あずにゃん  さんの感想・評価

4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

.ﾟ+｡★『こんな大人が沢山増えてほしいなぁって…』☆.ﾟ+｡

カレイドスターと並ぶ佐藤順一さんの最高傑作！！

優しさや温かさに溢れていて、心が綺麗になるエピソードの数々。
夢に向かって、成長してゆく様子が丁寧に描かれてます。
3期は3人のプリマ昇格、アリシアの引退、どれも中身が詰まっていて
決して癒しアニメだけでは片付けられない感動がありました！

６話のアリスちゃんがアリシアさんの本質を確かめる話。
『そっちじゃない²と間違いの指摘ばかりしてるとその人は失敗を恐れ、より萎縮してしまう。』
否定的な言い方をせず正しい方向に導くこと、そして、上手くできた時には褒めること、
どうしても上手くいかないときは一緒に挑戦して失敗して最後には喜びを分かち合うこと
『失敗したら自分自身も勉強不足を反省』『笑顔で手を差し伸べ導く』そのアリシアさんの心構えに只々､感服でした！........_〆(ﾟ▽ﾟ*)♪

９話のカンツォーネを歌うシーン。
これを完璧に歌い上げてしまったアリスちゃんｗ
史上初のプリマ飛び級昇格をしてしまってもしっかりと頷けました(；∀；｡(-∀-｡)ｳﾝ♪

そして最終話、ARIAカンパニーに入社したアイちゃんを見つめて、
灯里ちゃんの一言『うふふ、ちょっと嬉しいだけよ』
灯里ちゃんとアリシアさんが同期した瞬間でしたね～
灯里ちゃんはこの時代のアリシアさんになったんだなぁ～と感じました。
『アリシア＆灯里』から『灯里＆アイ』へ物語は世代を超えて受け継がれ
アイちゃんの未来に期待を抱かせる有終の美を飾った終わり方だったと思います。

ゆったりと流れる時間の中で人の成長を感じる喜び。そして終盤の別れの悲しみ。
登場人物が死んで悲しい涙が出る話じゃなくて、本当の意味で、感動する涙…。
全てが全て嬉しくて涙してしまうんですよね。それだけに気持ちの良い爽快な涙…。
灯里ちゃんが理由も分からず泣くシーンがありましたが、まさにそれに近い涙だと思います。
そんなシリーズ集大成の素敵な話の数々に心の底から幸せな一時を過ごすことが出来ました♪
ARIAは人生で決して忘れることの出来ないくらい、心・記憶に刻まれたアニメですm(_ _)m
この作品に出会えた奇跡に感謝をし、ネオ・ベネツィアの世界の人々。
そしてARIAを手掛けたスタッフの方々に惜しみない拍手と賛辞を贈ります☆

{netabare}私が特に感慨深かったのはNATURAL26話です。

決してどんな人でも否定せず、失敗も責めず、
自分自信を愛し､自分なりの色を出せているアリシアさん。
そんなアリシアさんのことがもっと好きになったお話でした。
恥ずかしいセリフを映像美だけで表現してたのが凄く好きなんですよね！
それも雪から…雪玉を通して素敵な大人の在り方を教えてくれました☆

『こんな大人になりたいなぁって…』（どこからともなく現れて手伝って、ただ満足して帰っていく大人）

個人的にこう解釈しました(〃ω〃)

『私達の心は溢れるほど温もりや愛に満たされてるから、あなたにも溢れた分をあげますね
どんな場所でも、心がけ次第で素敵な事はそこら中に散りばめられているんですよ♪』

人の温もりや愛など、リアルでいると忘れがちになりますが、
このアニメの世界に触れると、それをふと思い出させてくれますね～。
自分のしたことが他人の役にたち、笑ったり喜ぶ顔を見るのが単純に好きだし、嬉しい。
友人知人や例え、赤の他人でも困っていれば助けてあげたいと思うし、力になりたい。
ＡＲＩＡの世界はそんな人々で溢れてるんでしょうね。
そんな風に現実でも、皆が皆、一緒の輪っかの内側になって
正の連鎖（好循環）で溢れた世の中になってほしいなぁと心底っ思います!




それと…

アテナの声優役の川上とも子さん。
カンツォーネを歌っていた河井英里さん。

アテナさんにぴったりのボーッとした声、
そして、素敵な歌声を吹き込んでくださったことに深く感謝し、
この場をお借りして、心よりご冥福を申し上げます(-人-)

そして…このアニメに出逢えたことの奇跡。あにこれβの皆様にでっかい「ありがとう」感謝感謝です。{/netabare}