ツキ さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

絶対領域

それぞれ時代の異なる世界で異能の能力を持った三人がとある一つの世界に召喚され、その世界で行われるギフトゲームと呼ばれる戦いに身を投じて自分達の所属コミュニティの勢力拡大を目指していく、といった内容です。

王道のバトル＆ファンタジー作品ですね。私はジャンル関係なしに王道作品は割と好きな方なので最初からすんなりと楽しめました。 要は陣取り合戦をファンタジー且つ萌えキャラでやらせるとこうなるよって作品なので難しいことは何もないんですが、その中で世界観の説明やその成り立ち、構造・規模など無理なく丁寧に描写してくれたのでより掴みやすかったですね。
深夜アニメらしく萌えキャラや風呂のサービスシーン、敵キャラにまでロリッ子起用など色々とピンポイントで狙ってきてます。…分かってますねw メインどころのバトルもまぁギリ及第点に達してる感じはあるし、デフォでやたら強い主人公にもワクワクできます。「こんなチート臭い奴が追い込まれるほどつおい敵出てくるのかお！？」みたいな楽しみがありました。
ただ主人公の声優さん浅沼さんなんですよね。あんな優しい声してるのに口の悪い悪ガキを演じてるのはちょっと無理があるw

まあ思い返すと色々詰め込んでるなって印象ですが無理してる感はほとんどなかったです。しかもこれ1クール10話の構成なんですよね。これって結構すごいと思います。ノイタなんかではあと一話あれば…みたいなことがよくあるので、流石に若干駆け足気味ではあったもののキレイに纏めてきたディオメディアさんには感服です。

しかし最近の角川は10話構成多いですよね。現に不発が続いていて、私が最近即切りしたうぽって、えびてんなんかは角川アニメなんで分からんでもないですが、このアニメに関しては12話使っても良かったんじゃないかなーって思います。それだけ客層次第ではありますが安定感はあったと思います。予算削減も大事ですがその辺の見極めも重要ですよね。勿論私個人の感想なんで異論は…認めません！w

不発を恐れるがための10話構成。なんかあれですよね、4ファールくらって退場にビビってた桜木花道みたいですね。花道ほどの伸びしろがないのは確定的ですが角川さんには精一杯の敬意を払って角川花道と呼んであげましょう