「たまゆら ~もあぐれっしぶ~ (第2期)(TVアニメ動画)」

総合得点
69.2
感想・評価
575
棚に入れた
2761
ランキング
1820
★★★★☆ 3.8 (575)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見た感じ

■概要

 TV放送を視聴。写真を撮る話。

 高校二年生に進級する主人公は、新しいことを始めたいと一人考え込んでいた。そんな中、仲の良い友人達と通学中にある重大な決断を打ち明ける。

 本作品は1クール12話で構成されている。

 本作品の聖地は広島県竹原市(地名としては神奈川県横須賀市も登場する)とされている。


■主な登場人物

 主人公
  カメラを常に手放さず写真を撮り続けている少女。

 匂いフェチ
  主人公の竹原での幼馴染。ポプリを自作する匂いフェチ。

 パティシエ
  匂いフェチの友人。パティシエ志望でデザート作りが得意。

 朗読家
  匂いフェチの友人。人見知りなので口笛で会話する。

 先輩
  主人公の重大な決断によって親交が始まる高校三年生。


■感想

 視聴前の期待度は3段階で★★と普通。前作を視聴済みだったので大体の雰囲気は掴めていた。本作品はOVA→1期→2期の順に視聴することをお勧めする。

 OVA、1期と雰囲気は相変わらずだが、「もあぐれっしぶ」の名に相応しくより活動的になっている。人前に出ることをためらいつつ、気が小さく緊張するにも関わらず気合で乗り切る辺り努力は伺える。

 周囲のサポートも厚く、友人4人をはじめとして、横須賀の幼馴染とその友人、匂いフェチの姉、お好み焼き屋店主、写真屋の店主、尊敬するカメラマン、母と祖母、担任と顧問の教師陣など、登場人物に記載したいくらい多くのキャラに支えられている。

 今期は主人公の知らない父親についてのエピソードが様々な形で多く語られる。主人公目線ではない父親の人物像が見えてきて、主人公の目も輝きだすが、視聴者の想像も掻き立てられる。もうこれ以上を語ることは控えておきたくなる。

 聖地はそれなりに盛り上がりを見せている模様で、実際にある土地を描いているのは間違いないと思うが、そこで起こるエピソードについては私も一度当地出身者に確認したいくらい本当にあるのかと疑う部分は少しある。

 とにかく今期は緩くリラクゼーション効果が得られるだけではなく、上記のように少し冒険する部分もあって十分楽しめる作品となっている。


■作品の傾向

 癒しがあって緩い作品はそこそこあるが、元気や派手と言った領域までは到達していなくて面白い作品は余り思いつかない。

 癒しがあってドラマもあるといえば「ARIA the ORIGINATION」辺りを類似作品に挙げておきたい。

 それ以外は今のところ思いつかない。


■蛇足:{netabare}

 道楽で写真をやっていた親父の教えだが、カメラを構えたときは脇と肘を閉めないと手ブレ写真になってしまう。

 しかし脇と肘を閉めて構えた構図は少し不恰好になるのでドラマやアニメの世界では仕方がないことなのだろう。

 親父は道楽を拗らせて物置を暗室に改造してしまった。しかしカラーの現像液は高いのでモノクロ写真ばかりだった。
{/netabare}

投稿 : 2013/09/22
閲覧 : 273
サンキュー:

27

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