「ドラえもん のび太と竜の騎士(アニメ映画)」

総合得点
63.0
感想・評価
71
棚に入れた
347
ランキング
4489
★★★★☆ 3.4 (71)
物語
3.4
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.5

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

恐竜の謎。

【概要】

アニメーション制作:シンエイ動画
1987年3月14日に公開された91分間の劇場アニメ。
原作は、藤子不二雄が『月刊コロコロコミック』
にて連載していた「大長編ドラえもんシリーズ」作品。

監督は、芝山努。

【あらすじ】

いつもの空き地で、恐竜が現代でも生き残ってるのではないか?
と主張するのび太だが、ジャイアンとスネ夫にバカにされて、
しずかからはロマンチストと言われて、それに腹を立てたのび太は、
帰宅してドラえもんに恐竜の生き残りをさがしだして、
スネ夫たちに一泡吹かせようと主張するが、
呆れたドラえもんが出した道具で地上に恐竜は一匹も残ってないと、
判定されてしまう。同じ頃、スネ夫は川で恐竜らしきものを目撃。
そのせいでノイローゼになってしまった。

その後、大量の0点の答案をママに見つかりたくないのび太は、
ドラえもんの道具でさがした地下の洞穴に答案を隠してしまう。
その洞穴はドラえもんの道具で改装して5人の秘密基地になる。
洞穴を探検して外の地底世界に出て恐竜の群れを見かけたスネ夫だが、
誰にも信じてもらえなかったことからビデオ撮影しようと再び向ったまま、
行方不明になってしまう。その洞穴が地元の川底から繋がっていることがわかり、
のび太たち4人はスネ夫を捜索に川を潜って穴を発見して、
先へ先へと進むとそこは、まるで白亜紀の森みたいで、
恐竜が生きて動いている地底世界だった。

【感想】

大長編ドラえもんの第8作目。

年を食って大人の理屈で生きているうちに忘れてしまった、
動物と話せたらなあ?魔法や超能力が使えたらな?みたいなロマンを捨てずに、
心に抱き続けている人間こそ映画ドラえもんを楽しめるかと。
ドラえもんの世界はロマンとドキドキワクワクに満ちあふれています。

いつものドラえもんみたいな導入部から、紆余曲折を経て地底に潜り込んだ先にある、
地下世界にて、リニアの列車の実現とか高度な科学技術地底文明を築いている恐竜人がいて、
その異種間交流に夢を感じられる心。すなわち童心を持っていれば良いのですけど、
あいにく私はそんなもの卒業しているようですので、今回の映画にははまりませんでした。

今回の冒険では悪役不在で、6500万年前の恐竜の絶滅を元ネタに、
実は真相はこうなってて地球の歴史はこうして作られたみたいな、
壮大なタイムパラドックスなオチに繋がっていく一連のストーリーですが、
地球に彗星が落下してからのラスト以外には特に山場もなくて退屈な展開でしたような。
それにしてもドラえもんってかなり過去の歴史に関与してる気がするのですが、
タイムパトロールがやってこないのは、ドラえもんの行動込みで作中の正史化してますか?
よく言われることですけどね。

悪役不在ながらも地底人との戦闘シーンも短いながらもあるにはありますが、風雲ドラえもん城って(笑)
昭和末期に話題になったネス湖のネッシーの話もですが藤子先生って結構当時の流行り物に敏くて、
ちょくちょく作中で取り扱ったりパロディ化したりますよね。
子供が好きなものを、取り入れるタイプの作家さんですよね。

それにしても、のび太が0点の答案用紙を隠そうとしなければ、現実と同じく恐竜が絶滅して、
恐竜人に進化して地底に文明を築くことが無かったってすごい話だ(笑)


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/06
閲覧 : 29
サンキュー:

11

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