「星を追う子ども(アニメ映画)」

総合得点
66.2
感想・評価
645
棚に入れた
3184
ランキング
2900
★★★★☆ 3.6 (645)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.4

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Tuna560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

『星を追う子ども』作品紹介と総評

新海誠制作のジュブナイルアニメーション映画作品。
『秒速5センチメートル』『ほしのこえ』と、たて続けに観ました。

(あらすじ)
幼い頃に父を亡くした明日菜は、母と二人で暮らしている。仕事で家を空けがちな母に代わって家事をしながら、近くの山に自分で作った秘密基地で、父の形見である石を使った鉱石ラジオを聞いたり、猫のような動物のミミと遊んで日々を過ごしていた。ある日、秘密基地へ向かう途中、見たこともない怪獣に襲われたところを「アガルタ」から来たという少年・シュンに助けられる。翌日、秘密基地で再会し仲良くなった二人はまた会う約束をするが、後日シュンが遺体で発見される。
シュンの死に実感が湧かない明日菜は、新任教師の森崎の授業で聞いた「死後の世界」に強い興味を抱く。その日の帰り道、明日菜は秘密基地でシュンに瓜二つの少年・シンと出会う。(wikipedia参照)

「アガルタ」には死者を蘇らせる技術があり、それを求める旅に明日菜は出る事になる。しかし、旅で出会った人々と関わる事で、死者に復活を求めるのではなく、別れを伝える事が重要だと感じる。
物語のテーマは「人の死を受け入れる」こと、だと感じました。

これまでの新海監督作品とはかなり異なる作風となっており、ファンタジー要素がより強く、アクションシーンもこれまでより増えています。

また、随所に宮崎駿作品へのオマージュが散りばめられており、新海監督曰く、今作では「日本のアニメの伝統的な作り方で完成させてみる」ことを個人的な目標にしていたそうです。(インタビューより)
これに関しては…一度観れば分かると思います。『天空の城ラピュタ』と『もののけ姫』を足して2で割った様な作品ですね。

このことが、オリジナリティある監督の世界観を疎外した原因ではないかと思います。やりたかった事は伝わったのですが…新海監督の作品っぽくない、と感じてしまいました。

個人的には先に見た2作が良過ぎたので、どうしても見劣りしてしまいます。この作品は、私が新海監督に期待していた事とは少しかけ離れていたのかと思います。

投稿 : 2013/01/25
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