Tuna560 さんの感想・評価

4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

『天元突破グレンラガン』作品紹介と総評

『トップを狙え！』などでおなじみのGAINAX原作のオリジナルアニメ作品。
「ドリル」がこんなにも”熱いもの”なのか…と再認識させてもらった作品。

(あらすじ）
人間とドリルが生み出す「螺旋力」、この力を滅ぼしたいと思う物たちとの戦いの物語。
人々は地中に穴を掘って家を造り、何百年も息を潜めるように暮らしてきた。地中の村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。彼は、村の上には「地上」があることを信じ、グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる。 カミナは「やっぱり地上はあった!」確信し、無謀にも村で暴れるロボットに立ち向かおうとする。そんなピンチの中、シモンは、以前、地中から掘り出したモノをカミナたちに見せる。それは、顔だけの謎のロボットだった……。(wikipedia参照）

２クールのアニメですが、大まかに分けて４部構成のストーリーとなっており、７０年代〜００年代のロボットアニメの特徴や要素を順に、それぞれの部に凝縮してあります。
日本のロボットアニメの縮図といってもいいですね。

近年のロボット物には珍しい、超ド直球の熱血アニメです。これでもかという熱い展開、必殺技の咆哮、大見得を切った名乗りはいつ観ても清々しくなります。そこに、”超巨大なドリル”を用いたド迫力な戦闘シーンが散りばめられ、さらに熱く盛り上げてくれます。
やはり、こういう暑苦しいアニメはいつ観てもいいですね！

物語の核となるのは、シモンが”一人前の男”へと成長する成長物語です。大きな試練を乗り越え、彼は強くたくましくなっていきます。そこに「進化と宇宙での象徴である螺旋」というテーマが加わり、人類の存亡を掛ける大きな戦いへ臨む事になります。

また、この物語のスケールの大きさには非常に驚かされました。これは題名である「天元突破」にも表れていますね。劇中で「天を元から突き破る、神をも超越した螺旋の鬼」と称していましたが、「天元」とは”万物の素（元素）”という意味があり、「森羅万象如何なる物も突き破る」という意味合いもあるのではないかと感じます。本当に…スケールが大き過ぎます。

GAINAX作品同じみの「ガイナ立ち」や「スーパーイナズマキック」なども観れて、本当に胸が熱くなります！

ロボットアニメが苦手な方でも、この作品なら観やすいはず！
苦手な方は、この作品で克服してみては如何でしょうか？

（1/16:追記）