柚稀 さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

彼はただの薬売りじゃあございません。

“モノノ怪”ごとに２話もしくは３話完結。
誰しも聞き覚えのある名称がそれぞれのタイトルに掲げられているけれど、
どの昔話でも出会ったことのない物語。

１話目からあまりにもヴィヴィッドでハイテンションな色づかいと
特徴ありまくりの作画に
若干、目が受け付けない感でいっぱいになったｗ
この画面に慣れられるか。これが全てを見届けられるか否かのポイントかもしれない…(ﾉω＜；)

主人公、薬売り(cv.櫻井孝宏)は謎だらけの存在。
彼の行く手には必ず“モノノ怪”の影がちらほら
それにしても櫻井さん。謎めいた役もカッコ良しなメンズも、熟女からはてまた、しろくままで…ｗステキ過ぎますな(*´･∀･)*´-∀-)ｳﾝ
薬売りさんもどっからどう見たって妖しすぎる風貌なのに何故かかっこいい。

“モノノ怪”は訳もなく現れない。
そこにはいつでもワケがある。
“モノノ怪”のカタチ・マコト・コトワリ。この3つの要素が明るみにでたとき、
妖怪よりも恐るべき真実が露呈される。

ひとが心の奥に隠している、まっ黒な本音と真実。
建前や世間体をとっぱらって出てくるは、真の理－。
薬売りさんの投げかけでジワジワ姿を現す“モノノ怪”の本体。
そんな少々怖い部類のお話です。