wkr さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
不条理極まるノリと独特な演出が光る怪作
もはや何でもありの展開だらけ、不条理極まるシュールなノリが特徴のギャグ作品で独特な演出との相性は抜群で中々インパクトのある怪作。基本1話完結で大きなストーリーラインがない為気楽に観れ、本来のノリとは異なる情味あるシーンが良いアクセントになっている。しかし放送日の2005年以前のパロネタや2ch(5ch)等のネット文化のネタが多いためどうしても時代遅れ感は否めず、ネタが今の中高生や海外の方にはまずウケないであろう。個人的には 笑い<楽しい という印象の強い作品。作画はシャフトなだけあって総合的に出来が良く、毎話局所で見事な作画が見られる。顔のバランスが崩れていることもあるが、個人的には作品のノリと絶妙にマッチしているためかあまり気にならなかった。特に演出は斬新かつ独特で、ノリとの相性が抜群でこの作品の自由奔放さを深めていた。この演出は後のシャフト作品(物語シリーズ等)に通ずる演出の前進となったと思われる。opが特にキレキレなので必見。声優さんは全体的にかなり豪華。斎藤千和さん、戦場ヶ原と暁美ほむらの印象が大きかったのでこんな声出せるのかと驚きました。声が微妙に噛み合っていないと感じたキャラがいたのが少し残念。キャラに関しては一条さんが一段存在感があったように思えた。無茶苦茶で色々とやりたい放題なある意味作品のノリと一番合っているキャラで、16話で新たな一面を垣間見て更に好きになった。登場キャラ全員個性的で目立っている。