「変態王子と笑わない猫。(TVアニメ動画)」

総合得点
84.8
感想・評価
3222
棚に入れた
18300
ランキング
272
★★★★☆ 3.7 (3222)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

(6話で切りました)

原作既読(コミック版は未読)
6話終わりの辺りで観るのを一旦止めてしまってからそこから自然消滅...といった流れです。決して面白くない訳ではなくてむしろ上手く纏めていてテンポも良く原作のキャラの可愛さはちゃんと踏襲されていて好印象でした。正直のところ原作で満足してしまっていました。(けいおん!のレビューも止まっているので猛省しています)

1話
{netabare}原作をうまい具合にカットしてテンポ良く繋いでいるなと感じました。バーバラさんは元々ポン太の物でポン太が祈った後主人公の家の押し入れに入っていたという設定は改変されており、主人公が自分のものを持っている設定になり、説明を上手く省いていました。カントクさんの可愛らしいキャラデザを上手くアニメ仕様にしている所がとても良かったです。この作品の一番の魅力はヒロインの可愛さなので(主にキャラデザ)。opの映像も最近はあまり見かけないような感じですが好きです。ですが、個人的に謎改変が気になります。最初の主人公が水泳部を覗いているシーンは原作ではプールは屋外でブロック塀の隙間から覗いているのでどうして屋内にしたのかよく分からないです。あれは普通にバレるでしょ(鋼鉄さんにはバレてなかったのかもしれませんが)。猫像に祈るシーン、私自身の記憶では主人公は周りが暗くて月子ちゃんの顔がよく見えなかったので教室で会った時、誰?という反応になっていた感じの反応だったのが、アニメだと月子ちゃんの顔普通に見えてましたね。しかしそれだと教室の反応がかなり違和感あるので何で改変(ミス?)したのかなと。それと、やっぱり主人公がキチですね。原作を読んでいる時もキチなキャラなのに変な所で真面目なのが不自然なのであまり好きじゃなかった思い出。1話では中盤の月子ちゃんをくすぐるシーン、後半の小豆梓を追いかけるシーン等。月子ちゃんと主人公の絡みの描写の少ないですね。原作でもこの時点では少ないですが。
散々汚点を語っていますが、ヒロインはやはり可愛く、作画もそこそこ安定しそうな予感(昔のJ.C.STAFFなので少し安心感があります)。声(特に主人公、鋼鉄さん)も良くキャラとあっていたと感じ、op曲は前から聴いていて気に入っているので視聴継続。{/netabare}

2話
{netabare}原作の1巻中盤。主人公のキチっぷり炸裂と小豆梓の掘り下げ回。主人公が小豆梓にプレゼン?をするシーンはシュールで面白かったです。中盤のデートのシーンは主人公のキチっぷりが炸裂し、小豆梓の反応が萌えって感じでした。ゲーセンを出る2人の改変はうまく縮めたなと感じました。その後の小豆梓の雰囲気が一転するシリアスな表情が良かったです。edの曲もいいですね。
主人公と月子ちゃんが雨宿りをして、DQNに絡まれる主人公と月子ちゃんのシーン。DQNの下ネタのセリフがオブラートに包まれていましたね。原作では主人公が抱いていた月子ちゃんへ印象が変化するシーンで心理描写がかなり秀逸だったのでアニメ版はあまり良く描かれていなかったのが残念(尺の都合でカット?)。
それと小豆梓がお嬢様のフリで金銭的に苦しい描写は多分カットされています。それだとどうして生活リズム崩してまでバイトをしてるのか分からない...{/netabare}

3話
{netabare}原作1巻中盤〜後半。小豆梓&月子ちゃん掘り下げ+過去話。
主人公とヒロインとの軽い会話がくどくなくテンポ良く観れるのが良い所。小豆梓とのゲーセンの会話はこの回で一番面白く感じました。表情を取られる前の月子ちゃんに声が付いたことにより更に可愛くなっていて月子ちゃん推しになりそうです(原作では小豆梓推し)。
小豆梓がお嬢様のフリをした理由が「それで新しい学校では、孤高のお嬢様を気取ってみたけど〜」で片付けられていたのが惜しいなと感じます。原作では小豆梓の過去の経験だったり好きな漫画のキャラの影響だったりが作用しての行動で、主人公が謝るシーンではこの掘り下げが効いてかなりグッとくるのでアニメだと少し肩透かしを喰らいました。芋づる式に小豆梓のその後の描写もカットされてます(お嬢様のフリを辞めたことにより、金銭的に余裕ができて新聞配達、工事現場のバイトを辞めることができ、動物カフェ一本でバイトすることになります)。それと、小豆梓の動物好き描写もカットされているので原作を読んで無いと「何でこの子動物で例えるんだ?」ってなるかなと思います。月子ちゃんの過去話は意外と早かったなという印象。夢や紙芝居とうまく絡めてテンポ良く進めています。雪や桜で時間の経過を表情しているのが上手でした。ですが過去話での2人の出会い方がアニメ版だとよく分からないですね。
個人的に小豆母の声が豊崎愛生さんだったのが好きな声優さんなので嬉しかったです。{/netabare}

4話
{netabare}原作1巻の後半と2巻の冒頭。特に文句のない回でした。月子ちゃん&鋼鉄さん回。テンポが良い。鋼鉄さんのシスコンキャラは面白いですが、張った声は何か違うと感じてしまいました。門の前のシーンはアニオリですかね。会話は一緒ですが、場所が庭だったような。肉まんを渡した理由は鋼鉄さんの為なのか、主人公と関係を続けたいからなのか。水着のラッキースケベが原作よりも大胆で少し意外でした。原作では一巻ごとに必ずラッキースケベのシーンが挟んでいて、カントクさんの挿絵が素晴らしいのでそのシーン目当てで原作を読んでみてはどうでしょう。個人的にマフィアクラブが楽しみです。{/netabare}

5話
{netabare}2巻の中盤まで(4巻の一部)。やっぱり小豆梓可愛いですね。でも沖縄に行く話は少し不憫。沖縄から始まるのは少し意外でした。4巻は短編集みたいな感じで小豆梓の沖縄に行っていた時の話が収録されていたので使われてるとは思いましたが。4巻の小豆梓回はモリヤ(黒髪の方)主観でイリヤ(金髪の方)に対する劣等感だったりの心情心理が描かれていましたが、それはなくて小豆梓との会話を描いてましたね。マフィアクラブはカット?残念です。改めて観ると月子ちゃんめんどくさい。それと叫ぶシーン思ったより声が出てないw風呂のシーンは面白かったです。主人公の心理描写がギャグシーンに水を差してないからですかね。鋼鉄さんは5巻の範囲で色々あって勉強しておらず、頭脳は小学1年生の時点の設定ですが、横寺の弟を信じる設定は無理があると思います。筒隠邸の内装が観れるのは嬉しい。上手くやってるなという印象の回でした。{/netabare}

6話
{netabare}2巻の中後盤。タイトルをちゃんと読んでる!?意外。鋼鉄さんの声が思ったよりダメでしたw副部長も安定。6巻の範囲もアニメ化してほしいですね。中盤で凄い展開になるのでこの作品が好きなら読む価値はあると思います。林檎とスイカを潰すシーンはアニオリだけど会話は原作通りで良かったです。結構面白いと思ったので。服のシーンはなんかシリアスっぽくなってて解釈違い。残念。鋼鉄さんのウインクで横寺が血を吐く演出は分かりづらい気がします。お手のシーンは原作にあったかは忘れましたが面白かったです。個人的に6話の最後のシーンの言葉で鋼鉄さんの株が下がりました。今回上手く原作を端折ってました。{/netabare}

投稿 : 2024/06/24
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サンキュー:

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