かげきよ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
来年の夜桜をみんなで笑って見よう!
あの世とこの世の間、人と妖怪とが暮らす桜新町で
トラブルバスターズ(ヒメ、秋名、アオ、ことは)4人の活躍を描く妖怪バトルアクション。
一期(というか前作)観たのが大分前で結構忘れていましたが
観ていく内に徐々に蘇ってきました。
個性を活かしたチームワークアクションが痛快。
作画もスピード感がありアングルもなかなかで楽しいアクション活劇になりそうです。
リリィちゃんどうも怪しいな…なんて思ってたら最後に正体を見せてくれました。
今後どう絡むのか楽しみです。
【総評】
突き抜ける面白さではなかった物の地味に楽しめました。
ヒメや秋名達が仲間や町人の為に自身の犠牲を厭わず真っ直ぐな気持ちで戦う姿や
このままでは来春には融合という惨事の未来が待つ中、
妥協せず町人誰一人傷つけず人と妖怪が共存する方法(理想論)を模索する姿は
青臭くも爽やかでついつい応援に力が入ってしまいました。
この若さの躍動がこの作品の大きな魅力だと思います。
元老院など現実的で戒める大人の存在はあるものの、
基本的には若い力が理想に向け伸び伸びとやりたい様に動き、考え、楽しみ、苦しみ…
等々していて生き生きとしています。
ヒメや秋名達は町の者を懸命に守っていますが、
それを認めてくれる町からも育まれているのだという事を強く感じます。
唯一口うるさい元老院も愛情を奥に持っていそうですし
そのうち認めてくれると思います。多分…。(^_^;)
バトルもスピード感溢れ各キャラの特徴とチームワークが重なり楽しめましたし、
時折ねじ込まれる絆のエピソードもイイ話でほろっとさせてくれました。
キャラも個性が立っていて数多い割には混同しなかったです。
これは各キャラに人気声優さんを当てがっているのもミソだと思います。
ただストーリー物として十分な出来なので余計なパンチラは邪魔な気はしました。
日常パートもあるのでそこで入れ込む程度なら良かったのですが
シリアス&バトルシーンでも入れるのは興が冷めてしまいます。
タイムリミットが迫る中、彼らが何処まで研鑽し成長して危機に対してどう抗うのか
楽しみではあるのですが残念ながら続編を待たなければならない様です。
忘れない内にやって欲しいですね。
…もし続編がなかったら嘘!
続編が出ること前提ですが、
あやかしバトル系のジャンルが好きな方にはお勧めできる作品です。