「ひぐらしのなく頃に解(TVアニメ動画)」

総合得点
89.3
感想・評価
2906
棚に入れた
13608
ランキング
83
★★★★☆ 4.0 (2906)
物語
4.3
作画
3.7
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何が当時の若者の心を打ったのか

『ひぐらしのなく頃に解』(ひぐらしのなくころにかい)は07th Expansion製作の同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』および、同ゲームを原作とする小説・漫画・ドラマCDのうち「解答編」と称される4編。
上記作品を原作とするアニメの第2期タイトル。ただし、原作と異なりアニメ版オリジナルの新エピソード「厄醒し編」(やくさましへん)が含まれ、原作の「解」に含まれる「目明し編」「罪滅し編」は第1期に含まれる。(wikipedia)

アニメのひぐらしは無印と業を視聴済み、無印は2006年の作品のようですが観たのはここ最近の話。ちなみに卒は未視聴状態。尚ゲームに関しても未プレイ。

ゲームの初出を見ると2002年、それもコミケですか……よくもまあここまでのビッグタイトルにまで上り詰めたものです。
個人的にこのゲームのことを知ったのは多分ネットの情報からだったのだと思いますが、当時としては全く興味すら惹かれませんでした。理由としては「キャラの絵」これに尽きましす。
当時はkey作品なんかでも顕著だったと思うのですが、どう考えても一般受けするわけないような絵がヲタ界隈ではどういうわけか受けていて、逆にこれが一般層の参入障壁になっていたと思います。自分はあまり自信をもって「一般層!」などと言えるような立場ではなかったと思いますが、それでも絵を理由に忌避していました。
それがあれよあれよという間にアニメ化、そして家庭用ゲーム機に移植されとんでもない人気作になったようです。ただまあ、それでもあんまり興味もてなかったです。

無印の再放送でも観ようと思ったのがつい最近の話、その流れで「業」を観たものの今一つ内容に釈然としないまま。そして先日アマプラで「解」が見放題なことに気づき視聴したというのが今回の経緯です。尚、当レビューでは「解」だけでなく「無印」と「業」についても一部含みますのでご了承を。

ひぐらしを避けていた一番の理由はその独特すぎる絵によるものでしたが、グロが苦手だということも大きな理由としてありました。なのでアニメもずっとスルーしていたのですが、少なくとも「解」ではそれほどセンシティブなシーンはありませんでしたね。アマプラのレイティング的には「無印」「業」のいずれもが全年齢対象なのに対し「解」はほとんど全年齢ですが7話だけ「7+」という扱い。ただ正直に言って「無印」「業」の方が明らかにグロさは上でした。グロいというよりはスプラッターな感じですかね。

内容的に困ったと思ったのは沙都子への虐待に伴う児童相談所のエピソードが「解」の前半部分と(確か)「業」の一部分がほぼ完全に被ってたことです。なのでこれはちょっと消化するのに時間がかかりました。そもそもあんまり面白いエピソードというわけではなくあくまで雛見沢の団結心を強調するためのようなシーンでしたから。作品的には重要なシーンなんでしょうがどちらかというと「まあこの当時のお役所仕事なんてこんなもんだろーな」という感じで観てました。もっとも今現在は改善されているかというとちょっとわかんないわけですが。
似たようなシーンが「解」にはもう一つあって、それが鷹野の孤児院での生活。まあこれも当時はこんな感じだったんだろーなっていう感じでした。

これらのように思ったよりも誠実に当時の時代背景を調べているんですよね、この作品って。正直もっとなんちゃってな伝奇モノだと思っていたのでここが一番意外なポイントでした。作者の生まれが1973年とのことなので舞台設定の昭和58年(1983年)当時のこともある程度記憶にあったのかもしれませんが、さすがにお役所のこととか知ってたとは思えませんしやっぱりちゃんと考証したのだと思います。もっとも作中の描写(訛りなども含めて)本当に正しかったのかどうかはわからないのですが。

内容としてはミステリー半分ファンタジー半分といった感じで、伝奇ものによくある超常現象を匂わせておきながら実は全部人間の仕業的な仕掛けではないです。そのため梨花は何度も何度もタイムリープというより「死に戻り」をしてますし、後は羽入という明らかに人間ではない超常的な存在も現れます。
もっとも事件そのものは政治的な謀略によって引き起こされたと言っていいのでしょう。ただそもそもの雛見沢症候群における「女王感染者」なる概念はちょっとファンタジックに過ぎるんじゃないかなという気がしなくも無いです。というのも代々古手家の直系が該当し、それは出産時に継承されるそうですが……これって直系全員ってわけじゃないんですよね?多分一子相伝みたいな形になるんですよね?男系なのか女系なのかわかりませんが、いずれにしろそう上手く行きますかね?というのが率直な感想です。というか男系は普通に難しいんじゃないでしょうかね。女系なら子供一人に受け継がれるというのも感覚的にわからなくないですが。まあ超常的な存在がいる時点でそんなこと言ってもしょうがないのでしょうが、一方学術的にはどう考えても疑問符が付きそうな気がします。そりゃ説を受け入れられなくて当然なんじゃないでしょうかね鷹野さん。

ゲーム未プレイだからかわかりませんが、ハッキリ言ってここまでビッグタイトルにまで昇りつめた要因が自分にはわからないままでした。おそらく本来は唯一の男子キャラである前原圭一が主人公的ポジションの一種のハーレムものなんじゃないかなと思いましたが、それが良いか悪いかは別にしてアニメではそう言った感じはほとんど匂わせません。キーパーソンであることに違いはなさそうですが、別にそう大して役に立ってたような気もしません。言い方は悪いですが、過疎化した辺境の田舎が故に人材が乏しすぎたからこそ相対的に圭一が目立ったようにすら感じます。
もっとも甲子園出場投手すら圧倒する一種のカリスマがあるのですから、地力自体はあると見てもいいのかもしれません。ただまあ、これは園崎魅音の方でしたっけ?デルタフォースでもやってけるとか言われましたけど、それはいくらなんでも言い過ぎとは思いましたが。

ほんと、何が当時の若者の心を打ったのでしょうね?コミケ初なわけですから当初はある程度以上の大人から支持されていたと思いますし、それがアニメ化を経て中高生にまで人気が出たということでしょうか?そういう意味では幅広い年齢層に満遍なく受けたのが勝因だったということかもしれません。

あ、パチスロも出てたんですね。それも結構大きそう。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 275
サンキュー:

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