Ｂハウス さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ここで終わらせちゃうのかい

河森正司作品で有名な制作会社サテライト

音響監督が「銀魂」監督で有名な高松信司氏
監督は「機動戦艦ナデシコ」「学園戦記ムリョウ」
「宇宙のステルヴィア」「モーレツ宇宙海賊」の
佐藤竜雄氏

原作は裏サンデー、マンガワンで連載されていた

物語を表するならザ・少年漫画の王道

強い主人公が強烈な体験により仲間を失うも
新たな仲間に支えられ再び立ち上がる話

序盤は魔王が勇者に倒された世界で
次期魔王を決めるトーナメントを開催

その中になぜか人間のヘルクが参戦しており
監視役のヴァミリオは人間に魔王を与えまいと
様々な知恵を絞ってヘルクを落とそうとするも
料理スキルまで完璧なヘルクが勝ち抜いてしまう

ここら辺は銀魂テイスト全開でギャグ作品かなと思わせた
小西さんウマ娘好きだから馬抱えて走ったのかとかｗ

しかし翼の戦士が突如侵攻したことで様子が変わる
激戦の末魔族側が撃退するけれども
転移装置の作動により魔族側が離散することに

そこからヴァミリオが変装して名乗るアンとヘルク
鳥のような形態をしているピウイが魔族領に戻るべく
旅をしていくという本筋

途中でヘルクがなぜ魔王になって人間を滅ぼそうとしていたのか
順を追って説明する過去編があって

翼の戦士は人間がある因子に触れて覚醒した姿であること
ヘルクの弟クレスが勇者として魔王と討伐したとされるが
実は賢者ミカロスが倒しクレスを覚醒因子の動力として利用した

一時王都から離れたヘルクは
ある村で出会ったアリシア率いる傭兵団と共闘し
クレス救出に向かうが失敗

勇者の力を因子として空から散布すると
ヘルク以外の人間は細胞が活性化して覚醒し
翼の戦士に変えられてしまう

アリシアを救おうとしたヘルクだったが
覚醒が始まってしまい泣く泣く置いて行った

ざっくり書いたけど長いよｗ
まあこの過去編端折ると面白くないのも事実

その後は魔王四天王の一人アズドラの戦いだったり
クレス救出作戦に同行していたエディルとヒュナの話だったり
過去編があって深みある展開にはなっていた

唯一因子を触れても覚醒しないラファエドは
最後まで素性が見えてこなかったけど

物語としてはアズドラの名を受けて
王都へ向かったヘルクたちの前に出てきたラファエドと翼の戦士

ヘルクは己の手でせん滅すると誓っていたが
ヴァミリオが人間を救おうと励ました結果

暴走しかかった力が制御されたので撤退
ヘルクたちも魔族領へ戻ると流れで終わっている

潜入していたスパイのアスタどうなったんだよとか
なんでシャルアミが因子を散布できるんだとか
突っ込みたいことは山ほどあるし

正直黒幕出ていないんですけどｗ

まあ～続編あればそのあたりわかるし
完結したネタバレ見ているとスッキリはするんでね

気長に待つとしますかねｗ