「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)」

総合得点
87.8
感想・評価
546
棚に入れた
2877
ランキング
139
★★★★★ 4.1 (546)
物語
4.2
作画
4.1
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

残った最後のキー 2828と思いきや怒涛の・・・

青ブタが想像以上に面白かったので、
続けて視聴開始。

【作品概要】
本編で謎だった牧之原翔子
そして梓川咲太・桜島麻衣の物語。

【作品に対する感想】
想像以上の急展開、重い内容に見ごたえは十分でした。
(内容が内容なので、ちょっと当てられてしまい
 面白い…という言葉を使うのに抵抗があります(^^;)

90分で詰め込むにはちょっと複雑な物語なので、
正直ちゃんと理解できているかは不安です。

ただ、上記3人の想いと覚悟は十分伝わってくるので、
それだけでも視聴に値するレベルと思います。

1)物語
 テレビ版の13話が翔子の物語の一部に過ぎなかったという
 展開は驚きました。
 そして迫られる決断。
 キッツい物語でした。
 後半は涙腺やばいですね。

 私が上手くかみ砕けてない点
 ➀事故は本来あったのか無かったのか
  無数の世界線がある設定であれば、
  「本来」というのは意味がないのかもしれませんが{netabare}
  翔子と出会ってなかったとしても、咲太は12/24に事故に遭った?
  事故に遭うのであれば、本来死ぬ咲太を
  翔子が自分の未来を犠牲にして咲太を救ったことになります。
  事故に遭わないのであれば、翔子が咲太に会うことで
  本来死なない咲太を死なせることになった
  ということになります。
  
  どちらが正かによって、翔子と咲太の自己犠牲の意味が
  変わってきますよね。
 {/netabare}

 ➁相対性理論
 {netabare}
  未来を拒絶して自分の時を減速したのであれば、
  周囲から観測すると、翔子はずっと成長しない…のでは?
  作中では逆に成長してましたね。なぜ?😕
 {/netabare}

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀桜島麻衣の懇願
  咲太にはっきり
  「私との未来を選んでほしい」=「翔子を切り捨てる」と
  告げた彼女の強さに、改めて惚れました。
  しかも麻衣はただ咲太に決断しろと迫るのではなく、
  「自分も咲太とともに翔子の命を背負う」と
  強い覚悟を持って言ってるんですよね。
  ホント涙出ます。
  
 ➁麻衣の自己犠牲
  咲太を失うことへの怖れか
  咲太に生きてほしかったからか。
  どちらもあるんでしょうけど、
  私は後者の方が強かったのかなと思います。
    
 ➂翔子の自己犠牲
  最初は咲太と麻衣の間にぐいぐい割り込んでくるので、
  「おいおい」って思ってました。
  でも彼女にとっては終活だったんでしょうね。
  生きたい…でも咲太を優先する。

  もし翔子が咲太と出会わなくても
  咲太が事故に遭って死ぬ運命だったなら、
  本来翔子が生きられる未来を捨ててまで
  咲太を助けたことになりますね。

 ➃咲太の自己犠牲
  自分、恋人、恩人…。
  優先順位を見誤らないでほしかった。
  というのが正直な感想なんですけど、
  高校生にこの決断は厳し過ぎますね。
 
  「翔子さんには何もできません」
  と絞り出したシーンはきつかったです。
  
  もし翔子が咲太と出会わなくても
  咲太が事故に遭って死ぬ運命だったなら
  咲太は翔子の命よりも自分のエゴを優先した
  ということになります。
  咲太が事故に遭っていないなら
  本来の運命に戻したということですね。   
 
 ➄リスク承知で翔子をも救う選択をした二人
  ちょっと私にはできない選択です。
  双葉の考えに共感しました。
  だからこそ「麻衣の映画の影響でドナーが増えて、
  翔子が助かる現在」にたどり着いた二人は
  ヒーローなんでしょうね。
{/netabare}

投稿 : 2024/02/04
閲覧 : 61
サンキュー:

16

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

RFCが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ