退会済のユーザー さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

わたし、気になります!

青春はやさしいだけじゃない。
痛いだけでもない。
ほろ苦い青春群像劇。

◆この作品の内容は・・・
主人公の折木奉太郎は「やらなくてもいい事はやらない」の省エネ主義者がモットーな学生です。
彼の通う学校の文化部の「古典部」に彼と他の３人の学生が入部するところから物語が始まります。
ヒロイン千反田えるの好奇心に押されて、古典部の４人がちょっとした謎解きをするお話です。

◆声優陣は・・・
折木奉太郎　：　中村悠一（俺の妹がこんなに可愛いわけがないの高坂京介）
千反田える　 ：　佐藤聡美（けいおん!の田井中律）
福部里志　　 ：　阪口大助（Vガンダムのウッソ・エヴィン）
伊原摩耶花　：　茅野愛衣（あの花の本間芽衣子）
他、有名どころで置鮎龍太郎、ゆかな、悠木碧、豊崎愛生、小倉唯、阿部敦、伊瀬茉莉也、早見沙織、入野自由、小清水亜美、茅原実里、森川智之、福山潤など。

◆総評・・・
この作品、推理モノではあるのですが本格的なミステリーというわけではありません。
謎解きの題材は至って日常的な地味なモノ。
そこには殺人事件のような血を流す・人が傷つくような事件はありません。
制作監督が言うには『この作品で最も書きたいのはミステリーではなく、古典部4人のほろ苦さ』という事です。
正直その地味な謎解きから序盤はかなり退屈な感じでした。
しかしながら純粋で子犬のような千反田えるが、紫の瞳をキラキラ輝かせ顔を近づけ『わたし、気になります！』。
この一言でついついこのアニメに惹きこまれる、そんな魅力がありました。
謎解きは地味ながらもそのネタによってはかなり面白い謎解きももちろんあります。
一つ一つ整理していかないと、謎解き展開が把握しにくいかな？とも感じましたが、視聴者もじっくりと考えて推理できる流れは良かったです。
ちなみに私のお勧めは「第８～１１話の試写会」のエピソード♪
また実は謎解きよりも、千反田えるを見ている方が楽しかったり、中盤の文化祭の料理対決を見ている方が面白かったのも私の素直な感想です＾＾；

◆最後に一言・・・
天文部の料理、わたし気になります！