シス子 さんの感想・評価

4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

契約は慎重に

独特な背景デザイン
特に魔女の描写は抽象画を見ているような感じでした

内容はいままでの魔法少女物とはかけはなれたもの
子供向けではないです
そもそも主人公まどかの変身シーンが終盤までないなんて
まったく意表をつく展開です

登場人物も個性的なキャラがたくさん
そのなかでも特に異彩を放っていたほむらちゃん
最初はみんなと敵対しているような振る舞いをしていたのに
{netabare}本当はまどかを助けるために何度も時間遡行をしていた
自分の大切な友達であるまどかをキュゥべえの企みから救うために{/netabare}
その予想できない展開に見ている私も翻弄されてしまいました

ストーリーは
タイトルの「魔法少女」は
伏線なんじゃないのって思えるような内容でした
この作品のストーリーを考えた人はたぶん
魔法少女という物語の中で
なにかもっと大切なものを訴えかけてたように思います
たとえば
人生とか
生き方とか
なにか自分の欲するものを求めれば必ず対価を求められる
そんな社会の厳しさとか
安易に契約書にサインするなとか(^^!

ものすごく考えさせられた作品です


余談で
この作品を見た姪っ子（小学１年生）の様子について

巴マミの最期のシーンで
反応なし（死に対する認識がない模様）

その後数話
「マミさん出てこないね」（死んだことが分からなかった？）
「まどかも変身すればいいのに」（素朴な疑問）
「変身のところもういっぺん見せて」（変身シーンがほとんどない）
「なんで魔法使わないの」（魔女を倒す武器がリアルで不満らしい）

なにも説明できませんでした(ToT)