1994年度に放送されたおすすめアニメ一覧 221

あにこれの全ユーザーが1994年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月16日の時点で一番の1994年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

75.1 1 1994年度アニメランキング1位
ブラックジャック OVA版(OVA)

1993年12月21日
★★★★★ 4.1 (107)
656人が棚に入れました
原作のストーリーを元にして展開されるオリジナルストーリー(カルテII、カルテVIは完全なオリジナル)。原作とはひと味違った作画と演出ではあるが、原作よりも少しピリッとした大人向けの内容となっている。当初は13巻まで製作する予定だったが途中で終ってしまったため、10巻で完結している。終了の告知はなく、製作終了に関し公式な理由は発表されていない。また1~7話までは日本コロムビアだったが8話~10話からは発売元をバンダイビジュアルに変更するという異例の事態となった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ボンカレーはどう作ってもうまいのだ

原作既読。言わずと知れた手塚治虫原作の超有名作、そのOVA版(全12話)です。

ちょっと出崎色が強すぎるかな・・・これはこれで非常によくできているとは思います。
出崎監督の作品はこれの他に「あしたのジョー2」を再放送で観たぐらいですが、
劇画調の止め絵、画面分割、繰り返しショットなどお馴染みの演出は本作でも健在。
内容は各話約50分で、原作のエピソードを繋ぎ合わせたり膨らませたりしていますが
冗長になることなく、グイグイと物語に引き込まれます。

ただ、BJの人物像が原作とはだいぶかけ離れており、
穏やかで落ち着いた大人の雰囲気を常に醸し出してるわけですよ(笑)
それがそのまま作品全体のカラーにもなってしまってるのが不満といえば不満。
内容自体はバリエーション豊富なのに、どれも似たり寄ったりな印象を受けます。

ブラックジャックという作品は、BJが法外な治療費をふっかけるという設定が肝であって
ふっかけられた側は当然、戸惑ったり憤慨するわけですが
これは患者やその親族に対して、何としてでも「生きたい」「救いたい」という
覚悟や誠意があるかを試しているんですよね。無一文になっても必死に生き抜くという覚悟。
この設定がアニメ版ではあまり活かされてなかったのも、ちょっと残念。

結局最後まで違和感を拭い去ることはできませんでしたが、
原作と別物として見れば、どのエピソードも完成度は高く、見応え充分なのは間違いないです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 28

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「命」とはなんなのか

出崎統さんと言えば、劇画調で濃淡の強い演出と日本特有のリミテッドアニメーションで名を馳せた日本アニメを代表する大監督である。

まさか手塚治虫の名作ブラックジャックをこのような形でアニメーション化できるのは出崎さんくらいだろう。

兎に角、手塚治虫のキャラクターを劇画タッチに修正し、人体の内臓を克明に描いているのは本作くらいじゃないだろうか。手術シーンがそれくらいリアルすぎるのである。

どんな人間でも等しく中身はグロテスクであり、「生物」であることを再確認できる。

最近のアニメーションでは人体が切り刻まれたり破裂したりと、残虐なシーンはあるものの、人体の仕組みや関節の動きまで追う人は少なくなってしまった。

というよりも、そういった需要がないのです。

世界をリアルに描くだけでなく、人間もリアルに描ける人はどれくらいなものだろうか。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 12

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人向け

処分の為、再視聴

久しぶりに見ても記憶に有るし
完成度が半端無い、この年代でこの作画レベルは凄い!

シナリオもTV版の比じゃない、シリアス感全快で重厚

ブラックジャック作品を見るならOVAを薦めたい
凄い作品です。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 11

74.0 2 1994年度アニメランキング2位
マクロス7[セブン](TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (403)
2117人が棚に入れました
 リン・ミンメイの歌によって宇宙戦争が終結して35年が経った西暦2045年。
新マクロス級7番艦を中心にした移民船団マクロス7は、新たなる惑星を求め航海を続けていた。その船団内では100万人が地球と変わらない平和な生活を送っていた。しかし、そんなある日、突如としてマクロス艦の前衛艦が奇襲を受ける。一方、マクロス・シティ内の公園に設置された野外ステージでは、ロックバンドのライブが行われていた。そのグループの名は「ファイヤー・ボンバー」。ボーカル&ギターは破天荒で情熱的な熱気バサラ。ボーカル&ベースはマックスとミリアの7番目の娘、ミレーヌ・ジーナス。キーボード&リーダーに飄々としたレイ・ラブロック。ドラムに寡黙なゼントラン女性、ビヒーダ・フィーズ。ライブが盛り上がりを見せた最中、謎の戦闘部隊がマクロス本艦にまで攻め込んできた。果たして謎の船団の目的は、そして正体は・・・・。100万の市民の運命を載せ巨大戦艦マクロスは、やがて恐るべき戦いの渦に呑み込まれてゆく・・・・・・。
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴<修正>

俺の歌を聞けええええええええええええええええでお馴染みのマクロス。
本作は戦争ロボモノでありながら無謀に武器も取らず歌をかます作品です。
ジョンレノンのごとく敵味方差別無し&殺生は行いません。

見所は歌、ロボ、恋愛、アイドル化などになってくるのですが、ロックで敵を倒さず攻撃するスタイルが、意味不明でお預けを食った犬のような視聴状況でしたが、曲が単純に良くて、電車の窓を眺めているようにぼんやりラジオ的、ライブ的感覚で楽しんでいました。ですが徐々に歌だけで夢中になってる自分がいて、この歌はハートに来るんですよ!マジで突撃LOVEハートw

てな感じで視聴していた所、敵女性キャラシビル登場で一変。情報詮索の為にマクロス船内部に侵入していたシビルでしたが、バサラの歌を聴いてもっと聴きたいと興味を示す。徐々になぜ聴きたいかが顔色で判明。ホテ顔に変わり、つ、ついに {netabare} エクスタシ~♡言っちゃたよコレwしかもアへ顔。てな感じでラスボスまでアへ顔フィニッシュ!ゾクゾク美~♪ ~ {/netabare}

コホン。ですが本作は熱く真剣なアニメです。
50数話に渡る世間は鬼ばかりの中、最初誰も聴いてくれなかったサウンドが、銀河を一つにさせ、皆に希望と勇気で元気玉。馬鹿馬鹿しくて、分けの分からない展開や、ひたすら同じように見える長い物語をサウンドや、セル画による表現を追求しきった映像美で、力と技で説得させられる作風は、昨今のアニメにない至高。痺れるようなサウンドによる陶酔感と、熱いシャワーを浴びたような爽快感がマじでクロスしたマクロスw

「俺の歌を聞けば 簡単なことさ 2つの愛をクロスさせるなんて 何億光年の彼方へと突撃ラブハート!!」
なんかノリですみません<(_ _)>が逆にノリが全てでもあります。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 38
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

理屈じゃない ハートなんだ!

熱気バサラ、彼はとてつもなく魅力的な主人公です。
格好良すぎです。
格好いいといっても、女の子がときめくような爽やかでイケメンとかではないです。
ハートが魂が、熱くて燃えてて男らしくて気持ちがブレない、それでいてとても優しい。
とにかく熱くて凄い奴なんです。

彼の放った台詞とともに魅力を伝えたいと思います。
{netabare}
最初から飛ばしてきます。
「ついにこのときがきたぜ」何がきたんでしょうか。
「いくぜぇっ!俺の歌を聴けぇぇ!!」
みてるこっちは「!!?」ってなりました。

彼は宇宙での敵との戦闘中に突然現れ、歌いだしたのです。
ギターで戦闘機(バルキリー)を操縦するんです。

[突撃ラブハート]

俺の歌を聴けば
簡単なことさ 
ふたつのハートをクロスさせるなんて

夜空を駆けるラブハート 燃える想いをのせて
悲しみと憎しみを撃ち落してゆけ
お前の胸にもラブハート 真っ直ぐ受けとめてデスティニー
何億光年の彼方へも突撃ラブハート


バサラの歌はハートに響きます。
最初はみんなにバカにされ、呆れられ、認めてもらえず、
応援しているのは見ている私だけという状態。
私は、
何でなんだ、バサラ何でそんなに頑張れるんだ。
みんなバサラの歌を聴いて って応援してました。

「熱いハートを叩きつける それが歌だ!」
「ばかやろう! なんでわからねえんだ! ガーっと歌えばいいんだよ。ガーっと! 考えたって始まらない だろ。」
「ミサイルよりも爆発のあるサウンドを聞かせてやるぜ !」

最初は意味が分からないです。
バサラが突然歌いだすから。

そのうち笑えます。
バサラが熱くて。

そして涙が出てきます。
バサラが真っ直ぐで。

「よっしゃ!いっちょド派手に行くか!」
「ミサイルなんてくだらねぇぜ! 俺の歌を聴けぇっ!」
「ガーッと出撃してグッと心に感じたもんをビリビリーッとハートを熱くして歌うんだよ!」

そのうちバサラの歌が、想いが皆に届きます。
敵を一切殺生せず歌だけで最後までつらぬきました。
凄い凄いぞバサラ!!
{/netabare}

本編49話
OVAで3話
全部で53話

私はマクロス7をみている間、とても楽しかったです。
まるで小さな頃に毎週楽しみにしていたアニメのように。
ワクワクしながらみていました。
大人になって、こんな気持ちになれたことが本当に嬉しいです。

私の大事な気持ちを呼び起こしてくれた特別なアニメです。
何度私を暗い淵から引き上げてくれたでしょう。
私が落ちそうになるたびに明るいとこへ連れていってくれました。
そして沢山の色を見せてくれました。
熱くて優しくて大好きです。
大好きな理由…理屈じゃない。ハートです!

ふふふふ・・・こうこなくちゃな!たっぷり聴かせてやるぜ!俺の歌を!・・・いくぜー!!

投稿 : 2024/09/14
♥ : 28
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

戦場で歌の押し売りをするとんでもない男

この物語の主人公バサラの行動は、常識を逸しています。
なんと彼は、戦場で歌の押し売りをするのです。
敵味方が激しい戦闘をしているさなか、敵見方を問わずにスピーカーポットを打ち込み、自分の歌を無理やり聞かせます。

マクロスシリーズでは『歌で戦争を終わらせることができる』この主張が一貫しています。
だから、マクロス7もまた、この主張に沿った物語となります。


「俺の歌をきけーーーーーーー!!!!」

大声で叫んでバサラは歌いだします。
敵も味方も軍事の通信は途切れます。バサラの歌しか聞こえなくなります。
全員がバサラの行動に対して、あっけにとられます。

でも、しばらくすると、敵味方ともに戦闘は再開します。

しかし、バサラはめげません。
バサラは戦闘のたびに何度も何度も足を運び、同じように歌い続けるのです。

最初は敵味方を問わずにバサラを馬鹿にします。

しかし、ある日、どんな武器も通用しない強力な敵が現れたとき、不思議とバサラの歌により敵が逃げ出すのです。
バサラの歌にはすさまじいエネルギーがありました。

しかし、バサラは敵を倒そうとはしません。
敵の命を奪おうなんて、バサラはこれっぽっちも思っていません。
歌を通じて敵と心を通わせたい。
それがバサラの願いでした。
{netabare}
さらにバサラは、凶暴な敵の戦士(シビル)の命すら、歌で助けようとします。
バサラは毎晩、シビルのもとに足を運び、歌い続けます。
意識を失って弱っているシビルが目を覚ますように、懸命に歌い続けるのです。

そして、いつの間にか、敵のリーダ格のギギルが、バサラの歌を口ずさむようになります。バサラの歌を歌いだします。
ギギルの歌は決して上手ではありませんでしたが、魂がこもっていました。
シビルを救いたい…。その気持ちが歌から伝わってきました。
やがて目覚めたシビルもバサラの歌を歌うようになります。

バサラは歌で敵と心を通わせることができるようになったのです。
{/netabare}

敵の総司令官もバサラの歌に興味を示すようになります。
そして…


劇中で歌われる「My Soul for You」は名曲です。
一度聞いていただければと思います。

マクロスシリーズを知らない方は、「 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」も、あわせて見られることをお勧めします。


今現在も、世界の数ヵ所(もしくは数十ヵ所)で戦争は続いています。
歌で戦争を終わらせることができたら、素晴らしいと思いませんか?

投稿 : 2024/09/14
♥ : 28

71.7 3 1994年度アニメランキング3位
機動武闘伝Gガンダム[ジー](TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (388)
2058人が棚に入れました
これまでの「機動戦士」シリーズにおける宇宙世紀とは異なる世界を舞台に、これまで築き上げてきたリアルロボット路線ではなく、ロボットアニメの原点回帰ともいうべきスーパーロボット路線を打ち出した作品。未来世紀(FutureCentury, F.C.)60年、地球の覇権をかけてガンダムファイト第13回大会が始まった。主人公 ドモン・カッシュもその1人として、地球をリングにして他の選手たちと闘う。しかし彼には戦い以外にもう1つ、祖国ネオ・ジャパンを裏切り、アルティメットガンダム(デビルガンダム)を奪って失跡した兄 キョウジ・カッシュを探すという目的があった。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

世界の色々な国をガンダムにして戦わせてみました・・・的な熱血&痛快アニメ

「シャイニング・フィンガー」って、『STEINS;GATE』に出てくる美人指圧師(桐生萌郁)のことだとばっかり思っていたのですが、元ネタはこっちだったんですね笑
あと「アルチメット・ガンダム」とか笑。

この作品の世界では、地球は環境破壊が進行して荒廃しており、世界各国はそれぞれ宇宙に「ネオ+国名」というコロニーを作ってそちらに多くの人々が移住している、という設定のようです。
そうして、世界の国々の争いは、全て「ガンダムファイト国際条約」に基づき4年に1度開催される「ガンダムファイト国際大会」によって解決され、その大会の優勝国がその後4年間の世界の覇権を握ることが出来る、というかなり笑笑な・・・もとい無謀な設定になっています。

で、世界各国のお国振りを反映した荒唐無稽なガンダムが色々登場するのですが・・・

ネオデンマーク代表→マーメイドガンダム
ネオネパール代表→マンダラガンダム

って、もうちょっと何か考えられなかったのか笑。
第一、ネパールはヒンドゥ教徒の国で、ネパール人の多数派(パルバテ・ヒンドゥ ※「山地のヒンドゥ教徒」の意)は別に仏教アイテムの曼荼羅(まんだら)は身近ではないと思うのですが(※ヒマラヤ山麓に住むチベット族はマンダラ信仰の篤い密教系仏教徒・・・ただしネパールの人口の数%)。
→ここはネオネパール代表ではなくネオブータン代表(※同国は国王以下国民の大多数がチベット仏教に帰依している)にすべきでは?と思ってしまいました。


◆総評

どうしても古い作品なのでシナリオや作画・演出などの粗雑さが目について評価点数自体は ☆ 3.6 と余り伸びませんでしたが、話はちょうど良い具合に波乱万丈で、終盤の展開などは凄い熱血で楽しめました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

◎ドモン・カッシュ勝利
△相討ち
▲ドモン・カッシュ敗北

=========== 機動武闘伝Gガンダム (1994年4月-1995年3月) ===========

{netabare} - - - - - - OP「FLYING IN THE SKY」、ED「海よりも深く」 - - - - - -

第1話 G(ガンダム)ファイト開始! 地球に落ちたガンダム ☆ 対ミケロ・チャリオット(ネオイタリア)戦◎
第2話 唸れ! 夢を掴んだ必殺パンチ ★ 対チボデー・クロケット(ネオアメリカ)戦◎
第3話 倒せ! 魔神ドラゴンガンダム ☆ 対サイ・サイシー(ネオチャイナ)戦△
第4話 いざ勝負! 深紅のバラの貴公子 ☆ 対ジョルジュ・ド・サンド(ネオフランス)戦◎
第5話 大脱走! 囚われのガンダムファイター ★ 対アルゴ・ガルスキー(ネオロシア)戦△ 
第6話 闘えドモン! 地球がリングだ ★ ドモン・カッシュの戦う理由(東方不敗、デビルG)
第7話 来るなら来い! 必死の逃亡者 ☆ 対チコ・ロドリゲス(ネオメキシコ)戦◎
第8話 仇は討つ! 復讐の宇宙刑事 ☆ 対アンドリュー・グラハム(ネオカナダ)戦△(非正規)
第9話 強敵! 英雄チャップマンの挑戦 ☆ 対ジェントル・チャプマン(ネオイングランド)戦◎
第10話 恐怖! 亡霊ファイター出現 ☆ 対故ダハール・ムハンマド(ネオエジプト)戦◎(非正規)、DG細胞感染者
第11話 雨の再会…フォーリング・レイン ☆ 対セイット・ギュゼル(ネオトルコ)戦◎、DG細胞感染者
第12話 その名は東方不敗! マスター・アジア見参 ☆ デスアーミーの襲撃、師匠(東方不敗)登場、新宿都庁防衛戦 
第13話 大ピンチ! 敵は5大ガンダム × 対米中露仏P+謎の巨大G戦 ※話の筋が適当
第14話 衝撃! シャイニング・フィンガー敗れたり × 東方不敗の正体、シャフル同盟(コロニー格闘技五天王)登場、師匠との絶縁 ※同上 
第15話 戦士の称号! さらばシャッフル同盟 ☆ シャッフル同盟の後継者、東方撤退 
第16話 最強最悪! デビルガンダム現る ☆ 新宿地下の秘密、シュバルツ・ブルーダー(ネオドイツ)登場、デビルG復活
第17話 対決! 謎の覆面ファイター ☆ 師匠の罠、対シュバルツ・ブルーダー(ネオドイツ)戦▲、スーパーモード発動 
第18話 必殺技を盗め! 美女軍団の大作戦 ☆ 修行編開始、対チボデー・クロケット(ネオアメリカ)再戦△ 
第19話 激闘! ドラゴンガンダム対ボルトガンダム ☆ 修行編続き、サイ・サイシーvs.アルゴ・ガルスキー戦
第20話 ジョルジュよ、悪夢を打ち砕け! ☆ 続き、ネオフランス代表因縁の戦い(ジョルジュvs.ミラボー)、執事レイモンドGJ
第21話 決勝迫る! タイムリミット3日前 ★ ギアナ高地の戦(師匠との修行の地、東方との再戦)
第22話 戦士の絆! デビル包囲網を突破せよ ★ 続き、シュバルツの奇策成功、ドモン以外脱出、デビルG再出現
第23話 宿命の戦い! ドモン対デビルガンダム ★ 兄キョウジへの怒り、スーパーモード発動、明鏡止水、東方不敗撃破、DG撃破
第24話 新たなる輝き! ゴッドガンダム誕生 ☆ 東方の逆襲、シャイニングGの最期、ゴッドG起動、ネオホンコン到着
第25話 決勝開幕! ガンダムファイター大集合 ☆ 

 - - - - - - OP「Trust You Forever」、ED「君の中の永遠」 - - - - - -

第26話 新必殺技! 爆熱ゴッド・フィンガー!! ☆ 対ゼウスG(ネオギリシア)戦◎
第27話 頑張れドモン! 友に捧げた大勝利 ☆ 対コブラG(ネオインド)戦◎
第28話 狙われしドモン! 殺し屋ファイターの必殺剣 ☆ 対マンダムG(ネオネパール)戦◎
第29話 試合放棄!? 恋にドキドキサイ・サイシー ★ ドラゴンG(ネオチャイナ)vs.マーメイドG(ネオデンマーク)
第30話 美少女ファイター! デンジャラス・アレンビー ☆ アルゴ敗北、対ノーベルG(ネオノルウェー)戦◎
第31話 ピエロの幻惑! 怒れガンダムマックスター ☆ ジョルジュ敗北、Gマックスター(ネオアメリカ)vs.ジェスターG(ネオポルトガル)
第32話 危険な罠! ネロスガンダムの大逆襲 ☆ 対Gゼブラ(ネオケニア)戦◎、対ネロスG(ネオイタリア)再戦◎、ウォン・ユンファ(ネオホンコン首相)の野望
第33話 地獄からの使者! チャップマン復活 ☆ Gローズ(ネオフランス)vs.ジョンブルG(ネオイングランド)、DG細胞感染者
第34話 立てドモン! 嵐を呼ぶタッグマッチ ☆ 地下の秘密、ゴッドG/ノベルGvs.スカルG(ネオシンガポール)/アシュラG(ネオマレーシア)◎
第35話 決着の時! 豪熱マシンガンパンチ ☆ シャッフル同盟との対戦開始、対Gマックスター(チボデー)戦◎
第36話 騎士の誇り! 奪われたガンダムローズ ☆ 対Gローズ(ジュルジュ)戦◎
第37話 真・流星胡蝶剣! 燃えよドラゴンガンダム ★ 対ドラゴンG(サイ・サイシー)戦◎
第38話 ドモン対アルゴ! 突撃ボルトガンダム ☆ ゴッドG/ノベルGvs.ボルトG(アルゴ)/ランバーG(グラハム)◎◎
第39話 石破天驚拳! 決闘マスター・アジア ★ ウォン首相と東方不敗の亀裂、東方不敗との共闘、流派東方不敗最終奥義伝授、レイン辞表
第40話 非情のデスマッチ! シュバルツ最終決戦 ★ 対シュピーゲルG(シュバルツ)戦◎、シュバルツの素顔
第41話 バトルロイヤル開始! 復活のデビルガンダム ☆ ランタオ島の最終戦、キョウジとミカムラ博士の再会
第42話 強襲四天王! ガンダムヘブンズソード ★ DG事件の真相(アルティメットG暴走、ミカムラ博士の裏切り)、サイ・サイシー&アルゴ散る(DG感染ミケロ撃破)
第43話 獅王争覇! グランドガンダム迎撃作戦 ★ ライジングG(レイン搭乗)出現、暴走アレンビー、チボデー&ジョルジュ散る(DG感染チャップマン撃破)
第44話 シュバルツ散る! ドモン涙の必殺拳 ★ 兄キョウジとDGの秘密、レインvs.暴走アレンビー、ドモンDG撃破◎ ※面白いが脚本・作画・演出の古さは残念×
第45話 さらば師匠! マスター・アジア暁に死す ★ 東方の真意、ドモン優勝◎ ※同上
第46話 レインの危機! デビルガンダムふたたび ☆ ウルベ少佐の野望、ガンダムファイト国際条約破棄
第47話 デビルコロニー始動! 大進撃シャッフル同盟 ☆ カッシュ博士解放 ※脚本は支離滅裂×
第48話 地球SOS! 出撃ガンダム連合!! ☆ 対グランドマスターG(ウルベ搭乗)戦 ※同上
第49話 Gガンダム大勝利! 希望の未来へレディ・ゴーッ! ☆ レイン救出、石破ラブラブ天驚拳炸裂 ※同上{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)14、☆(並回)33、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2024/09/14
♥ : 23

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ケレン味こそこの世の花。愛と男気の今川監督の世界。

 ガンダムってなんだか難しそうだし、いっぱいあり過ぎてどっから見ればわからな〜いというナウなヤングの方にも本作なら気楽に見れる!とオススメできます。なんせコンセプトがガンダムにプロレスをさせるんだよ!なシンプルさですから。


 ガンダムといえばリアルロボの地平を切り開き、整合性とリアリズムとスピリチュアルを混ぜ合わせたような歴史的なエポックメイキングな作品なのは言うまでもないことです。多くのガンダムが基本として富野さんが最初に引いたラインに沿って作られがちと言えます。


 しかし、ロボの面白さはリアル系だけでなくスーパー系にもある!。どちらが上。とかではなく車の両輪のようにどっちも欠けてはロボアニメ界が衰退していくと言いたい。


 リアルロボ系がリアリズムなら、スーパー系はまさにケレン味が売りである。科学的に見てどうとか、現実的にSF的に見てどうか、なんて小賢しいことはどうでもいい!。おいらは格好いいロボが敵をブワーっとやっつけて、人々の熱いドラマに猛烈に感動したいんじゃあ〜という小学生的な幼稚さ、大いに結構な面白さがある。


 人間なんて年柄年中しかめっ面して難しいことばかり考えてらんないし、知的な面白さも幼稚な面白さもどっちも楽しめた方が素敵である。それにこういう清々しいほどにお馬鹿な幼稚さは照れ隠しや気取ってない潔さがあって良し!。


 本作はとにかく爆笑の連続である稀有なガンダムである。ネーデルガンダムの件なんてどんだけ笑ったことか!。他にもツッコミ出したらキリがない。しかし、マジレスしてクールぶるより、楽しく笑いながらツッコミを入れて楽しんだもんの方が度量のある人間だと言いたい。私は冷たい小賢しい人間より、余裕ある知的さと暖かみがある人間になりたい。


 なんせ「ミスター味っ子」で味帝に口からビームを吐かせ、何故かライバルの仲井君をゲイゲイしいキャラに改変した今川監督である。面白ければ良し!のケレン味精神、プロレスノリが充溢している。


 本作はたいてい熱血!、そして爆笑の傑作として紹介されがちだが、それだけではない。「北斗の拳」や「グレンラガン」と同じく本当は愛と哀しみの物語であると言いたい。


 ドモンの背負った運命、そして宿敵として闘い続けた師匠ことマスター・アジアとのアニメ史に残る号泣な結末。哀しみが根底になるからこそ、愛も友情もより熱い血潮で盛り上がり、道理を超えた領域にまで高め合うことができるのである。


 大地監督もそうだが、今川監督もいい加減さをケレン味で誤魔化しているではなく、しっかりとしたキャラの人情を描ける演出力が底にあるからこそ作品が浮ついた物になっていない。確かに彼等は生きている!という実感を伝えることができている。


 一見ガンダムとは関係ない風に見えるが、ちゃんと地球とコロニーの関係というところに本作も帰着する。切り捨てるものと切り捨てられるもの、権力や利益の上と下。こういった繰り返される構図を打ち砕くのは、陳腐だと思われるかもしれないが結局「愛」に尽きる。


 単に男女の間だけでなく、人と人の間の愛、共感力と想像力、金にならなくても数字にならなくても、こういう力だけが世界を変え未来を切り開く、そう信じさせてくれる力が本作にはある。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 15

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

富野監督がキレてブン投げた迷作 燃やせ!その瞳に灯した炎に 命を賭けて!

バンダイからの提示はVのプラモがガンダムしか売れないからガンダムをもっとふやせ。ストⅡが流行ってるから格ゲー風味に・・・。
もうそんなのガンダムじゃないじゃないじゃん。ってことで
師弟筋の今川監督に、絶対に格闘戦しかしちゃだめねってブン投げたそうだ。ロールにはないが富野監督もこっそり参加して好き勝手やったと自分で言っている。

TVでは初の記念すべき富野監督以外のガンダム作品。
ふたを開けてみれば島本和彦のキャラでガンダムとは名ばかりのかっこよくて暑苦しい肉弾戦が繰り広げられる。香港映画のパロディも多数。挿入歌もかっこよすぎてやばい。
開始はイマイチだったんだが師匠(東方不敗)が登場してから視聴率、売り上げ、人気はうなぎのぼり。
ガンダムの世界を革命したという意味ではヒゲ以上。
しかしここまで面白かったらガンダムじゃなくてもいーやん。ってつっこみはいれたくなるが逆にそれくらい名作なのは間違いない。 

投稿 : 2024/09/14
♥ : 15

71.1 4 1994年度アニメランキング4位
マクロスプラス(OVA)

1994年8月25日
★★★★☆ 3.9 (246)
1368人が棚に入れました
2040年、人類の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。競合メーカー2社のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を誇る人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

初代マクロスより作りが丁寧な2期。OVAだからです。

初代マクロスの正統派2期です。
でも登場人物も、雰囲気も異なる別の作品です。

マクロスと言えば三角関係ですが、このアニメは特異で、女一人と男二人の三角関係です。

初代よりストーリーが作り込まれています。
また、バルキリーの動きがスムーズになっています。
特に、恋敵二人のガチの空中戦には迫力があります。

音楽的にも洗練されています。
菅野よう子さんのアニメデビューがこの作品です。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 25

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シリーズ中、7の次に好きだった作品

・概略
マクロスお決まりの『戦闘機・三角関係・歌』

・戦闘機のバトル
自分にはどーでもいい

・三角関係
シリアスで大人向け

・歌
「VOICES」この曲が良いので作品に余韻が残ります。

作曲、菅野よう子
古い作品なのでアレンジが攻殻ぽいw

投稿 : 2024/09/14
♥ : 13
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヴァーチャルアイドル

今作では地球外からの敵による攻撃に対抗することはない。マクロスの肝心の歌はVOICESとEDのAfter,in the dark。どちらも菅野よう子が携わっている。特にVOICESが重要な場面でよく流れ、鍵を握る曲である。歌の力に関しては一貫している。

近年よく見かけるヴァーチャルアイドルが登場するが、{netabare}そいつがこの作品の敵である。{/netabare}

一応、マクロスシリーズだが、単体で見ても分かりにくいということはないと思われる。ほどほどに楽しめた。

マクロスは女性2人、男性1人の三角関係が多いが、この作品では逆の三角関係である。初めは{netabare}ミュンとガルドのカップリングだったけど、最終的にはイサムとのカップリングに至ったかな。{/netabare}

以下は備忘録
{netabare}
地球とゼントラーディによる宇宙戦争「第一次星間大戦」の終結から30年後の2040年、人類初の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。競合メーカー2社が開発した試作可変戦闘機YF-19とYF-21のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を有する人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。かつて歌手を目指しながらも夢を諦め、不完全な人工知能のシャロンを裏で操る役目を担っていた。
シャロンの公演が終わり、ミュンは新たな興行のため大戦終結30周年記念式典が行われる地球のマクロス・シティへと向かう。一方、上層部の意向により、統合軍は有人可変戦闘機に代わる無人戦闘機の制式採用を決定し、スーパー・ノヴァ計画は中止となる。これに不満を持ったイサムは無断でYF-19を持ちだし、新型戦闘機の採用発表が行われる地球へと突入する。ガルドがこれを追撃し、二人は大気圏内で激しいドッグファイトを繰り広げる。その末にガルドは自ら封じていた7年前の記憶を思い出し、非が自身にあったことを認め、イサムと和解。そこに、人工知能を偏愛するエンジニアの手によって自我に目覚め、マクロス・シティを支配したシャロンが操る無人戦闘機ゴーストX-9が襲いかかる。ガルドはゴーストの相手を引き受け、イサムはシャロンに捕らわれたミュンの救出に向かう。ガルドとゴーストは激闘の末に相打ちとなり、イサムはシャロンの歌に取り込まれかけながらもミュンの歌で意識を取り戻し、シャロンの制御コンピュータを破壊してミュンとの再会を果たす。{/netabare}

投稿 : 2024/09/14
♥ : 8

70.7 5 1994年度アニメランキング5位
平成狸合戦ぽんぽこ(アニメ映画)

1994年7月16日
★★★★☆ 3.6 (519)
3333人が棚に入れました
東京・多摩丘陵。のんびりひそかに暮らしていたタヌキたちは、ある時、エサ場をめぐって縄張り争いを起こす。原因は人間による宅地造成のため、エサ場が減ってしまったから。このままでは住む土地さえ失くなってしまうと、タヌキたちは開発阻止を目論み、科学の発達した人間たちに対抗するため先祖伝来の″化け学″を復興させることとなった。化け学の特訓が始まる一方、四国や佐渡に住むという伝説の長老たちへも援軍を頼む使者が向けられた。かくして人間たちが露とも知らぬ所でタヌキたちは勝手に蜂起した。

声優・キャラクター
野々村真、石田ゆり子、三木のり平、清川虹子、泉谷しげる、芦屋雁之助、村田雄浩、林家正蔵

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タマひゅん

ジブリ作品。
高畑勲監督。

多摩ニュータウン建設に伴い、山を追い出されそうになった狸と、人間の戦いを描いたアニメ。

ナレーションを落語家が担当していて、韻を踏んだリズムのよいものになっています。
聴いていて心地いいです。

さて、この作品は「環境問題」「自然との共生」というはっきりとしたテーマ性をもっています。
化け狸があの手この手で自分たちの住処を守ろうとします。
しかし、現実は甘くありません。
人間は次から次に湧いてきます。

どんなに苦労しようと、最後に残るのは寂しい結末。
それをどう受け入れるか、さまざまな視点で描いています。
そんなシビアさを持った作品です。

ただ、現在は放送当時(1994年)と違うんですよね。
エコや環境保護が当たり前になってきた昨今。
メッセージ性は薄れてきていると思います。
しかも、後になって同じジブリで同じようなテーマ性の「もののけ姫」が出ています。
余計に印象が薄くなるのは仕方がないです。

残念ながら時代とともに風化していくアニメ。
今見るとあまり心に響かない作品でした。
代わりに、やたらとタマタマを強調していたので、下半身には響きました。


たん たん たぬきの○○○○は
風もないのに ぶーらぶら

これって、元はキリスト教の讃美歌「まもなくかなたの」の一節だそうです。
その替え歌。
聖なる歌が性なる歌に。
ひどい話だ……。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 46
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ちゃんと娯楽

映画館で観て以来通して観た事はありませんでした。
「ぽんぽこ」や「火垂るの墓」や「おもひでぽろぽろ」…力がある作品だけれど、何度も観てはいませんでした。
田舎や自然は大好きですが。この社会的メッセージが含まれる作品たちに愛着を持ってしまったとして、「コレは説教くさい、だから自然派は…」というザックリした見方をされた時に、自分は反論出来ない気がして。

「アイツ正しいこと言ってるのはわかるけど、説教くさくね?」と囁かれる優等生のクラスメイトを「そうかな…」とチラ見して「まあ私と特に親しい訳じゃないし…」と深く関わらないが如くでした。



久しぶりに通して観てみました。
狸達がどうなってゆくのかがあらかじめわかっているので、途中途中のぬか喜びや空騒ぎが、とても胸に痛く、ドキドキしながら観ていました。
しかし。
相変わらず人間は自然を壊し続けて酷い。地形のもつ質や循環を無視した開発、森林の適切な活用が出来ていないための荒廃、だから未曾有の災害も尽きないのだろうか。
…等々という真面目な視点は勿論再確認できたのですが、

それ以上に…
あー!この狸達みたいに!!
思いっきり何かに打ち込みたい!!
謳歌したい!!
むくわれなくったって、乗せられたって、やり切りたーい!!
時にアホみたいに喜怒哀楽に乗って騒ぎ、そして呑気にやっぱり踊り騒ぎたい!!
という、「思いっきり」の変幻自在な心地良いエネルギーをタンマリ浴びた気持ちになりました。ちゃんと娯楽でした。
狸いいなあ。

そして、人間社会で生き抜くようになった化け狸のように、それらしくいるために疲れている人や、何とかかんとかうまくやってるよ〜って人もいるんだろうな…なんて考えたりして。


優等生だけど、作品中に叩き込まれた“みんなで全力投球しようぜ!”って勢い(と狸独特の間抜けさ呑気さ)は中々観てて気持ちがいいものでした。

狸の敗因は、人間を楽しませてしまったことな気がします。狸自身も化けることが好きで楽しくて、プロジェクトに夢中になって。
{netabare}人間を怖がらせて出ていかせるためなら、あんなに楽しいバリェーションは要らなかったのでは…^^;
狸には食物連鎖の頂点にいる人間の「恐怖」がイマイチ理解できなかったのかな。
途中出てきた団地のパレード中の、大波に団地が飲まれる幻想が一番怖いような。
前半に作品中で人間がチラホラ死亡してますが、後半の狸の死亡数と比べたら極小だからいいのかなんなのか。{/netabare}
そんな狸達は仲間の弔い中も、真剣にシンミリしようしとてても、喪の形式自体になんだか浮かれてきてしまうのが、スゲーなと思いました。打たれない。やはりシリアスになり切れない狸らの恐怖の薄さが敗因かなー。


人間の自然や動物に対する愚かさが突き刺さる点では「河童のクゥと夏休み」が勝りますね。
私は自然好きなので、もっとみんな自然好きになってしまえばいいのに(特に田舎の人ほどもっと)、とは常々思いますが。
別に茅葺屋根の家に住んでかまどでご飯炊くべきとは言わないけど、ゴミをポイ捨てしないとか、日常生活で使うものが何から出来ているのか考えてみるとか、除草剤撒かないとか…いかん説教くさくなっちまう…

夏も終わりだけど、狸気分で秋はじめの生活に入ろうと思えました。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 35

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ジブリの狸映画。

昭和の日本を描いた多摩地域の狸と人間たちとの闘いを描いた高畑監督のジブリ映画。
これも名作として知られる映画です。
狸たちは変化の術を使えて、いろいろ変化の術を使いながら人間の開発をやめさせようとしていきます。
劇中の日本の描写が昭和の日本を描いて、ブラウン管の回してチャンネル変えるテレビも懐かしさを感じます。
最初から最後まで楽しめる、エンタメとしてのジブリ映画です。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 18

70.2 6 1994年度アニメランキング6位
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(アニメ映画)

1994年10月1日
★★★★☆ 4.0 (50)
422人が棚に入れました
「シザーハンズ」のティム・バートン制作・原案・キャラクター設定によるファンタジー。ハロウィン・タウンで、来る日も来る日もハロウィンの準備をしているガイコツ頭のジャック・スケリントン。そんな日々に疲れも感じていたジャックが偶然迷い込んだ別の町。そこは毎日が喜びと楽しさに満ち溢れたクリスマス・タウンだった。クリスマスに魅せられたジャックは早速ハロウィン・タウンでもクリスマスを再現しようとするのだが……。D・エルフマンのスコアに乗せて繰り広げられる異形のミュージカル。ジャックをはじめ、幽霊犬のゼロ、ジャックに恋するツギハギ人形のサリーなど、あまりにも魅力的なキャラクターたちは多くの観客を虜にすること請け合いだ。監督はしていないものの、ある意味、もっともバートンらしい作品だろう。それにしても“クリスマスに憧れるハロウィン"とは、何というイマジネーション!

声優・キャラクター
ダニー・エルフマン、クリス・サランドン、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー、グレン・シャディックス、ポール・ルーベンス、ケン・ペイジ、エド・アイヴォリー

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

サンタクロースになりたがったジャック

ティム・バートン監督作品。

ハロウィンの国の王子がウッカリ開けた扉の向こうで観たものは。覗いたクリスマスの国で衝撃を受けたジャック。なんて夢に溢れ、なんて希望に満ち、なんて華やかで楽しそうな平和な世界。おれもやるぜ、クリスマス!みんなもやろうぜクリスマス!ビバ・クリスマス!トリック・ア・メリィークリスマス!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

しかしジャックは生粋のハロウィン男なわけで、クリスマスごっこに興じてやる事なすこと、不気味な恐怖の笑いへと渦巻いてゆくわけです。
この辺のドタバタさがツボ。みんなが楽しいことしてたり家族向けのお祭りなんか見かけたりすると「チッなんだよ、そんなもん」て少なからず斜めに思っちゃう節がある方には、笑える箇所盛りだくさんだと思います。さびしんぼめ!


ジャックが付け焼き刃なクリスマスごっこでサンタクロースになろうとした結果

“…人には、向き不向きがあったぜ…餅は餅屋だぜ…” 囧rz

“あなたはあなたのままが、すてきよ。あなたにしか出来ない仕事があるわ。” //_o\

っていうお話。

描写やアイテム設定の細かさが観ていて楽しいですね。ヒラヒラ走る骨犬可愛い。
悪いブギーなヤツのふてぶてしいダンシングに見惚れます。

ダニー・エルフマンによる音楽もミュージカル調で賑やかで、抑揚がドラマチック。セリフがそのまま歌になりオーケストラの被さった楽曲、とてもノリ良くカッコ良いので、サントラおすすめです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 17

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ティム・バートンの魅力的な世界観。スタイリッシュなジャックに憧れる!

 原案・原作ティム・バートン。彼の独特な世界観が描かれたホラーティックなファンタジー作品。76分。1994年。クレイ(粘土)アニメ映画の名作。

あらすじ:
 「ハロウィン・タウン」の住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。だが、「ハロウィン・タウン」のパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない単調な「ハロウィン」に虚しさを感じていた。
 そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた「ハロウィン・タウン」とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う「クリスマス」に心を奪われたジャックは、自分達の力で「クリスマス」を作り出そうと計画を立てる。(wikipediaより)

 ストーリーが面白いというより、ホラーティックな世界観が抜群に魅力的。
ハロウィンの雰囲気が好きな人は、絶対に観ておくべき作品だと思います。

 そのディズニー作品の中でも特異で魅力的な世界観は、ゲーム『キングダムハーツ』シリーズでも抜群の存在感を放っています!(自分はゲームで気になって本作を借りて観たクチです…。)

 キャラクターはやはり主人公のジャックとヒロインのサリーが魅力的。
ジャックは「ワン○ースの某骨のキャラ」と似てなくもないシルエットですけど、ジャックの方が数十倍スタイリッシュで格好いいです(偏見)。サリーはある意味ジャックより怖い見た目ですが、かわいらしいキャラクターです。
個人的には本作のヴィランのブギーもなんか好きなんですけど…。

 また、ミュージカル系の作品でもあるので、音楽が心地いいです。
不気味な曲が多いですけど、これがハロウィンっぽくて凄く楽しい!!
特に『これがハロウィン(This is Halloween)』が素敵です!未だにハロウィンの代名詞的な楽曲だと思います。皆さんもきっとどこかで聴いたことあるんじゃないかと。

 ディズニーらしくない不気味な作風の本作ですので、幼い子供に見せるのは一考すべき作品かと思いますが、「アニメ好き」ならこういう一風変わったストップモーションアニメも新鮮で楽しいと思いますし、有意義な76分になるのではないかと。

 あと、純粋に「怖い作品」ではなく、「貞子」とかガチなホラー作品が苦手な人(自分だって無理です)でも全然観れる作品ですよ。

 物語は退屈に感じる人もいるかと思いますが、これだけ多くのファンに支持されている世界観がどんなものなのか、100円レンタルで確認できるなんて…お得だと思いますよ!

投稿 : 2024/09/14
♥ : 11
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ブラックジョークなクリスマスパーティも良きかな

原題:The Nightmare Before Christmas
公開:1993年10月29日
監督:ヘンリー・セリック
脚本:キャロライン・トンプソン
原案:ティム・バートン
製作:アメリカ
時間:76min

1993年ティムバートン製作のストップモーションによる
ファンタジー・ホラー・ラブロマンス・ミュージカルアニメーション

リズム良く進行すストーリー展開にゆったりと身を任せ

徐々感情移入したればサリー(Sally)の献身的な切なき可愛さに力強きエールを送る候。

こーいう絵面が日本のアニメファンにもっと受け入れられるようになるといいな。
{netabare}
さすれば
たとえば「アーヤと魔女」なんかの皆さんの評価もほんのちょと変わってくると思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/14
♥ : 9

69.9 7 1994年度アニメランキング7位
美少女戦士セーラームーンS[スーパー](TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (96)
787人が棚に入れました
うさぎたちの活躍で平穏を取り戻した街……セーラームーンの未来の娘・ちびうさも未来の世界へ帰り、うさぎ・レイ・亜美・まこと・美奈子らセーラー戦士たちは中学3年生になって、穏やかな日常を過ごしていた。……だがそんな平和な日々の中、霊感の強いレイは、世界が闇に包まれ崩壊する悪夢を見る。それはただの夢なのか、それとも新たな危機の予兆なのか……?そして、悪夢の原因を探ろうとしていたレイは、新たなる敵の差し向けた怪人・ダイモーンに襲撃される。かけつけたうさぎはセーラームーンに変身、ダイモーンと闘うが、パワーアップした敵の強大な力にかなわず、変身ブローチを破壊されてしまった!

りんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

受験編。違うか。

世界の終わりの始まり的なスタートはあの頃の私には衝撃でした。

このシリーズから作画の劣化回がマジで目立つようになったのが残念。
シリーズ初めの戦士たちのバージョンアップはいつも楽しみでした。

なんといってもはるかとみちるですよね。
緒方さんがハマってたのもあると思いますが、どうしてあんなに普段は男(じゃないけど)、戦士では女で違和感がないものか。
いやぁ、本当にはるかはかっこいい。
今の子ども向けアニメではあんな百合表現出来ないと思いますが、一緒に観ていた大人も特に気にする時代じゃなかったのかもしれませんね。

同じ戦士なのに相容れない感じは最後まで辛いものがあった。
蛍ちゃんもいいキャラですよね。破滅の戦士ってマジかっこいい。

恋したい、遊びたい、勉強もしなきゃいけない。
普通の人間として生きていかなきゃいけない現実と、でも私は戦士なんだっていう使命との葛藤が、この受験編で鮮明に伝わってきました。
「夢は素敵なお嫁さん」なんて言ってるところは可愛いですよね。
魔法少女やら戦隊少女に憧れる子ども向けの反面、本人たちが「実はちょっと嫌」みたいなスタンスになってるのが絶妙に思えます。

要点だけ抽出したら1クール程度で終わってしまうような構成ですが、どうでもいい回も子どもの頃は楽しめた。
まとめBDみたいなの作ればいいのに。
いや本当リメイク希望~。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 3

うさちー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おもしろい!

ウラヌス・ネプチューンがかっこいい!
登場したときの音楽とかもいい感じです(*´ェ`*)
ギャグが多くて笑えるところがたくさんあると思いますw

投稿 : 2024/09/14
♥ : 3

hanapoko30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

セーラーウラヌスに仔猫ちゃんと言われたい!

セーラームーンは無印が1番好きですが2番目はSかな?

スーパーセーラームーンのコスチューム
裾のグラデーションとか蝶をモチーフにしたかんじとか可愛くてお気に入りです!
必殺技のロッドはRの方が好みなのですが…

ミストレスナインとなったほたるちゃんを最後まで信じ続けて守ろうとしたうさぎちゃんの優しさや想いに涙。この回のアバンタイトルのささやくようなうさぎちゃんの言葉が印象的です。

そして覚醒したセーラーサターンが一人でファラオ90へ挑むとき、スーパーセーラームーンに変身できなくて「変わってよおっ!」と悲痛に叫ぶ三石さんの演技に鳥肌たちます!


そしてSといえば……
アニメ界きっての公認レズカップルはるかさんとみちるさんww
かっこよくて美しいから許せちゃう(//∀)ノ
2人の変身シーンの曲がバイオリンだったりバラの花びら舞ったりリップがきらーんってなるとこととかたまらん!
もちろんプルートも好きですよ!

ウラヌスの台詞って超クサイのに緒方さんが言うとなんでも決まってしまうww
かっこよすぎです!!

投稿 : 2024/09/14
♥ : 3

69.6 8 1994年度アニメランキング8位
ライオン・キング(アニメ映画)

1994年7月1日
★★★★☆ 3.9 (69)
633人が棚に入れました
ディズニー32作目の長篇アニメーションはまたしても音楽の勝利。ここ数年の作品のいかにもブロードウェイ風の大仰なメロディにサヨナラして、アフリカン・フォークをうまく消化したE・ジョンのポップなナンバー(作詞はいつものティム・ライス)に映像がノリに乗って、ミュージカルとしても楽しめる。しかし、出だしの主人公シンバの誕生が告げられる壮大なシーンは我等が「ジャングル大帝」の構図から何から非常に酷似しておりました。さて、邪悪な叔父スカー(声=J・アイアンズ)に父王(J・E・ジョーンズ)を謀殺されたシンバは国を追われ、イボイノシシ等サヴァンナのはぐれ者たちと暢気なその日暮らしを送ります(食物連鎖から自由だ--とか言いながらうまそうに極彩色の虫を食べるのがグロテスク)が、恋心を抱く幼なじみのナラに、故国の窮状を訴えられ、皆を引き連れ帰郷、スカーと一対一の決闘に臨むのです……。成長してからのシンバの声はM・ブロデリックが担当。

声優・キャラクター
ジェームズ・アール・ジョーンズ、ジョナサン・テイラー・トーマス、マシュー・ブロデリック、ニキータ・カラム、モイラ・ケリー、ジェレミー・アイアンズ、ネイサン・レイン、アーニー・サベラ、ローワン・アトキンソン、ロバート・ジローム、マッジ・シンクレア、ウーピー・ゴールドバーグ

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

期待したほど・・・

何となくディズニー映画を見始めたら止まりません。
ディズニー映画を見た後、物凄く良い気分で眠れる事が判明。なんだこの幸せ感〜

と思ってまだ見てなかった、ライオン・キングを。
アニメーション映画としては、世界一の動員数を誇る映画。ミュージカルも何年も続いているので、ちょっと期待し過ぎたかな。

感動したのは口の動き。
人間だと大きく顎を開けないが、犬や猫は真下まで顎が広がる。
大きく開いた顎の迫力は人間には出せないなぁと感じた。
発音一つ一つの口の動きにいちいち感動してしまう。

今回音楽で参加してるエルトン・ジョンがあまり好きではないので、
曲は好き嫌いあるなぁ。ちょっとだけw曲の感想を。

Circle of Life
 伝説のOP。言葉が無くても全てが伝わる。
 圧倒的過ぎる迫力で身震いがする。盛り上げ過ぎ?

I Just Can't Wait to Be King
 マジか〜こんな曲だったのか〜ハピネスで流れる間奏しか知らなかった〜
 カッコいいけど、ジャクソン5に似てる気がするのは気のせい?

Hakuna Matata
 ドン底から救い上げてくれる曲。スワヒリ語で「どうにかなるさ」という意味らしい。
 そういやEaglesのTake It Easyを目覚まし音にしてたことがあるなぁ〜

The Lion Sleeps Tonight
 ちょっとだけ鼻歌程度に流れる曲。1961年 The Tokensの曲。
 自分的には、今ココwwwという感じ
 ジャングルを抜け出したいと思う程、王に魅力を感じなかった。
 誰にも連れ出されたくないなぁwww

物語の方は、序盤は名曲続きで盛り上がるけれど、後半サクッと終わりすぎかなぁ。虫ばかり食べていたシンバが、努力もせず、サクッと百獣の王として君臨するのは納得いかないなぁ。

ムーラン見た後だから、成長ストーリーに期待しすぎたのかも知れない。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

父と子の物語

冒頭の空から見下ろしたサバンナのシーンに、鳥肌が立ちました。

キャラクターの魅力も去ることながら、主役のシンバの生い立ちを通して、メインテーマの、「サークル・オブ・ライフ」が、見事に描かれています。

楽しさとドラマティックさを兼ね備えた展開に、全てのシーンが心に残る映画です。この作品を、父と息子で見れたら最高でしょうね。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 2

ootaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

なかなか深い

ディズニーの中ではかなりのレベルの作品だと思います。ガキの頃に見ましたが、大人になるとまた違う見方ができると思います。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 1

69.2 9 1994年度アニメランキング9位
ジーンダイバー(TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (32)
249人が棚に入れました
絶滅した生物の遺伝子を採取するためにバーチャル世界に赴いた主人公・唯が、バーチャルプログラムの暴走により齧歯類から進化したもう一つの人類・プグラシュティクの住む世界に飛ばされてしまう。彼らは人類を自らの存在を脅かす危険な存在と見なし、バーチャル世界へ侵入、人類の進化を妨害し地球の歴史から抹殺しようとする。今や唯一バーチャル世界に出入りできる人間となってしまった唯は、プグラシュティクの世界で出会ったパックやバーチャルセンターの仲間達の手助けを受けつつ、プグラシュティクとの間で地球人類の地位を賭けて戦うことになる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

生命進化史を通じて、人とコンピュータの在り方を問うた傑作SFアニメ!

90年代、NHK教育『天才てれびくん』内で放送されたアニメは良作揃いですが、
本作はその中でも、一番心に残っている作品です。

量子コンピュータ内に創造した、生命進化の歴史を再現したバーチャル世界。
古生物学にも精通したSF作家監修の元、構築されたアニメ世界で、
約2億年ごとに繰り返された大量絶滅等のターニングポイントに立ち会う…。

その時点で既に、恐竜好き、古生物好きの私は大歓喜ですが、
本作の凄い所は、そこからさらに生命史を通じて、
人とコンピュータの今後についても示唆した点です。

後半から展開は、{netabare}仮想現実であるはずのバーチャル世界と現実のリンク。
生命史に介入していたコンピュータ知性体の存在の暴露と対峙。{/netabare}
というとてもお子様向けとは思えない、超ハードなSF展開を見せます。

正直、{netabare}バーチャル世界の現実化{/netabare}の絡みで用いられた量子力学の理論については、
今でも私は、科学的に説明する知識を持ち合わせておりません(苦笑)

さらには {netabare} 、有機物と無機物…どちらを生命体に進化させるかという、
分岐点におけるコンピュータ知性体との攻防、やり取り{/netabare}により、
あらゆる物がコンピュータでデータ化可能になる中、
不完全な有機生命体がどう存在し、コンピュータと向き合っていくのか。
という重厚なテーマにまで踏み込んでいきます。

本作で示された大量絶滅の仮説については、
現在ではより説得力のある説が提示されており、
例えば{netabare}そこに何者かが介入したという想像の余地は狭まっています。{/netabare}

だが、一方で人とコンピュータとの関係性の部分については、
遺伝子を含むあらゆる情報がデータ化され、仮想空間が拡大し、
人が自分たちの姿に似せた、人工AIのプログラムという〝奇特な"趣味に走る。
など現実が本作に追いついて来たことで、
テーマの重みが増している感すらあります。

本作を含む〝バーチャル三部作"は実写、CG、アニメの融合も特徴となっており、
CGアニメ開拓期の精神を知ることができる点でも貴重な作品。

私にとっては今なお、不動のマイベストアニメです♪

投稿 : 2024/09/14
♥ : 20

watawata さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

恐竜惑星の後番組 これは本当にあなどれないぞ!

恐竜惑星の後番組として制作された作品。

第二弾という事もあり格段にストーリーが練りこまれています。生命の起源とはどのようなものだったのか?当時(1994年)の最新データを基盤に作成されています。

当時大学生だった私もうーんなるほどと感心して見ておりました。

作品の構成はアニメパートと実写パートに分かれておりおり
言っちゃいけないですが実写パートは子役の売り込みタイムのですので見る価値ないです。(少し言いすぎたかも)

でわでわ

投稿 : 2024/09/14
♥ : 9

bana-g※更新減 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

子ども向け作品の皮を被った大人向けハードSF

幼少時のおぼろげな記憶にも割とよく出来た印象を残していたが
実際、トータルで観直してみると完成度の高さに唸ってしまった。


まぁ90年代半ばの作品なので映像面や小道具等のちゃちさが
気になる人はいるだろう。致命的に。だが、そんなマイナス面を
枝葉末節とすら感じさせるシナリオの練り込み具合、
SF設定でのスタッフの拘りは観ていていちいち感じ入る。


とっかかりはバーチャル世界のお話。
視聴者も初めはゲーム感覚で入ると思う。しかし、加速度的に話のスケールは大きくなってゆく。
バーチャル世界をコントロールするAIのサポートを得て発生するトラブルを解決してゆくごとに、
世界の謎もまた一つ一つ解き明かされてゆく。


話の広がり方と、物語の畳み方が息つく間もない、よく言えば無駄のない心地よいものだった。
この感覚は、そうだなぁ、漫画版の「封神演義」を読んだ時の楽しさに似ている。


封神演義は私的トップ5に入る作品だ。
本作にも勝る。残念ながら圧倒的に。違いを生み出しているのはビジュアル面だろう。
作品の善し悪しを絵のキレイさ一つで断じてしまうつもりは毛頭ないのだが、
まどマギをキャラデザの一点で敬遠してしまっていた人がいるように、重要なファクターを担っているのもまた事実だ。見始めてみると全く気にならないレベルなのだが、未視聴者には切り捨ての理由になってしまうかもしれない。

ここまで高度に発達したネット社会&アニメ技術の恩恵を受けて、
いま似たような作品が世に出れば、まず間違いなくヒットするだろう。
少なくともコアなファンは絶対に付く。
内容はそれくらいよく出来ている。

惜しむらくは、時代なのだ。
とはいえ、それもあの時代に放送されたからこそ今こうしてノスタルジーに浸っていられるのだから、うーんジレンマだ。

長年DVD化がされず、マスターテープの喪失すら噂されたこともあるらしいが、めでたくBOX化されている。機会があればぜひ観てほしい。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 8

69.1 10 1994年度アニメランキング10位
魔法陣グルグル(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (221)
1417人が棚に入れました
 壮大なストーリーにちりばめられたギャグ、可愛くてとぼけたキャラクターで人気を集めた衛藤ヒロユキのヒットコミック『魔法陣グルグル』のTVシリーズ第2弾。第1弾はコミックと同名で1994年に放映された。12歳の少女ククリは、伝説の闇魔法グルグルを操るミグミグ族の生き残り。ジミナ村の魔法オババの家で密かに育てられていた彼女は、魔王ギリを倒すために、憧れの勇者ニケと旅立った。以前はちょっと頼りないところのあったニケだったが、光魔法を覚えてからは精神的にも成長。そんな彼にククリの恋心はますます募っていくばかりで…。

声優・キャラクター
瀧本富士子、吉田小南美、緒方賢一、高乃麗、高木渉、萩原果林、西川幾雄、松井菜桜子、山本圭子、石川寛美、こおろぎさとみ、神代知衣、千葉耕市、天野由梨、安西正弘、鳥海勝美、横尾まり

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オタク教養的な?

いきなりなんですが、私は副業でせどりをしていたことがありました。簡単に言うとレアものを安く買って高く売るという商売です。そのレアものとかは、いわゆるセドラーの中でも自分の詳しいジャンルになってくるのですが、私の場合オタクもので、よく秋葉原の詳しい連中と談義する際、色々と勉強させてもらいました。

こんな事レビューに書くのもアレなんですがwオタク文化ってゲームなどを始め色々な文化や時代背景に影響し合っている事は存知だと思いますが、幾つものメディアを超えて育っていくものがオタク文化何て話をよくしていました。

VHSの時代とか撮れる時間が今よりもっと短いから、超工夫して録音したり、擦り切れる程見て暗記したセリフを張り合ったり、性能が悪いけどコマ送りの部分のトリビアなんかを張り合っていた、なんてことも。

そんなこんなで、オタクはオタクとして修業を重ねていて、制作側の方もそれに対抗するように、色々と切磋琢磨し合って今日の歪んだオタク世界が出来上がったと、談義しておりました。

そんな中で、本作魔法陣グルグルはパッと見子供向けなんだけども、そんな歪んだ世界を意識しているのかは知りませんがwオタク心をくすぐる作品です。エニックスが絡んでいることも合って、物語は勇者ニケと伝説のグルグル魔法使いククリとのRPG風ギャグファンタジーなんですが、ここにドラクエを始めとするパロがふんだんに取り入れられていて、分かりやすいパロから、上級者向けと、オタクを煽るように笑わせてくる。

それはゲームからある種一般教養的なモノまで多岐に渡って。このネタ分かるか?これはどうだ?ってな感じで、グルグルを始めとして、今ある不思議な日本のアニメは、単にアニメだけではなく広く知識を有しないと読みとけない、いわば知的な娯楽なのではないでしょうかw

投稿 : 2024/09/14
♥ : 42
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どうにもならない今日は せめて 笑い話に変えられますように♪

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ジャンルはギャグ。大体、(昭和のw)小4が笑うレベル。

まあ、そんなことはどうでもいいんすよ。

奥井亜紀さんの「Wind Climbing 〜風にあそばれて〜」。

アニソン史に残る名曲と思ってます。まだ聴いたことない人はぜひ、聴いてみてほしいっす♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1メロから、歌詞が深くてね~。

「誕生日を迎える度に、何を祝うのかがずっとナゾだった。見えなくなってしまったものは、二度とかえらないと知ったとき。年を経ることに後悔と、一日が過ぎていく恐怖を感じた」

って、子供が分かる歌詞じゃない(笑)

サビがまた良い。

「どうにもならない今日だけど、平坦な道じゃきっとつまらない。きみと生きてく明日だから、這いあがるくらいでちょうどいい」

いやいや、人生の挫折を知らんと分からんて(笑)

んで、Bメロ。

「脇道を独り歩く。そんな自分にみとれてみたり。歩き疲れたあの人へ、冷たい言葉を平気で放つ。調子づいてた小さな自分、風にあそばれて、やっとここに立っていた(中略)転んでできた、傷のいたみにみあう何かを求めたなら幻」

って、どんだけネガティブなんだよ(笑) でも、今なら分かる。世界は何処までも理不尽で、整合性がなく、無慈悲だ。

そこにきて、私が一番好きな歌詞。

「どうにもならない今日はせめて、笑い話にかえられますように」

今でもなんか仕事に失敗したり、辛いことあった時に、思わず口ずさんでしまうフレーズ。ここだけ、メロディも変わるんだよね。

あまり、「神曲」という表現は安易に使いたくないんですが、これは「神曲」と言いたい曲です。

しかもこのアニメ、「神曲」が2曲もあります。そう、同じく奥井さんの「晴れてハレルヤ」です。

「世界中の大好きを集めても、君に届けたい、思いに足りない」

なんて、素敵すぎるでしょ。

2つの曲に共通するのは、「つまらない世界も、君と共に生きられば、なんとかなる」という、力強いメッセージ。

このアニメ、ボーイミーツガールというか、ガールミーツボーイというか。

不完全でダメダメな二人が出逢って、共に旅してナンダカンダアリナガラモ、ナントカカントカしていくんです(笑)

ギャグですが、笑えるとか笑えないとかそんなことじゃなくて、微笑ましいし、癒されるんですよね。

郷愁なんです。心象風景の1つなんです。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/14
♥ : 40

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

くっさ!くっさああああああああああ!

作者の衛藤ヒロユキはドラクエ四コマ漫画も手掛けており、そのノリを継承して作られたのが、この『魔方陣グルグル』という作品です。RPG形式の世界観に対し、個性豊かなキャラがギャグをぶっこむ、RPGのお約束への現実的な視点からのツッコミ(例えば、民家に入ってタンスや壺を漁る等の行為への批判とか、他人が入ったダンジョンは既に宝箱が開けられているので、探索しても意味が無い!とか)も忘れてはおりません。今冷静になって考えると『とてつもなく、くっだらない作品』だったんですが・・・・w ギャグ主導の作品にしては設定が無駄に細かいのがまーた良いんですよね。あえてバカな展開で突き通すこだわりがあるというか。RPGでよく使われるメッセージボードがナレーションの役割を果たしていて、そこで笑わせるという手法も、テレビ番組でよくあるテロップみたいな感じで新鮮に映りました。今まであるようでなかったので、HITした理由も分かるような気がします。

下らなさが目立ってますが、前述した現実的な視点という特徴が活かされていて、ニケとククリの2人の関係が一番その恩恵を受けていますね。最初はそれこそちょっとしたハイキング気分で魔王討伐の旅に出かける2人ですが、色々な人との出会いと別れを経て、いつしか同じ時間を共有する事で、時にお互いの成長を確かめあったりするんです。その代表例として、私が一番心に突き刺さったのは、ククリのこの台詞ですね。

『せ、のびたよね、レベルアップ!
さいしょはおなじくらいだったけど、いつククリを追い越したか知ってる?』

グルグルの世界でもちゃんと時間が流れていて、ニケもククリも精神的には勿論、身体的にも立派に成長しているんだな~とちょっと、『はっ』とさせられたシーンでした。私自身ギャグが強い故に時折登場人物から発せられる会話に感情を揺さぶられて不意に現実に戻ることがたまにありました。これもグルグルの魅力です。子供の時には分からなかったんですけどねw

有名な話ですが、主題歌・ED共に素晴らしい曲揃いですね。メロディーが良いというよりかは歌詞がニケとククリの旅で経験した物語を、そして2人の希望に満ちた未来を表現しているのが、評価が高い要因かもしれません。

ふざけたイメージとは裏腹に、しっかりした作品です。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 27

68.8 11 1994年度アニメランキング11位
魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (215)
1171人が棚に入れました
人気作家集団CLAMP原作の初アニメ化作品。後半の展開は、少女漫画を基にした作品としては非常に珍しいロボットアニメとなった。東京タワーへ見学に来ていた女子中学生の光、海、風は異世界セフィーロへと召還される。そこで導師クレフより囚われのエメロード姫救出を依頼された彼女たちは、伝説の魔法騎士となって姫を虜にしたザガート打倒のために立ち上がる。だが、真に倒すべき敵はザガートではなかった?

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

少女たちの心の強さで世界を救う。バトルの王道のすべてが詰まった作品。

●はじめに
”カードキャプターさくら”など、有名作品がたくさんあるCLAMPが原作です。

この作品は、第1章(20話)と第2章(29話)に分かれています。

それぞれでストーリーの雰囲気がまったく違うので、1章と2章に分けてレビューを書きたいと思います。うん、長くなりそう!笑


●ストーリー
【1章】
獅堂光(しどう ひかる)、龍咲海(りゅうざき うみ)、鳳凰寺風(ほうおうじ ふう)。

3人はエメロード姫によって、セフィーロという異世界に召喚される。

エメロード姫は神官・ザガートによって幽閉され、セフィーロの平和を祈ることができず、世界は崩壊の危機に瀕していた。

3人は導師・クレフから”魔法剣士(マジックナイト)”となり、セフィーロを救ってほしいとお願いされる。


魔法、剣、ロボット…。バトルの王道がすべて詰まっています。戦うのは女の子だけど。

「戦士がお姫様を救い出して世界を救う…。まるで王道のRPGだわ。」
と、作中で海ちゃんが話していますが、まさにその通りです。

王道なのにおもしろい。わくわくする。まさにバトル作品の原点なのだと思います。

20年前の作品というのが信じられません。

今見ても普通に、というか期待以上に楽しめました。

原作を小学生の頃に読んでいたので、ザガートの真の目的など、ストーリーの核はなんとなく覚えていたのですが、

それでもラストは感動(;;)つい涙が…。


【2章】
異世界での戦いが終わり、元の世界に戻ってきた3人。

深い後悔と悲しみを抱えた3人は、何者かによって再びセフィーロに召喚される。

柱を失ったセフィーロを狙って3つの国が攻めてきていた。

3国は、セフィーロの新の柱の座を狙っていた。

新しい柱が決まるまで、セフィーロを守り切れるのか…?


2章はロボバトル展開が主でした。

漫画もアニメも、2章の途中でつまらなくなって見るのやめたんだよねー。

今思うと、2章はとても展開が遅く感じたことが原因かな。

セフィーロvs3国なんだけど、なかなかの膠着状態。

マジックナイト3人の別行動が増えてきて、それぞれのストーリーがあるから、軸のストーリーがなかなか進まない。

だから展開が遅く感じて、飽きてしまう。

ラストはさすがの展開でしたけどね。

特に最終話はよかった。これだけは、1章で終わっていたら感じることのできない感動でしたね。

【総評】
同じ作品だけど、1章と2章では雰囲気が全然違います。それを簡単にまとめてみると、
<1章>
・勢いのあるかっこいいバトル。
・ストーリーおもしろい。軽い。笑いも多い。
・展開がさくさく軽く進む。
・お姫様を救うために冒険する王道のRPG。
・あっという間。

<2章>
・戦うことの無常さを強調。
・ストーリー微妙。重い。進まない。
・展開が重くて胃もたれ。
・恋愛要素多い。イケメン多い。恋の矢印出過ぎで複雑。笑
・戦争。守る自国と攻める他国。
・長い。

ざっと書いただけでこんなに違う。

同じ作者、同じ作品でここまでテイストの違うものが出来上がるってある意味すごい。

●バトル
【1章】
1つ1つのバトルが1話の中で終わります。

下手に引っ張らない分、あっさり見れるのも見やすいポイント。

魔法も防具も武器も、戦いを経験する中でだんだん成長・進化していき、飽きることがありません。

戦う女の子、かっこいいなあ。下手な男主人公より、全然かっこいいですww

【2章】
1つ1つのバトルが長いです。「もういいよ~早く決着つけてよ~。」という感じ。

勝ち負けではなく、バトル中に何かトラブルが起きてバトル中断、後日再開、という展開が多かったかな。

1章ですべて出し切ったのか、魔法も防具も武器も、ほとんど成長しません。

その代わり、敵キャラや新キャラの術やロボットが見どころ。


●キャラクター
【1章】
この作品のすごいところの1つと言っていいと思います。

キャラが重厚。アニメオリジナルの敵キャラはいまいちだったけど。

主人公の3人は、ちぐはぐなようで、なんだかんだいいトリオ^^

元気で正義感に燃える・光。
やかましくてフェンシングが得意・海。
切れ者のお嬢様・風。

プラス、謎の生物モコナww

モコナかわいいよー、もふもふしたい。笑

そして旅の途中で出会う剣士・フェリオ。

このフェリオが登場するたびいけめんでテンション上がりすぎてやばかったwww

さすが少女漫画が原作、乙女心をわかってらっしゃるwwwww

【2章】
1章のキャラ+新しいキャラ。

キャラに関してはさすがというべきか、まったく勢いが落ちません。濃厚。そしてイケメン。笑

敵国のキャラもいいので、憎めなかったよ。

特にイーグルはよかったよ。何度「イーグルーーーー!!!」と心の中で叫んだか。笑

でもやっぱり1番は最後までフェリオだったな。風ちゃんがうらやましすぎてたまりませんww

そしてアスコットの変化には爆笑wwwwどう努力すればああなるんだよwwww

欲を言うと、全ての戦いが終了した後の、キャラのその後をもっと知りたかったな。


●作画
こればっかりは、20年という時間には勝てません(笑)

「おい、作画www」と突っ込みたくなることがありますが(特に1章)、それは仕方ないですね^^;

それでもバトルシーンはなかなかのものなのではないでしょうか?

後半は見ていてほとんど違和感なかったし。


●音楽
【1章】
OP「ゆずれない願い」は、今でもまったく色あせない伝説の神曲です。

私個人にとっても、思い出がありすぎて語りつくせない1曲です(笑)

聴いたことがない人は人生損してますよ!!!笑

ED「明日への勇気」も、久しぶりに聞いて大好きになりました。

なんと元気のもらえる曲!!明日からも頑張ります!!

【2章】
OP「光と影を抱きしめたまま」は、「ゆずれない願い」同様時代を越えても色あせないですね。大好きです。

2章の雰囲気にもよく合っていました。


●まとめ
全49話で、見るのになかなか時間がかかりました。

個人的には、1章はおすすめ。楽しめました。でも2章は見なくてもよいかな。

きちんとした完結を望むのであれば、頑張って2章も見てください。笑

投稿 : 2024/09/14
♥ : 25
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

CLAMP×ロボット×異世界召喚

◆総評:原作マンガは今読んでもかなりの魅力作だが、アニメはやや作品コンセプトに難有りか?

1994年~95年にかけて放送された少女マンガ原作・2章構成・全49話の長編アニメということで、さすがに最近のテンポ良く美麗なアニメばかり見慣れていると、脚本・作画・演出等いろいろと粗が目についてしまいました。
ただし、第一章のラスト2話は、かなり意外な展開で盛り上がるのと、第ニ章のラストも結構グッと来る良い展開なので、我慢して見る価値はありました。
全くの新規の方への視聴はお薦めできませんが、これまでCLAMP原作アニメを何本か視聴済みで、ファンになっている方なら、新たな発見もあって楽しめる作品かと思います。

◇以下、原作マンガ読了後の追記。

本作完走後、原作マンガ(『魔法騎士レイアース』(計3巻)、『魔法騎士レイアース2』(計3巻)の全6巻)の方も完走したので、アニメとの印象の違いについて若干の考察を加えます。

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『魔法騎士レイアース』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.4
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1993年11月号~1994年3月号、1994年5月号~1995年2月号(計15回)

アニメの第一章(計20話) ※個人評価 ☆ 3.6
放送期間:1994年10月~1995年3月(※登場キャラ&シナリオは基本的に原作準拠だがエピソードの水増しあり)

『魔法騎士レイアース2』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.3
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1995年3月号~1996年4月号(計14回)

アニメの第二章(計29話) ※個人評価 × 3.4
放送期間:1995年4月~11月(※ただし登場キャラ&シナリオに大幅な違いあり)
----------------------------------------------------------------

・上記のとおり、アニメの第一章は原作の前半『魔法騎士レイアース』にほぼ準拠していますが、第二章の放送が始まる頃には原作のストックが尽きており、この第二章は原作とは別シナリオの展開となっています。
・ただし、第二章のシリーズ構成&脚本自体は、マンガ原作者(CLAMPの大川七瀬氏)が行っているので、アニメ制作側が原作マンガのシナリオを改悪した、というわけではありません。

・原作マンガの方は、マンガの制作技術そのものが20数年前とさほど変化していない(※技術進歩の著しいアニメと違って、その頃から既に完成の域にあった)こともあって、今の基準で見ても相当な魅力作・力作と思いました。
・一方、アニメの方は、本作が制作された1990年代前半~中頃の水準ではシリーズ構成/脚本/作画/演出のあらゆる面に関してまだまだ完成度が低く、

(1) 第一章では、引き締まった内容の原作に、予め決まっている放送回数に見合うように、当たり障りのないエピソードを水増しして、結果的に作品内容を希釈してしまっている印象。
(2) 第二章では、そもそも原作には登場しない重要キャラを複数登場させ、シナリオ自体も原作とは大幅に違ったものに変えたが、その際に、原作の方に一貫して伏流し、アニメの第一章でもその片鱗の伺えたシナリオ&キャラ&世界観設定の「CLAMPらしさ」が大きく毀損されてしまった印象が強い。

・本作の監督を務めた平野俊弘氏は、どうやらロボット&アクション作品に強い方らしいので、登場キャラの心情推移の細やかな描写に魅力のあるCLAMP作品(※本作のように一見、派手なロボット&アクションものの顔をしている現作マンガの場合でも、実際には登場キャラの細やかな感情の動きの描写に魅力があってこそ人気が出たものと推測します)の監督としては、やや不適任だった気が個人的にはしました。

※以上、まとめると・・・

<1> 原作マンガの方は、今読んでも十分に楽しめる、内容の引き締まった魅力作と思いますが、
<2> アニメの方は、当時のアニメ化技術の未成熟に加えて、内容面でも原作マンガの魅力が大きく毀損されている感があり、残念ながら、原作マンガを読んでその熱烈なファンになった方以外には余りお勧めできる作品とは思えませんでした。

※なお、本作の数年後に原作マンガの連載が始まり、本作と同じく連載途中でアニメ化の決まった、同じCLAMP原作作品 『カードキャプターさくら』では、本作での経験を上手く活かした?原作者大川七瀬氏が、最初からシリーズ構成を全部担当してアニメ化に際しての制作コンセプトを予め確り打ち立てている印象で、NHK製作アニメという制作環境の良さも加わって、原作マンガ以上にアニメの方が魅力的な作品に仕上がっているように思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・光、海、風は揃って14歳(中学2年)
・信じる心が力となる世界セフィーロ
・ザガードは神官なので「猊下(げいか)」
・魔神=マシンつまりロボットなのか?それとも謎生物なのか?はっきりしない{/netabare}

◆作品情報
{netabare}
原作           CLAMP
監督           平野俊弘
シリーズ構成      まるおけいこ・中村修(第1話 - 第18話)、大川七瀬(第19話 - 第49話)
脚本           大川七瀬、まるおけいこ
キャラクターデザイン 石田敦子
メカニックデザイン   山根理宏
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー新社{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 魔法騎士レイアース (1994年10月-1995年11月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - 第一章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^^^^^^^^^^ OP「ゆずれない願い」、ED「明日への勇気」 ^^^^^^^^^^^

第1話 伝説のマジックナイト始動 ★ 伝説の魔法騎士セフィーロ召喚(光・海・風)、導師クレフの託言、光の魔法
第2話 沈黙の森の創師プレセア ☆ 創師プレセア&モコナとの出遭い、初めての武器、エテルナへの出発
第3話 謎の美少年剣士フェリオ ☆ 意思の世界、風&フェリオの共戦、沈黙の森脱出
第4話 執念の魔操士アルシオーネ ★ 海負傷、光奮闘、海の魔法、風の魔法 
第5話 伝説の鉱物エスクード ☆ 平面の泉、エメロード姫、アルシオーネ撃破
第6話 命をかけたプレセアの武器 ☆ セフィーロ崩壊の始まり、召喚士アスコット、召喚獣アトランテ襲撃、騎士の剣、プレセア死亡
第7話 捨て身のフェリオ砂漠の恋 ★ 剣士フェリオの迷い、召喚獣パジェロ、剣の成長(風)
第8話 召喚士アスコットの恐怖の罠 ☆ 魔物の跋扈する村、召喚獣ビガー(ひかり)、剣の成長(光)
第9話 マジックナイト最大の危機! ☆ アルシオーネの執念、海の迷い(東京タワー)、剣の成長(海)
第10話 よみがえる伝説の魔神セレス ★ 召喚獣カペラ、海の神殿、魔法騎士の証し(海)、第一の魔神復活
第11話 異世界セフィーロの魔神伝説 ★ 神官ザガート襲来、エメロード姫の救助依頼、フェリオとの再会、村人の襲撃、フェリオの機転
第12話 恐るべき幻惑士カルディナ ☆ 導師クレフ&エメロード姫の幻覚、海の召喚士アスコット説得 
第13話 この世界でいちばん大切なもの ☆ 金の亡者カルディナの懐柔 ※脚本いまいち
第14話 光、海、風のゆずれない願い ☆ 魔物は不安・恐怖の現実化、光の孤独な奮闘、魔法騎士への意思 
第15話 第二の魔神・空神ウィンダム ★ イノーバの策略(セラ、人質フェリオ)、魔法騎士の証し(風)、第ニの魔神復活
第16話 強敵!剣闘士ラファーガ ★ セフィーロ崩壊の危機、の親衛隊長 
第17話 イノーバの正体とよみがえる記憶 ★ 聖獣イノーバ、フェリオの素性・記憶の封印解除
第18話 最後の魔神・炎神レイアース ★ ザガート襲来、魔法騎士の証し(光)、最後の魔神復活 
第19話 対決!魔法騎士 VS ザガート ★ セフィーロの理(ことわり)、ザガートの魔神、合体魔法(光の螺旋)、「どうか、自由に」
第20話 伝説の魔法騎士! 驚異の真実 ★★ 姫の異変、姫の真意、帰還、三人の願い

 - - - - - - - - - - - - - - - 第二章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^ OP「キライになれない」、ED「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」 ^^^

第21話 出発(たびだち)と新たな絆 ★ 東京タワーでの再会、再召喚、クレフとの再会
第22話 セフィーロと三つの国 ☆ 柱不在のセフィーロ、プレセア・三魔神との再会、オーロザムの挨拶(イーグル)
第23話 オートザムの侵攻とランティス ☆ フェリオ&ラファーガ達との再会、ランティス(ザガート弟)&妖精プリメーラ登場
第24話 魔法騎士と戦艦NSX ☆ 避難民の少女ミラ、オートザム戻りのランティス、アルシオーネ再襲来
第25話 光と夢の中のノヴァ ★ アルシオーネの異変(邪悪な気配)、ノヴァの呼びかけ、イーグルとの対話、アスカ登場
第26話 魔法騎士とファーレンのアスカ ☆ ファーレン第一皇女アスカの幻術 
第27話 セフィーロの柱の秘密 ☆ 主を待つ王冠、光の夢に出てくる謎の存在(デボネアとノヴァ)
第28話 光とランティスの危険な旅 ☆ 城の外の世界、アルシオーネとランティスの出遭い  
第29話 イーグルと捕われた光 ★ NSXクルーと光の交流、極度に機械化された国オートザムの危機
第30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア ★ レガリアvs.レイアース、デボネア出現、折れた光の剣
第31話 チゼータの移動要塞と戦えない光 ☆ チゼータの侵攻 
第32話 海・風とファーレン・チゼータ ☆ 光の苦悩、巨大サイユン、海・風囚われる
第33話 光の願いとプレセアの秘密 ☆ プレセアの双子の妹、光の剣の再練成
第34話 光と引き裂かれた友情 ☆ 続き、イーグルの病気発覚
第35話 海とタータ・タトラの野望 ☆ 海とチゼータの姫たちの交流、風とアスカ姫の交流
第36話 風対アスカ! 命がけの弓勝負 ★ 風のアスカ説得、フェリオの風救援 
第37話 甦れ! 光の剣 ★ ノヴァ一時撃退、デボネア一時撃退、アスコット負傷
第38話 イーグル・セフィーロ城総攻撃! ☆ 戦艦NSXの砲撃、クレフの防御魔法の限界、オートザム機(FTO、GTO)vs.魔法騎士達
第39話 セフィーロ城 大混戦! ★ 魔物の城内出現、イーグル捕獲、デボネア王冠奪取失敗、エメロード姫の声
第40話 魔法騎士とひとときの安らぎ ★ 過去のセフィーロ(光の幻視)、柱が無くても花が咲く世界
第41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体 ★ ノヴァのランティス襲撃、王冠の鼓動、魔物を生み出すもの(恐怖心)の克服、光の恋心の行方
第42話 巨大サンユン VS NSX! ☆ アスカの成長(セフィーロの柱断念)

  ^^^^^^^^^ OP「光と影を抱きしめたまま」、ED「いつか輝く」 ^^^^^^^^^^

第43話 王冠の部屋と柱の記憶 ★ デボネアの所在、王冠の変化、柱の有資格者
第44話 真剣勝負! 海 VS タータ・タトラ ☆ チゼータの敗北宣言、セビル&アルバ登場
第45話 絶体絶命! ランティスの危機 ☆ ノヴァの正体、ランティスの躊躇い・負傷 
第46話 光・衝撃! ノヴァの真実 ☆
第47話 真の柱は!? 光か、イーグルか!? ☆ 
第48話 果てしない戦い! ★ イーグルの自己犠牲
第49話 勝利への道! 信じる心が開く明日! ★ 対デボネア最終決戦、セフィーロの新しい出発、帰還{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)22、☆(並回)26、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.5 



============= 魔法騎士レイアース OVA (1997年7-12月) ============

全3話 ※未視聴
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 個人評価 

ED 「All You Need Is Love」

投稿 : 2024/09/14
♥ : 25

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界アニメにハマり始めた時期の名作。現代の異世界ジャンルに物申したい。

今でもOP覚えてて歌えますね。


「ゆずれない願い」

「明日への勇気」「キライになれない」
「光と影を抱きしめたまま」

「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて」
「いつか輝く」

いい曲ばかりです。


OVAの「All You Need Is Love」が地味に好き。

このアニメは今考えればオーパーツみたいなアニメで、カラー分けされた個性のまったく違うヒロインたちが、
異世界召喚され、伝承の勇者となり、振りかかる困難を打ち破り、徐々にレベルアップし成長していく様を見せる。
よくアニメが良いか原作が良いかでもめることがあるのですが、それも面白い部分で、差異がハッキリしてる。

アニメではメカデザインのプロが手がける「魔神」と呼ばれる機械仕掛けの意思を持つ兵器が戦うことが多い。
他にも主要人物がストーリー半ばに亡くなってしまったりと、原作ほど何もかもが綺麗に仕上がるわけではない。

原作は、美しい女性や男性を繊細に描写し、戦闘で血を流し困難に見舞われてもなお、凛とした立ち姿を見せる。
アニメでは、男の子も視聴に耐えうる少年漫画的な表現やスピード感もあるが、その分禍々しいデザインもある。
制作環境や客のニーズに、時代考証を鑑みた時に納得ですし、作者側とアニメスタッフの連携があっての両作です。

でも、アニメで明かされない設定や登場人物の良い関係がとても好きなので漫画を読んで幸せになって下さいなw

曲としての完成度が高い現代のアニメソングではなく、“顔”とも言える作品のためだけに作られた名曲の数々は
このレイアースを語る上で無くてはならないアニメ版の骨子ともいえるものですし、この作品が好きだからこその
原作とアニメの両方をじっくり見て聞いて世界に浸ることが楽しかったですね。

何度観てもやっぱり好きだなーと思う部分。ふしぎ遊戯や十二国記でも思うのですけど、“東京”つまり現実世界
に帰ってきた時の主人公たちをアニメーションで観ている時がほんとに好きだなと思います。多分BGMや背景美術に
声優の演技、漫画版より詳細に長尺でやるなど、アニメならではの空気や楽しさが好きなのでしょうか?

最近の異世界モノでザンネンだなと思うのが、現実世界をドロップアウトしたい「欲」からくるものが多いので、
当時の異世界モノと違って現実世界でのエピソードやどちらの世界にも感じる郷愁を描かない点が少し物足りない。

お互いに無いと寂しい事柄があって、現実世界に帰ってきた時のカップラーメンの味(笑)や、世界の移り変わり、
仲間や恋人、打倒するべき悪などの、異世界で待つ人々。なんなら、やっぱ現実はクソゲーだなと再認識でも良い。

侘び寂びとは少し違うのかもしれませんけど、せっかく魅力を持たせられる要素を排除したのは痛いですよね。
でもこれは簡単な話なのかな?とも。この頃の作品を見ていた人達が異世界から帰りたい!と騒ぐ主人公達を見て、

「俺(私)だったら現実なんて捨てて、この世界に永住するのに…(だから、騒いでる主人公たちが煩わしい)」

なんて思いから、今のテンプレートが出来たかもしれないw 時代ごとに移り変わる流行りは興味深いものです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 21

68.8 11 1994年度アニメランキング11位
劇場版美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人(アニメ映画)

1994年12月4日
★★★★☆ 3.8 (26)
224人が棚に入れました
 巷に一大ブームを巻き起こしていた変身ヒロインアニメが、晴れて二度目の劇場アニメ化。 車に轢かれそうになったところを助けてもらい、命の恩人であるその青年・宇宙翔に恋してしまった黒猫のルナ。彼には宇宙飛行士である恋人・姫子がいたが、病に侵された自分は余命いくばくもないと悟っていた。だが、以前拾った流星の結晶が人間の生体エネルギーを吸い取っていることに気付いた翔は宇宙から飛来する侵略者スノー・カグヤの存在を察知。姫子の身を案じ、月へと向かう彼女を制止しようとするが力尽きてしまうのだった。スノー・カグヤに立ち向かうセーラー戦士たちに勝機はあるのか? そして、翔を想うルナの心は何をもたらすのだろう? シリーズ第3作『S』の劇場版ということで、新たな人気ヒロインはるかとみちるも登場するが、出番は多くない。代わりに本作で主役級の扱いなのはなんとルナで、あっと驚く人間姿への変身を見せてくれる。
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

乙女心かぐや姫

セーラームーンレビュー、いつか書こうと決めていました。

女の子でも負けないこと、恋をすることの素晴らしさ、切なさ、憧れ。
どこかに王子さまが居ること、
セーラームーンから乙女心を沢山教えてもらいました。

この映画は、そんな恋心を描いています。
子どもの頃に何度も観て、もう一度大人になってから観ました。

うさぎちゃんのそばにいる黒ネコのルナ。
ルナはしっかり者で、ドジなうさぎちゃんをいつも叱っています
そんなルナが人間の男の子に恋をします。
けれど、その男の子のそばには、宇宙にいくような才能ある彼女さんがいます。

ルナが乙女なんです。
本当に女の子は、好きな人の前ではあんなに可愛らしくなるのですね。
とてもいじらしいのです。

{netabare}
「キスの味ってどんな味なの?」
ルナがうさぎちゃんに聞きました。

私このシーン、子どものときドキドキしましたよ!
キスの味ですよ。幼い私には刺激的でした。
うさぎちゃんが言うとこによると甘いそうです。
甘いんだ…なんて思ったのを覚えています。

そしてうさぎちゃんの想い人、タキシード仮面こと地場衛、
うさぎちゃんが言うには、まもちゃんの素敵なところは
自分(まもちゃん)の興味ある話しを一生懸命話してくれるとこ、だそうです。

ほんとうですよね。とっても素敵。
楽しそうに話す表情はみとれてしまいます。
文章でも素敵。
ここの部分は大人になった今、分かる気がします。


冬にもってこいの敵です。
雪女のような技を使います。

「永遠に溶けぬ氷の中で、なんの悩みもなく静かで穏かな世界にしてくれる。」

でもそんなセリフにうさぎちゃんは

「私たちは恋をすれば失恋もする。
片思いで苦しんで、夜も眠れなくなるときがある、」

「でも、生きているって感じるの!!」

心凍てつかせれば苦しみも悲しみも感じませんよね。
けれどそれでは死んでいるのと同じなんです。
生きているから切ない、苦しい、痛いんですね 泣

そう考えたら私今、生きてますね。
いいですね!生きてるって。
{/netabare}



変身シーンは大満足な仕上がりです。
もちろんこの作品で、全セーラー戦士が変身します。
みんな美しい、そしてかわいい。
私の中ではセーラーウラヌスの変身シーンが最高に格好いいと思ってます。
ちびうさは、かわいくてギュッてしたくなる仕草で変身するんですよ。

タキシード仮面のお決まりの登場もしびれますよ。
「セーラームーン、今だ!」
決めゼリフです。
一瞬サンタ仕様になっていましたが、やはりマントかっこいい。
実は、タキシード仮面は変身能力がないらしく自分で着替えてると噂です。

{netabare}
人間の女の子になって彼に想いをうちあけたい
そんなルナの願いをうさぎちゃんが願うのです。

「一晩だけ…ルナをかぐや姫に変えてあげて。」

なんて素敵な奇跡なのでしょう…!
涙出ました。。

ルナが人間の女の子になるシーン
ため息が出るほどキレイです。

そしてルナは彼の前に立って「かぐや姫よ」と告げるんです。
そして、ふたりきりの宇宙旅行。
夜明けをみます。

あなたは愛する人のために生きて
好きよ 私のスペースマン

そしてルナからキスをするのです。

想いを伝えるだけでも十分なのですね。
たとえ両想いになれなかったとしても、宝物のような一夜ですね。
ルナがとてもいじらしく可愛らしかったです。


その後白ねこアルテミスが待っていてくれました。
なかなかいい男…いや、いいネコですね!
{/netabare}

うさぎちゃんのドジも相変わらずでおもしろくて、
亜美ちゃん、レイちゃん、美奈ちゃん、まこちゃんとの掛け合いも楽しかったです。


{netabare}
私が幼稚園~小学生年頃かな。セーラームーン観てました。
そしてなかよしという雑誌、夢中になりました。
セーラームーンが載っていたからです。
ルナが人間の女の子になったところ、自由帳によく描きました。
もちろん三日月に座ってるポーズで。
頭のてっぺんから足の先までぜーんぶ可愛くて大好きでした。
{/netabare}
女の子お勧めの映画です。
ピュアな乙女心です。
男の子もこの映画を観れば乙女心を掴めると思います。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 20
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

強い想いが起こす月夜の奇跡。

美少女の戦隊物・バトル物の先駆けとして有名なセーラームーンにおいて、
迫力のあるシーンの連続で高く評価された劇場版R。

それに対してかぐや姫を題材に、ほぼバトルなしにロマンスのみで構成されたのがこの作品です。

このお話がセーラームーンシリーズで一番好きです。
作画も滑らかで美麗な出来栄え、素晴らしいです。


今回の主役はセーラー戦士ではなく、うさぎのお付きの黒猫ルナです。
そして彼女が宇宙翔(おおぞらかける)という青年に恋し、人間になりたいと願う想いが奇跡を起こす・・・というようなお話です。


翔には名夜竹姫子(なよたけひめこ)という恋人が居て、彼女との関係でルナも翔も思い悩んでいる。
三角関係の様相を呈しています。翔と姫子の大人な恋愛もロマンチック。
名前がどちらも一見すると変な感じですが、本編を通しで見ると素敵な名前に感じられるはずです。

どうしてルナが主役なんだ、と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いつも陰ながらうさぎ達を支えているのにほとんどスポットが当たらないなんて不憫ではないですか。
ルナのようなキャラクターにも愛着をもって作品作りしてくれるスタッフの愛が僕はとても嬉しいです。


ルナが大変いじらしくて、翔への一途な想いに思わず目頭が熱くなります。

猫だから近づくことができるけど、猫だから恋は成就できない・・・・。だから人間になりたい。
こういうお話ってけっこうフィクションだと良くある題材ですよね。

でも本編での堅物なルナを見てからこの映画を見るとそのギャップにやられるんです。あれ・・・ルナってこんなに乙女だったんだ、って。

衛と仲睦まじいうさぎの姿を見て瞳を輝かせるルナ。
姫子を想う翔の姿を見て意気消沈するルナ。


季節は冬。ルナの、翔への届かない想いが寒空に響く・・・。
とても切ない想いにさせられます。

ルナの翔への想い。
{netabare}
翔と人間になって付き合いたい、ではなく人間になって彼を助けてあげたい。「私のことはどうだっていいの。彼の力になれたら・・・。」
この考えが非常にルナらしいと思います。多くは望まないから、他人の幸せを願うって中々できることではないです。
{/netabare}

報われない恋を報われないまま終わらせないため、セーラームーン達が奔走する雄姿が眩しいです。
真っ白な街の情景と人の温もりの温度差が心地いい。
前作と同じくセーラームーン達の友情パワーは壮大です。


そして、奇跡が起こるんですね。
正直ここで泣かない人はいないんじゃないかと思います。
素敵すぎますもの、かぐや姫。
{netabare}
翔を連れて夜空を飛び出し想いを伝えるかぐや姫。
そして重なる二人の唇・・・。
常に自身の想いを抑え込んできたルナの、一夜限りの本音。


素敵な奇跡の後、空港でのルナとアルテミスのやり取りも泣けます。
アルテミス、やればできるじゃんって(笑)
{/netabare}

ED主題歌の『Moonlight Destiny』も感動、感動、実に感動的な曲です。
本当にセーラームーンは凄い曲ばかり作ってくれます。
朝川ひろこさんの歌声、素敵です。



こういう、ストレートな純愛モノは本来苦手です。
100万人が泣いた!みたいに宣伝されてるドラマとか、直視できません。

でも、なんででしょう。この映画は見入ってしまします。
アニメだから、ファンタジーだから、オーバーな演技でも違和感なく見ていられるんだと思います。
元々のセーラームーンのキャラクターや作品世界の魅力も大きいですし、その雰囲気が色濃いからこそ面白いんです。


アニメでしか出来ない純愛ファンタジーの傑作。
何度見ても高い完成度に驚かされます。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 5

アガパンサス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

連想させる・・・

かぐや姫がネヘレニアみたいで・・・
う~ん・・・

投稿 : 2024/09/14
♥ : 1

68.6 13 1994年度アニメランキング13位
逮捕しちゃうぞ(OVA)

1994年9月24日
★★★★☆ 3.8 (35)
239人が棚に入れました
墨東署交通課に勤務する婦警、辻本夏実と小早川美幸。
並外れた怪力を持つ夏実と知性派の美幸は、コンビを組むことになった…。そんな対照的な二人が、さまざまな事件に挑む!

藤島康介の人気コミックを原作にしたOVA。
原作にはなかった夏実と美幸がコンビを結成するまでのエピソードも描かれている。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

90年代中盤としては、トップレベルのクオリティ♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
3期、劇場版まで続く、「逮捕しちゃうぞ」シリーズの一作目。時系列的には1期の最初の部分にあたるので、ここから観るのがオススメです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作画は時代を感じさせるものではありますが、時代に関係なく「綺麗」だと思えるはずです(特にメカ類の作画は)。この時代のアニメをあまり観ていない若い世代にとっては、ある意味では新鮮な驚きがあるかと思います。

ストーリーとしても、メインの二人(夏実と美幸)のキャラがよく描かれており、ストーリーと合わせ、かなり面白いです。是非オススメしたいですね(シリーズNo.1のオススメ度)♪

※詳細は1期に書きました。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/14
♥ : 18

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

夏美♪足ブレーキ!!

原作は1986年同タイトル。1994年にOVA化。

1995年2月全4話 以降のアニメ他の原点?

1996年10月TV版放送開始全51話

1999年3月特別編1「逮捕しちゃうぞ Special」全21話

1999年『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』劇場公開

2001年4月「逮捕しちゃうぞ SECOND SEASON」全21話

2002年3月特別編2YOU'RE UNDER ARREST〜逮捕しちゃうぞ〜」

2002年10月実写ドラマ全9話

2007年10月「逮捕しちゃうぞフルスロットル}全24話

昔からある凸凹コンビ警察ものを、ミニパトに乗る婦警に
置き換えて破天荒に愉快痛快なコメディタッチで描く作品。
色々なパロディーが多く含まれ、マニアックな描写も多い。

結果的にこの作品自体パロネタにされることも多い様です。
このアニメのパロを含む作品から此方を視て、更にネタ元
を探すのも面白いかもしれません。

二人の婦警のコミカルなトークと署内や白バイ隊他個性豊か
な人々や、街の住民等とのハートフルな交流等を描きつつ、
交通違反者を追いかけナンセンスなカーチェイスをコミカル
にシリアスに描き分けている。

乗物系のメカデザはデティールに拘っていて可成りのもの。
キャラデザなどは最近の萌え系とは違い個性がある。

スリリングなカーチェイス等はアングルや心理描写等の演出
とデティールの高い車体や計器類の描写で補っている感じ。
基本的にはナンセンスなコメディ風ドラマを視ている感じ。
海外の警察ものや白バイドラマのノリ?

初期のOVAでこのレベルだと、後発の作品程期待ができる。
1期だけで51話続いたのだから当然かな?全120話位?

恋愛要素は不可欠w 「仲直りを目的にした逢引を命ずる!」
部署を挙げての一大プロジェクト?こういうの好きだな♪

足ブレーキについては可也古典的なパロですが・・ドアを
開けて両足で・・というのは流石に新しかった気がする。


辻本夏実(玉川紗己子)墨東署交通課の女性警察官。巡査。
正義感は強いが破天荒で快活な性格。並外れた体力と怪力。
愛車モトコンポ。酒好きで酒乱。

小早川美幸(平松晶子)墨東署交通課の女性警察官。巡査。
頭脳明晰で論理的思考力と洞察力が高い。時々暴走する。
愛車トヨタ・スポーツ800。手先が器用でメカフェチ気味。

二階堂頼子(小桜エツ子)墨東署交通課の女性警察官。
ゴシップとそれに絡む騒動が大好きなトラブルメーカー。

中嶋剣(島田敏)墨東署交通課の白バイ警察官。
自称“墨東の白き鷹”常にサングラス姿。質実剛健の大男。

課長(政宗一成)交通課課長 警部

投稿 : 2024/09/14
♥ : 2

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

OVA版がシリーズ最高

本作は婦警さんにスポットを当てた日常アニメ……と言うには色々と破天荒だけど、
そんな破天荒なノリが当時はかなり面白く見られて特に夏実と美幸のコンビはキャラが立って魅力的でしたし、
また内容も夏実と美幸の出会いが描かれた1話と2話の首都高でのカーバトルは印象的で、
それと作画のクオリティもOVAという事を考慮しても90年代では破格のクオリティでした。

【評価】

88点・2A級

投稿 : 2024/09/14
♥ : 1

68.4 14 1994年度アニメランキング14位
ストリートファイターII 劇場版(アニメ映画)

1994年8月6日
★★★★☆ 3.8 (63)
295人が棚に入れました
人気格闘ゲーム「ストリートファイターII」のすべてのエキスを集結させた劇場用アニメ。
世界征服をたくらむベガの野望に格闘家たちが立ち上がった。
壮絶な戦いの中、宿命のライバルであるリュウとケンの二人が繰り出す新必殺技「双龍(ダブル)波動拳」がベガを襲う…。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

恋しさと切なさと心強さと

スト2世代ならおそらく見てるであろうと思い出映画。
お話はお粗末ですがなかなか熱い漢アニメ。
んなことより、春麗のシャワーシーンが良かったり(笑)
当時大ヒットした篠原涼子の「恋しさと切なさと心強さと」がここぞという時に流れ、熱くさせる。

ブルースリーの映画まんまだったりするけど、原作からしてそうだしね。
名曲だけは廃れない。小室さん何してるの。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 15

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

羽賀研二さん実刑判決

放映時期は私が高校3年生のとき
受験生だというのに
願書出すだけで合格する学校に
進学が決まっていたので
お構いなしで、
バンバン格闘ゲームにハマっていました。


学校帰りに友達とゲーセン行って
家に帰ってRPGやって
ビデオに録ったアニメ観て
屁こいて寝る
といった生活を送っていました。

ピリピリしている他の受験生に
『ゲーメスト』というゲーム雑誌に掲載されている
連続技をレクチャーしたり
『果し状』を送りつけてたり
『ストⅡ』等のゲーム大会に出場するから、
見に来いと誘ったり・・・・

今考えると、ぶん殴られてもおかしくないくらい
邪魔ばかりしていましたが、
被害者のクラスメイトは
良き思い出としての
青春メモリアルになっていることでしょう。


さて、そんな『格闘ゲーム』というジャンルに
ブームを巻き起こした
『ストリートファイターⅡ』が
映画化されるということが決まりました。

それまでは、色んな漫画家さんや同人作家さんが
『ストⅡ』の漫画を描かれた作品がありましたが、
今回は公式の映画です。

主題歌は当時、音楽業界でブイブイ言わせてた(死語?)
小室哲也さんプロデュースの
『愛しさと せつなさと 心強さと』
小室さんはこの後もしばらくブイブイ言わせますが
2009年に5億円詐欺事件により
懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡されます。

歌うのが篠原涼子さん
正確には『篠原涼子 with t.komuro』となっています。
今は篠原涼子さんと言えば名女優の印象がありますが、
当時はバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』に
出演していて、このままいわゆる『バラドル』に
なっていくとばかり思っていました。
そんな印象を覆したのがこの曲です。
『ストⅡ』の放映前に音楽番組などで紹介され
初めて聴いても「これは絶対売れる」と思いました。
日本の音楽史に残る名曲です。

声優は
主人公の『リュウ』は清水宏次朗さん
我々の世代はビーバップハイスクールの
ヒロシの印象が強烈すぎます。

リュウの親友兼ライバルの『ケン』は羽賀研二さん
当時、辰ちゃんでお馴染みの梅宮辰夫さんの愛娘
梅宮アンナさんとのごちゃごちゃしたいざこざで
ワイドショーを賑わせていました。
そんな羽賀さんも詐欺・恐喝未遂の罪で
2013年3月28日付で実刑判決(懲役6年)
が確定しました。
代表作は『サギ師一平シリーズ』

正直、声優に期待はしていなかったものの
羽賀さんは、なかなかアニメっぽい演技でしたよ。
さすがサギ師・・じゃなかった元俳優と言った感じですかね。


作画はとにかく凄いと思いました。
格闘のバトルシーンに
『重さ』が伝わってきます。
作画だけではなく音も関係していると思いますが、
カプコンらしいこだわりだと思います。

ストーリーは、まあ、ありきたりな部類に
入ってしまいますが、
そんなの関係なくゲームのキャラが
ほぼ忠実にアニメになっている喜びの方が強くて
当時私の耳には、文句やいちゃもんが
届いてきませんでした。
その為、ゲームに思い入れが無いと
ストーリーはつまらないと感じるかもしれません。
決して、ゲームやってないと解からない
という意味じゃありません。



余談

春麗大好きな私としては
シャワーシーンのティクビや下着姿で闘うより
いつものチャイナ服でのバトルが観たかったのですが
賛同者はいません。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 14

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愛しさと切なさと糸井重里ォォォ♪  

一定年代の人間に知らないものはいない有名映画。
格ゲー最盛期と小室哲哉時代の到来を告げた作品です。
元TPD?だったけ。で当時誰コレっていう篠原涼子の主題歌、売れままくりです。ありえないくらい。
CDもってないのに歌詞覚えちゃうレベル。
カップリングのEDがアニソンらしくて好きです。

当作品は版元のカプコンが直接指揮してたはずなんです。
原作ゲームのストーリー重視でガイル&チュンリーが主人公。
かなり珍しいケースかも?でもさすがです。

本来のリュウ、ケンはそこまででしゃばりません。
リュウのライバルはサガットさんですし。
リュウケンコンビの友情が物語ですし。

シャドルー壊滅をお話の軸にしてあるので、ガイル、春麗はベストチョイス。ガイルさん強かったし・・。
二人とも主役張れる人気と性能の良さ持ってた。
おかげでこの手の作品でありがちな無茶な詰め込み、改変による世界観の崩壊がほとんどありません。
多少無理はしてても、ほぼゲーム通り。グッジョブベリーナイス。

印象的なのが強かろうが大体ピンチになって助けてもらうのがヒロインの王道。
チュンリーさんは違うで・・いつでも勝ちにいくのですよ。
伊達に『すべての男達は私の前にひざまづくのよ! 』なんていう黒歴史、厨二病を持ってません。
貴方を使って勝てなかった私にはクンフーが足らないみたいですね。Ⅲの中足鳳翼扇目押し、結局できなかったな。

TVでもそうでいしたが拳を極めし者の彼がカメオしてます。
最後のほうだったかな、妙にごっついコロ助を探してみてくださいませ。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 13

68.4 14 1994年度アニメランキング14位
モンタナジョーンズ(TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (24)
177人が棚に入れました
時代は1930年代。ボストンで航空貨物会社を経営するモンタナ・ジョーンズは、従兄弟のアルフレッド・ジョーンズの上司・ボストン自然科学博物館のギルト博士からの指令を受け、偶然知り合ったメリッサを連れ、3人で古代遺跡に眠る伝説の秘宝を求め世界を股にかけた冒険に出発する。行く先々では秘宝の収集家のゼロ卿達がそれを虎視眈々と狙っており、モンタナ達はゼロ卿の野望を打ち砕くべく大活劇を繰り広げる。

声優・キャラクター
大塚明夫、中尾隆聖、岩男潤子、吉田理保子、津久井教生、大友龍三郎、桜井敏治、チョー、滝口順平

テッチ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

共同開発

アメリカからの許可が下りないからDVD化しないらしいです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 1

68.0 16 1994年度アニメランキング16位
装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端(OVA)

1994年3月21日
★★★★☆ 3.8 (32)
196人が棚に入れました
アストラギウス暦7247年、キリコとフィアナが眠りについて32年が経過していた。ギルガメスとバララントの両国家による激戦が展開する中、負傷した兵士を前線から後方へと送り届けるコールドカプセルの一群の中に、キリコとフィアナを収めたカプセルが紛れ込んだ。ギルガメス連合に属する惑星マナウラの衛星軌道に浮かぶ宇宙工場群コンプラントで2人に蘇生処置が行われキリコは蘇生するが、フィアナは蘇生不良状態のまま何処へか連れ去られてしまう。フィアナを追い求めるキリコは、汎銀河宗教結社マーティアルの権力闘争に巻き込まれていく。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

愛の逃避行の行き着く果て

本編のレビューを書いたので、こちらも。
ボトムズ終了より10年経ってから作成された、本編の正式な続編にあたります。
キリコとフィアナがその後どうなった?
ファンなら誰もが気にしながらも、一方でそのまま触れないままにして置いて欲しいとも思うアフターストーリー。
人気のあった名作の続編って、難しいと思います。

で、本作はどうであったかというと、私個人は「イイ!」と思いました。
キリコは、やっぱりキリコだった。
フィアナもフィアナらしかった。
前作の雰囲気を壊すどころか、作品カラーを純粋に継承しながら新キャラを出したりできている所が良い。
戦闘シーンもボトムズそのもの。キリコの強さも変わっていない。
なんかねー、見ていて嬉しくなっちゃいました。
嗚呼、キリコが帰ってきた・・・・ってね。


ストーリーは賛否あろうかと思いますが、これで良かったと思います。
キリコの宿命とは軽いものじゃない。
そして「触れざる者」へ関わった者の宿命も然り。
そんな結末に納得です。


・・・・・・また続編作るための、布石だな?
とか、言っちゃダメでずそw(事実がそうだとしても)

投稿 : 2024/09/14
♥ : 4

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こんなのボトムズじゃないわ!ターミネーターよ!。

 ターミネーター3よりずっと前にそれっぽい女サイボーグを登場させたことは面白いが、正直折角キリコを蘇らせた割には…なova。5話しかない物語なんだからそれに収まるサイズの「ポケ戦」のような話にするか、アトムの復活的な話を十分な話数を使ってやって欲しかった。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 2
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛すよ、愛

ここら辺から某社に権利がアレしたんですよね、確か。
で、 {netabare} バンダイがフィアナを殺したんだと古いボトムズ好きはプンプンしたという時代背景がw {/netabare}

このシリーズでアレギウムというギルガメス・バララント両陣営に浸透した宗教が出て来る訳ですが、まさかボトムズで宗教の話が出て来るとは私は思いもしませんでした。
まぁボトムズ本編が神とその後継者って話ですから、考えてみれば宗教が出てきてもおかしくは無いんですけども。

んで超雑に言うと、そのアレギウムが止せばいいのにキリコにちょっかい出してきてフィアナまで連れ去り、"余計な事"してしまいキリコぷんぷんと言う話ですw

私が雑に書くと全く見る気にならないかもしれませんが、ここにアレギウムの新法王を巡るネチネチした派閥争いとか、「秩序の盾」テイタニアのお話が絡んできて、物語的には面白いです。私は好きですね。
ペールゼンファイルとは路線が違いますね。

 まぁ話の筋は探せばいくらでも見つかると思うので私は書きませんけど、見どころとしては初登場のATのエルドスピーネとオーデルバックラーですかね。
詳しい設定は知りませんが、アレギウムが絡む話にしか出てこないATなのでアレギウムの機体なんでしょう。どことなくバララントの極初期のATブロッカーに近い気も。
そんでスコープドッグの改修バージョンのバーグラリードッグすね。
ドロッパーズ・フォールディングガンって長砲身の武装が付いてますが、ダグラム見てた世代ならリニアカノンっぽくて妙に懐かしい感じ。

どうもボトムズのレビュー書こうと思うと書きたい事だらけで全くレビューの体裁整わないのですが、他の作品同様本編見ないと??だと思いますので若い方がつまみ食いで視聴するのはお勧めしません。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 1

67.9 17 1994年度アニメランキング17位
新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO[ゼロ](OVA)

1994年4月1日
★★★★☆ 3.8 (47)
263人が棚に入れました
 ハヤトが絶好調の第12回大会。しかし第5戦イギリスグランプリで、ハヤトはランドルとクラッシュしてしまった。それは「ZEROの領域」と呼ばれる、ドライバーの全神経を極限まで高める感覚に目覚めたハヤトが、感覚に振り回されて引き起こしたものだった。 重傷を負ったハヤトは年内かけてリハビリに集中。事故のトラウマから逃げるためにレースをやめてあすかと婚約するが、自分の気持ちに嘘はつけきれず、悩んだ末に復帰を決意する。 ハヤトはみきたちスタッフやあすかの支えで事故の後遺症を乗り越え、競争力のない旧型マシンと化したアスラーダでどうにか13回大会を戦っていく。

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

更なる高みへと…

(2013.5/1)
全8話から成るOVA。

人は完璧じゃないからこそ、完璧を求めてしまう。
だが、完璧な人生なんて無い。時には距離を置く事も必要となってくる。

レース中心でストーリーが展開すると言うよりは、人間の弱さと強さを描いた形でレースはそれを乗り越える為のキッカケと言った所でしょうか。

「何も無い…」加賀の言葉が意味するものは?

無印、11(ダブルワン)と続けて観てきましたが、この作品(ZERO)はかなり良いです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 4

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

11(ダブルワン)よりもこっちの方が面白かったwww

オリジナルアニメ(OVAです)
全8話

あらすじ・・・
新世紀GPXサイバーフォーミュラのあらすじを見てくださいな。
大まかなあらすじは一緒です^^

さて感想を
さてさて、サイバーフォーミュラシリーズも3作目^^

今回は全8話で全ての話数が非常に濃い内容でしたwww
見応え十分!!

ネタバレはしたくないのであまり書きませんが、主人公のハヤト君たちがかなり成長しています^^
作画が現在主流の作画になってきてますし、作画だけでもかなり大人っぽく物語が進みました。

で、さすがガンダムSEEDの監督をした人ですね。
(あ~~~~SEEDのネタってここから来てるんだ)って思うシーン多数^^

SEEDが大好きな私にはたまらなかったですwww

TVシリーズや11(ダブルワン)に比べ、作画と音楽はかなりパワーアップしていました。
燃える展開&萌える展開にきゃあ~って感じですwww

レース:恋愛の対比も50:50ぐらいで良い感じです^^
個人的にはTV版、11(ダブルワン)より高評価な作品でした。

このシリーズまでくると現在放映中のアニメと比べても見劣るどころか、勝ってますね^^
作画崩壊もほとんどなく、熱い展開に女性の私でもかなり引き込まれましたwww

男性にも女性にもお薦め出来る作品なので、ぜひご覧くださいな。

これから見てみようかなって思う人は
TVシリーズ→ダブルワン→ZERO
と見てくださいね。続編で続いてますので、途中から見ると人間関係が分からなくなると思いますので^^

さて私は今から続編のSAGAを見ます!
色んな事に期待しています(笑)
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

では最後に一言
絶望した~!こんな名作があったことに絶望した~!!
昔の作品でも、現在のアニメより良い作品ってあるんですね~~
これからは昔のアニメだからと言って切り捨て無いようにします~!!

投稿 : 2024/09/14
♥ : 4

atsushi さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

挫折

TV~11~ZEROとシリーズ3作目、全8話。

ストーリーの中の落とし方と上げ方が、東映の子供向けと違ってサンライズの大人向けアニメ。

2話で打ち切りとかだったら逆に面白かったのに(笑)

こういうサンライズは好きだ。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 1

67.5 18 1994年度アニメランキング18位
勇者警察ジェイデッカー(TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (23)
177人が棚に入れました
2020年、小学生4年生の友永勇太には、誰にも言えない秘密の友達がいた。それは警視庁がハイテク犯罪に対抗するため製造中の新型ロボット、デッカード。工場に忍び込んだ勇太と出会い交流することで、心を持ったロボットとなったのだ。だが、完成披露イベントの前日に、デッカードは今までの記憶を全て消去されてしまう。翌日、デッカードのお披露目パレードの最中、死の武器商人がデッカードを奪いに来た。電源を落とされ抵抗できないデッカードが奪われそうになったそのとき、勇太の叫びに反応してデッカードは記憶を取り戻し自ら起動。本来想定されていた以上の能力を発揮し、犯人を逮捕した。その事実を重く見た警視総監冴島十三は、特例として勇太を世界初の少年警察官に任命する。勇太はデッカードはじめ刑事ロボ達のボスとなり、特殊刑事課「ブレイブポリス」として難事件に立ち向かう。

声優・キャラクター
石川寛美、大友龍三郎、根谷美智子、梁田未夏、古澤徹、森川智之、立木文彦、巻島直樹、置鮎龍太郎、山崎たくみ、星野充昭、優希比呂

葉都 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ハート to ハート

潜入捜査のために女装した主人公・勇太の画像がツイッターで回ってきて、そのあまりの可愛さに見始めたのですが(不純すぎる…)ストーリー、キャラクター、声優、作画等々申し分ない素晴らしいアニメでした。

・ストーリー性
「HEART to HEART」という曲がOPに使用されており、その言葉はこのアニメ全体を通したテーマになっています。本作は主人公勇太との出会いによってロボットのAIに心が芽生えることからストーリーが始まります。ロボットと人間が心と心を通わせて、正義とは何か、何のために戦うのかを悩みながら事件解決のために力を合わせる・・・そんな熱い物語です。熱いロボットアニメが好きな方に是非オススメです(まぁ有名な勇者シリーズのアニメなので、ロボット好きな方で本作を見ていない方は少ないかもしれませんが・・・。)

・個性豊かなキャラクター
人間味溢れるロボット刑事達がとても魅力的だと思います。ロボット達は、心を持つロボットであるが故に生じる葛藤や苦悩を、一つずつ解決し、成長していきます。
主人公以外の人間との交流について多く描かれているというのも、本作の特色であるように感じました。ロボット達が、それぞれに心を通わせた大切な人たちを守りたいと願って戦う様は感動的です。

・倫理感や社会問題、正義の在り方への問い
ロボット達が所属するブレイブポリスが立ち向かう事件は、バイオテロやロボット犯罪、宇宙人による侵略、災害など多岐にわたります。何でもありな未来の設定の中で、生命倫理などに関する多くの問いかけが含まれているように感じました。
未来のバイオ技術で作られた人間やアンドロイドは生命として扱われるべきか?心を持つロボットの命は人間の命と同等の価値を持つか?ロボットと人間の友情や恋愛は成立するかなど、いろいろ考えさせられる内容も多くあり、大人でも楽しめました。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 2

67.1 19 1994年度アニメランキング19位
ママレードボーイ(TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (167)
1011人が棚に入れました
主人公の小石川光希は、ある日いきなり両親から笑顔で「私たち離婚することにしたの」と告げられる。突然の話に驚き慌てつつも何か怪しいと思った光希が問い質すと、ハワイ旅行に行った際に松浦と言う夫婦に出会い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ち、ちょうどいいからお互いパートナーを交換してそれぞれ再婚しようということになったと言うのだ。しかも相手側の松浦夫妻の息子も含めてみんなで一緒に暮らそうとまで言い出す始末。あまりに非常識な両親の言動に怒った光希は、その松浦夫婦との顔合わせの食事の際に何とか離婚を阻止しようとするが、結局食い止められず、新松浦夫婦と新小石川夫婦に、それぞれの子供である光希と遊を含めた6人の奇妙な同居生活が始まる。

声優・キャラクター
國府田マリ子、置鮎龍太郎、金丸淳一、山崎和佳奈、太田真一郎、丹下桜、石田彰、久川綾、田中一成、田中秀幸
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

とある番組でケンコバさんが述べていた、少女漫画あるあるのまんまです(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
「甘くて苦い~マーマレードだけど気になる~♪」 というOPが、いまだに耳に残ってます。音楽の力って凄いですね! 内容は、ほぼ忘れました(笑) 確か小学校の時、日曜の朝だかにやっていて、妹と一緒に観ていた気がします。

どうやら、実写化されるようですね。思い返してみれば、確かにクレイジーな家庭ですよね(笑) わりとずっとドロドロトロトロしていたストーリーだったと思うけど、どこの部分を実写化するのかな?


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
以前、「にけつ」という番組で、ケンドーコバヤシさんが、「少女マンガは悪魔の教科書だ」と叫んでいましたw

理由は、「少女マンガのヒロインは、初めから一途に自分のことを好きでい続けてくれる、すげぇ優しい幼なじみとは、絶対に最終的には付き合わないから」だそうです。確かに(笑)

ケンコバ「そんな幼なじみより、女にモテモテで、最初は自分をバカにする嫌なやつが、ちょっと弱みせたり、傷ついていたりするだけで、「アイツ意外と……」って、すぐになびくやん。しかも、その嫌なやつとちょっと上手くいかなくなったら、思い出したように優しい幼なじみと付き合い初め、そのくせ、「ごめん、やっぱり私、アイツじゃなきゃ……」っ、一方的にフルやん? なんやねん! なに男の純情もてあそんどんねん! 俺みたいに、優しいだけが取り柄の男はどうしたらいいねん!」って、ぶちギレしてました(笑)

分かるわ~、って思いました(笑) 以前、妹の少女マンガをいくつか読みましたが、確かにこのパターンが多い。もしかしたらこれが、少女マンガのテンプレなのかもしれませんね。

このケンコバさんの話を聞いた時に真っ先に思い浮かんだのが、このマーマレードボーイでした。別に文句はないです。空想に浸るのがアニメの良さだし、我々男が観てるアニメの方が、もっと己に都合の良い話ばかりだし(笑)
{/netabare}

今回はこの、少女マンガ界に対するケンコバさんの提言を紹介したく、レビューしました(笑)

投稿 : 2024/09/14
♥ : 42

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミュージカル的な作品でした。(実写映画化ですってね、ビックリ!)

実はですね、本作関連のアルバムだけで10枚くらい出てるんですよ。何故かそのほとんどを持っているんですが…(笑)。

OP/EDは主人公の小石川美希役の國府田マリ子さんが歌っていますが、本作では主人公以外のメインキャストにも「キャラソン」があるのです(当時、そんな言い方はしてなかったと思いますが)。

本編中で各キャラの心情に合わせてキャラソン、キャラソン、またキャラソン…。

BGMも充実し、とんでもない数の作曲がされたわけですがアルバムのライナーノート見る限り、プロデューサー直々の意向だったようです。

ストーリー的には、義兄妹(同学年ですが)とか、幼なじみとか、教師と生徒とか、三角関係とか、遠距離恋愛とかおよそラブコメ全部乗せみたいな感じですね。最近の深夜アニメの話数では無理ですが、こいつは日曜の朝枠で通年だったので尺は大丈夫。

あにこれの「あらすじ」にあるイカれた設定の小石川光希(こいしかわ みき)と松浦遊(まつうら ゆう)の両親たち4人は、作中でまとめて「両親's」(りょうしんず)と呼ばれていました。

『りぼん』連載の原作も人気作だったようで、今、主人公の子供世代が新主人公の続編マンガが刊行されています。

2017.8.22追記:
アニメとは直接関係ありませんが、実写映画化されるという情報があってビックリしました。原作マンガは20年以上前の作品ですのにね。まあ、アニメよりもだいぶん尺も短いことですし、全然違った感じにはなるのでしょう。

♪だ・け・ど・気になる~

投稿 : 2024/09/14
♥ : 29

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キミトドからの流れで・・

思い出してしまった。
少女マンガといえばこれというイメージが子供心に植えつけられた。
正直TV版はかったるい。遅い。毎度三角関係、ドロドロの修羅場かキスシーン、作画崩壊やオトナの事情もある。
原作もいろいろシガラミがからんでるそうですが。
さくさくっと終わるので全然いいです。
設定がめちゃくちゃ乱暴ですが法律遵守なのが笑えるんですね・・。まぁ同棲はねえよ・・。

国府田さんはツインビーのころから好きだったけど、本作の少女マンガチックな演技、演出がきらいでひたすら、亜梨実ちゃん押しだった少年時代の日曜朝。
そして名曲のOPを聴くとケンコバの顔しかでてこないオトナの今。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 7

67.1 19 1994年度アニメランキング19位
無責任艦長タイラー特別編 ひとりぼっちの戦争(OVA)

1994年10月1日
★★★★☆ 3.7 (20)
95人が棚に入れました
吉岡平原作の人気SFコメディのOV化。脚本は「ポポロクロイス物語」などで監督を務めた真下耕一が担当。「世紀の決戦」と呼ばれる戦いから数ヵ月後、戦艦「そよかぜ」の艦長タイラーと乗組員たちはすっかり平和ボケし、ダレた生活を送っていた。その時、ラアルゴン帝国は新兵器を開発、タイラーたちは新たな戦いに挑むこととなったが、あっさりと捕虜になってしまい…。

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

人は条件付けで愛したり信頼したりするから
裏切られると感じる

愛とか信頼は
そんな条件付きの物じゃ無い

タイラーは
失う事を恐れない無償の愛を持っているのですね。


視聴後、余韻が残ります・・・

投稿 : 2024/09/14
♥ : 10

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

成功したヤン・ウェンリーなタイラー。

 大好きなタイラーのova。いつか見ようと思っていたが見逃していたので視聴。TVシリーズ最終回ほどではないが、やはり変わらない良さがある。古いキャラデザではあるが、時代を超えて良い物は良い!。話もタイラーらしい締め方といって良いだろう。それにしても、アザリンちゃんは良い女になってしもうたのう…。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 5

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ラアルゴン VS そよかぜ

2021.4.7 視聴完了。

そよかぜ一行がラアルゴンの捕虜になってしまう話。

本作はコメディーよりも恋愛に寄っている感じ。
本編(TV版)が安易にエロにいかないところが高評価だったのに
今回そうきますか・・・
あと個人的な不満はドムが悪役だったことかな。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 4

67.1 19 1994年度アニメランキング19位
GATCHAMAN(OVA)

1994年10月1日
★★★★☆ 3.8 (11)
49人が棚に入れました
 72年に放送され、タツノコプロ不朽の名作として名高いシリーズをリメイクしOV化。キャラクターデザインは梅津泰臣が担当。さらに洗練された画風に変わっている。地球政府を企む悪の秘密結社ギャラクターは著名な学者を次々と誘拐していた。それを知った南部博士は科学忍者隊ガッチャマンに出動命令を下す。上空に現れた巨大な竜巻雲を見つけたガッチャマンたちはその中にギャラクターが造ったトータルキングを発見する…。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一つになり切れない地球 今日も博士の眉間にシワが寄るw(※OVA版『GATCHAMAN』のレビューになります)

【物語 4.0点】
各話40分程度の中編エピソード全3話にて、
「科学忍者隊ガッチャマン」と、
地球征服を目論む秘密結社「ギャラクター」との決戦を描く。

短い尺に全100話を越えるオリジナルの要素を詰め込んだため構成はすし詰め。

ですが、その中でもガッチャマンのSF設定等に説得力を与えようと奮闘した跡は見られ好感できます。

ギャラクターのように人類に対して圧倒的な科学力を有していても尚、
犠牲を伴う全面戦争のリスクは避けたい。
それ故、まず着手するのは人類組織内部への侵食。
高度な科学知識という誘惑による人類の科学者の懐柔など。

ギャラクター首領カッツェも{netabare} 人類に提供した工作資金を横領した裏切り者を電気椅子で処刑する{/netabare} などの面倒も厭わず、
今日もせっせと狡猾で邪道な世界征服計画の遂行に勤しんでいるのであります。

SF、政治劇を盛って、侵略者やギャラクターへの内通者が暗躍する舞台を整える。
その上で、人類の叡智・南部博士が内憂外患により眉間にシワを寄せながら、
秘密作戦の切り札として堂々宣言する「その名は科学忍者隊。コードネーム・ガッチャマン」
台詞回しに溢れるこのケレン味。一部のマニア心に突き刺さります。

自作は“中二病”だと恥ずかしがってネタに走っている内はまだまだ。
本作みたいに世界征服も変身ヒーローも大真面目に語るからこそ面白いと再認識させられる良作です。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・タツノコプロ

OVA化に当り、科学忍者隊の攻撃機「ゴッドフェニックス」を始め、
メカニックは山根 公利氏(『Gガンダム』『無限のリヴァイアス』など)により鋭角が目立つ当世風デザインにリニューアル。

時は1994年。CGはまだ黎明期。
「総裁X」の巨大目玉等にCGが使われた以外は、複雑なマシンの造形も手描きで構築。

私は描くの面倒な機械類はCGでいいじゃんと思ってしまう怠惰な人間ですがw
このCG前夜に極まった手描きメカ作画。そして爆発描写。
無数の装甲一枚一枚に至るまで積み重ねて手描き再現した巨大兵器に特攻する、
ある種の狂気すら感じるアニメーションに魂が震える同志はきっと少なくないはず。


それでいてメカ描写で作画カロリーが枯渇しないのがOVA企画の長所。
太眉の科学忍者隊の少年少女たちだけでなく、
ギャラクターと駆け引きしたり、籠絡されたりする大人たちにも濃い目の顔面が並び、
彼らと舌戦を繰り広げる南部博士のシワは増えるばかりですw


【キャラ 4.0点】
科学忍者隊ガッチャマンの5人。
最初の所作で、視聴者の脳内で瞬時に記号化させるデザインは明快。

ジュンの大型バイク、ジョーのキャンピングカーと、
任務外の“オフショット”設定も凝っており、
最終話EDでは本編で使い切れなかったと思しき私服カットが投入されファッションショーの様相w

ガッチャマン・リーダー・健と“レッドインパルス”の親子関係、
一匹狼ジョーの生き様、ジュンから健への片想い……。
掘り下げる尺が限られる中でも、熱くなれる要素は厳選されています。


カッチェ率いるギャラクターの幹部陣。
デビルスネーク隊長など大仰な冠り物を臆面もなく装備し、
ガッチャマンを始末したと豪語しては、仕留め損ね、
科学忍者隊のミッション・インポッシブルを通してしまう。
墓穴、失態のお約束も上々w


【声優 4.5点】
総裁X役の田中 信夫さん以外キャストはオリジナルから一新。

惹き付けられるのがベルク・カッチェ役。
塩沢 兼人さんの中性的な妖艶ボイスに、
女性変装時は折笠 愛さんの声も当てながら、
ギャラクター首領の神出鬼没ぶりを好表現。

『おはよう忍者隊ガッチャマン』では朝飯ついでのネタキャラとして消費されたカッチェですがw
CV.塩沢さんのカッチェに「総裁はお怒りだ」と叱責されるのは背筋が凍るハラスメントです。

その他、南部博士役の沢木 郁也さんなど、
絵空事のヒーローバトルを重厚化するだけの渋いボイスが揃った布陣が作品を下支え。


【音楽 3.5点】
音楽制作には米国のソウルシーンからモーリス・ホワイト氏を迎え
大人の鑑賞にも耐えうるOVAを志向。

ED主題歌もホワイト氏ら提供による洋楽バラード「Let`s Fly」が起用され、
お馴染みの主題歌「ガッチャマンの歌」の水木 一郎さん歌唱によるリメイクを次回予告に押しやる。

総じて上品にまとめた劇伴、主題歌でしたが、
個人的に、この設定・世界観なら軽快なBGMより、
クラシック、ロックの重低音で泥臭くいった方が良かったかなと感じました。


【付記】
公開後しばらく作品未登録だったジブリ映画『君たちはどう生きるか』のビジュアルとガッチャマン1号が似ているからと言って、
ここを『君たちはどう生きるか』レビュー(現在は引っ越し済)の仮置場にしてしまった私。

作品ページ見ている内にこのガッチャマン面白いんじゃないか?と思い挑んで見ましたが、
予想以上の良作で驚きました。90年代OVAはやはり侮れません。

この度は、別作品の感想記入という無礼を働いてしまったことを、伏してお詫び申し上げます。


最後に、先月7月1日に逝去されたオリジナル『ガッチャマン』プロデューサー・九里 一平氏
ことタツノコプロ第3代社長・吉田 豊治氏のご冥福をお祈り致します。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 4
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

間違いなく不遇な扱いの名作

近年制作された「ガッチャマン クラウズ」ほどオリジナルと乖離していない、比較的原作に忠実にリメイクされた90年代の新生ガッチャマンです。


何故もっと評価されなかったのか・・・何故打ち切られてしまったのか・・・心底疑問です。

以前見たポリマーのリメイクは打ち切りでも納得できるものではありました。アクションやデザインは良かったですがシナリオ面に難があったので。


しかしこちらのGATCHAMANは全体的にクオリティが高い。特に1話を見て興奮しないファンはいないはず・・・と思いたいです。(元祖ガッチャマンは所々しか記憶にないので言い切れないのが無念です)

1話、あの世界を股にかける秘密結社ギャラクターと、5人の勇気ある若者で組織された科学忍者隊が、真っ向からぶつかっていく熱い展開。

2話、ギャラクターに引き裂かれた親子の意外な形での再会、そして共闘。

3話、ベルク・カッツェと健(ガッチャマン)の死力を尽くした最終決戦。


もう、熱くなりっぱなしでした!

打ち切りのせいで謎をいくつか残したまま終わってしまったけれど、せめてあと3話あれば大分違ったはずです。


何より特出しているのが、メカデザイン・メカ作画の素晴らしさ。

5人それぞれの固有メカ、そしてゴッドフェニックス。

ギャラクター側のメカ、1話のタートルキング・2話の移動要塞・3話のデビルスネーク。

どれもインパクトのあるデザイン・そして緻密な作画。

これ目当てに見ても後悔しないと言い切れるレベルでした。メカにあまり興味がない自分でも興奮してしまいました。


ガッチャマンらしいアクション、あの隼のように華麗に動き回る素早さと一人一人の特徴ある武器や技。そして科学忍法!

これもヌルヌル動くもので、見応えがありました。


ガッチャマンを演じる小野坂昌也さんとカッツェを演じる塩沢兼人さんの声色がセクシーでたまりません。

特に痺れたのが最終話でのガッチャマンのこの台詞。
{netabare}
「お前たちギャラクターの野望を挫くためならば地獄の底からでも蘇ってやるぜ!」
{/netabare}

根谷美智子さんと折笠愛さんの二人も同上。

唯一みみずくの竜(G-5)を演じていた立木文彦さんには違和感がありましたが、大体敵も味方も問題なかったです。


音楽ですが、これも単体でも聴けるほどの完成度なのに勿体ない・・・。

モーリス・ホワイト、ビル・メイヤーズのお二人。

これが梅津さんのリアルな作画と絶妙にマッチして異様な迫力を出しています。

ED主題歌の「LET'S FLY」。合ってるかどうかは別として凄く良い洋楽。洋楽好きの方にもおすすめです。

水木一郎さんが歌う「ガッチャマンの歌'94」もカッコいいんですよ。ただ次回予告の間ちょろっと流すだけなのがこれも勿体ない(笑)

こっそりPV置いておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=9GHAyPcd3vg


何がダメだったのか考え続けた末、もうこれは元々のコンセプトの段階でミスマッチなんだと悟りました。

リアルなキャラデザの渋い作風でやろうとする新しい試みと、タツノコヒーローが合わずに違和感が浮き彫りになってしまう。

そのせいで90年代のリメイク作品はどれも埋もれていったんでしょうね。

とりあえず、次はキャシャーンを見てみます(笑)

投稿 : 2024/09/14
♥ : 9

66.9 22 1994年度アニメランキング22位
BLUE SEED ブルーシード(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (71)
528人が棚に入れました
『BLUE SEED』(ブルーシード)は高田裕三の漫画。1994年にテレビアニメ化された。 藤宮紅葉の姉は他界した。紅葉はそう信じていた。ある日、紅葉は謎の生物達に狙われる。そこに草薙護が助けに入った。実は、紅葉は奇稲田姫(くしなだひめ)の生まれ変わりであり、草薙は草薙尊(くさなぎのみこと)の生まれ変わりであった。紅葉と草薙を狙う奴等の正体とは?