「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ(アニメ映画)」

総合得点
89.1
感想・評価
2598
棚に入れた
13591
ランキング
89
★★★★★ 4.1 (2598)
物語
4.0
作画
4.0
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.2

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ネタバレ

KiroH さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

Steins;Gateが好きな人ほどこの映画を認めることは出来ないはず

心のモヤモヤの原因が分かったので追記。「ネタバレを読む」内の便所の落書きレベルの稚拙なレビューはみなくてかまいません





{netabare}こんなにも原作を粉々にぶち壊し泥を塗った作品を初めて見ました。
「Steins;Gate」が好きな人ほど観るべきでない作さ品です。
「牧瀬紅莉栖」が好きな人は観る価値があるかもしれませんが。

先に断っておきますが私はアンチではありません。
Steins;Gateという作品が好きで好きでたまらないからこそこの映画が許せないんです。

以下、感想です。









鈴羽が出ます。
えっ?当然じゃね?と思った方々、
岡部倫太郎が望んだSG世界線とは何だったのか思い出してほしい。
岡部倫太郎はタイムマシンの存在しない、未来が決まっていない世界を望みました。
しかし、鈴羽はタイムマシンでSG世界線の2011年に現れ、紅莉栖はまたタイムリープマシンを作ります。

そして、あろうことが紅莉栖が、あそこまで頑なに過去改変を否定した紅莉栖が、あっさりとタイムリープします。
なんと薄っぺらい信念でしょうか?
岡部を救うために跳んだのだとしても、紅莉栖はタイムリープ以外の選択肢を模索しようともしなかった。いとも簡単に自分の信念を捻じ曲げたのです。

私はこの映画に鈴羽は出て欲しくなかった。
紅莉栖にタイムリープして欲しくなかった。
するとしても、もっと悩んで欲しかった。

そう、この映画で、岡部倫太郎の努力が全てぶち壊しになってしまっているのです。

細かい不満点はまだまだありますが、キリがないのでこれだけにしておきます。

観終わった人ももう一度よく考えていただきたい。
本当にこの映画は良かったですか?{/netabare}




映画を観終わってずっとモヤモヤしていたので、色々と考えていました。
やっぱり大好きな作品だから何とかこのモヤモヤを晴らしたかったので。



そこで、この作品の面白さとなっている要素から、答えがみつかりました。

このSteins;Gateという作品の面白さは「伏線回収の気持ち良さ」にあると思います。
元々がノベルゲームであり、明確な敵となるキャラクターが存在せず、なおかつ、作品のテーマが「過去に戻ってやり直す」というものである以上、伏線回収が主体になってしまいます。
だからこそ、作品の面白さである要素と作品の根幹にあるテーマが100%シンクロしたことにより、とても完成度の高い洗練された作品となったわけです。

しかし、この映画にはSteins;Gateの面白さとなっている伏線回収の要素がありませんでした。
仕方のないことだとは思います。
伏線を仕込み、それを回収するなんてことを90分の映画でできるはずがない。


結論をいうと、Steins;Gateという作品は映画と相性が悪かったんです。
Steins;GateをSteins;Gateたらしめている要素がかけているのです。

だから、私には「シュタゲのキャラが演じているラブストーリー」にみえていたんだと思います。


この賛否両論のレビューもそういうことではないでしょうか?
「シュタゲのキャラが好き」という人には面白くみえて、
「シュタゲのストーリーが好き」という人にはつまらなくみえたんだと思います。




以上、下らない長文、失礼いたしました。

投稿 : 2013/05/01
閲覧 : 289
サンキュー:

10

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