアスが前世の知識と経験を活かして仲間を鍛えたり魔族を倒したりするのですが、
こういうのをストレスフリー展開と言うらしいですが、
登場人物の感情を伴った物語を見ているというよりは、作業を眺めている感じが半端ないです。
それこそ…微妙なRPGの実況配信をアニメ化した感じ。

なろう界隈では売れっ子っぽいのですが、原作者の進行諸島氏の作品・作風は、
7月に放送開始の「転生賢者の異世界ライフ」などを読んでも、
友人関係や恋愛や肉親などの人と人の交わりを描くのが不得手でどれも微妙ですし、
このアニメも特に盛り上がるところがなく、淡々と視聴して何も心に残らなかったですかな。
どんな話だったか印象に残るシーンが一つもないのですよね。

あと、バトル中心なら戦闘作画を頑張ってほしかったのですが、
ところどころ動かなかったり、動きが丁寧でなかったりで、
東映アニメがどれだけアクション作画が優秀なのか、再認識できたのだけは良かったですね。


特に語ることが多くないですし、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/04/28
閲覧 : 207
サンキュー:

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