「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(アニメ映画)」

総合得点
70.5
感想・評価
49
棚に入れた
420
ランキング
1502
★★★★☆ 4.0 (49)
物語
3.9
作画
4.1
声優
3.8
音楽
4.1
キャラ
4.2

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ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「小さな親切、大きなお世話」…ハロウィンタウンの住人によって蹂躙されたクリスマスの惨劇…

常にハロウィンのことを考えて暮らしているハロウィンタウンの住人たちが
街の人気者ジャックに頼まれてハロウィンではなくクリスマスの催しを開催する物語。

ジャックは町の王で毎年住人達と一緒になってハロウィンをしているのですが
彼はそんな変わりばえしないイベントに飽きていたようです。
人を驚かしたりすることに喜びを見出してる住人達ですが
ジャックは違うことをやりたくなり、そんな時にクリスマスの存在を知ります。

ハロウィンらしい不気味なキャラクターばかりの住人たちが
クリスマスをやるというミスマッチさが魅力の本作。
見た目は不気味な彼らですが純粋にハロウィンを楽しんでるだけなので別段怖さとかはありません。
まぁ体がバラバラになったり脳みそが出てたり少々グロテスクな部分はありますが
どちらかというと子供向けらしいにぎやかさが売りだと思います。

クリスマスの存在を知ったジャックは早速住人達に伝えて準備に取り掛かりますが
まさに「小さな親切、大きなお世話」といった具合で
クリスマスタウンの住人は阿鼻叫喚のクリスマスを経験するのです。
ジャックは純粋すぎるがゆえにそのやり方が強引だったのかな。
サンタを誘拐して無理やりお休みしてもらって自分が代わりのサンタになるとか(笑)
プレゼントも用意したけどハロウィンタウンの住人の感覚で用意したものは
首とか人を驚かせるものばかりで喜ばせるものなんて何一つないのです。
ハロウィンに飽きてると言ってもそこの感覚だけは変わってないんだよね…
結局人を喜ばせるというよりは自分たちが楽しみたかっただけの
実に自分勝手な行いだったと思います、
終盤ではジャックもそのことに気がつき悔い改めてました。
クリスマスをを知らない住人たちがクリスマスを理解したような気になってイベントを強行し
その結果、子供たちを悲しませてしまうという迷惑極まりないお話だったね。

隣の芝生は青く見えるというやつですね。
ハロウィンしか知らない彼らからしたら
クリスマスがとても素敵なイベントに感じるだろうけど
クリスマスタウンの住人だってハロウィンがとても素敵なイベントに見えてるはず。
遠くにばかりに目をやって身近にあるものの魅力を見失いつつあったのかも。

他社製作ですが一応ディズニー枠の作品でお馴染みのミュージカルもあります。
他のディズニー作品との一番の違いはストップモーションアニメで製作されたところです。
従来の作品とは全然違った表現方法に珍妙なキャラクターたち。
ティム・バートン監督の色があらゆるところに敷き詰められており、
今までにないディズニー作品の柱を築き上げた一作だと思います。

【B+78点】

投稿 : 2014/04/22
閲覧 : 458
サンキュー:

3

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